Category: 塾ニュース|生活

待機児童解消へ大阪「特区」提案

大阪府と大阪市は待機児童対策として、府内市町村の保育士の配置や保育室の広さの基準を緩和する国家戦略特区の制度案をまとめた。「保育ママ」ら地域の人材を生かし、保育所や職員不足の解消を目指す。国は4月から、子の年齢や人数に応じて定める保育士の配置基準の3分の1までは、小学校や幼稚園の教諭資格などを持つ人で代替可能とした。大阪府・市はさらに、市町村の研修を受け、自宅などで子どもを預かる保育ママや保育士を補助する子育て支援員も活用できるように提案する。松井一郎府知事が近く、石破茂地方創生相に提案する。

千葉・市原・四街道の3市、保育所共同整備

千葉、市原、四街道の3市は4月19日、子育て支援で連携すると発表した。保育所を3市共同で整備したり、市民が保育所を互いに利用したりできるようにする。隣接する自治体の資源を有効活用することにより、待機児童対策を進める狙いだ。3市は早ければ今夏にも、保育所入所要件を緩和し、他市の住民が利用できるようする。これまでは保育所のある自治体に在住・在勤していなければ子供を預けることができなかった。要件緩和で市境付近の住民らが隣の自治体の保育所を利用できるようになる。

杉並区、保育定員2000人増 今年度

東京都杉並区は2016年度に区内の保育定員を2000人規模で増やす。区立の学校や公園などの土地や建物を活用し、認可保育所の整備を中心に進める。17年4月には待機児童ゼロを目指す。同区の16年4月の保育定員は約9700人で、17年4月には1万1700人程度に拡大する計画だ。定員は09年に比べ2倍になる。待機児童は15年4月に42人に減少したが、入所希望者の増加など16年4月は136人に増えた。17年4月に待機児童が500人を超すとの推計が出たため、増員数の上乗せを決めた。今後は必要経費を詰めた上で、補正予算案を編成する。

サッカー リオ五輪み合わせ決定 男子はB組

リオデジャネイロ五輪男女サッカーの組み合わせ抽選会が4月14日、マラカナン競技場であり、6大会連続10度目出場の日本はB組に入った。B組は2大会ぶり7度目の出場となるナイジェリア▽6大会ぶり5度目の出場のコロンビア▽6大会ぶり10度目の出場となるスウェーデン−−の3カ国。日本は23歳以下(U23)アジア選手権で優勝したが、ナイジェリアもU23アフリカ選手権を制し、スウェーデンは欧州予選1位で通過。コロンビアは南米予選で2位となり、大陸間プレーオフで米国を降して本大会切符を手にした。

首都圏の鉄道網、24事業「評価」 国交省が整備計画

交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)の小委員会は4月7日、東京圏の鉄道網について2030年ごろの将来像を示す答申案をまとめた。1都3県で新線や延伸など計24事業が「意義のあるプロジェクト」とされ、地元自治体などから歓迎の声が上がった。ただ「需要や採算の十分な見極めが必要」と注文も付いており、各構想の実現までの道のりは長い。答申は00年以来16年ぶりで、4月中に正式決定する。

生活保護、2カ月ぶり減少

1月に生活保護を受けた世帯は前月より884世帯少ない163万3301世帯だった。受給者は前月より2191人少ない216万3394人で、ともに2カ月ぶりに減った。厚生労働省が6日、速報値を公表した。受給世帯(保護停止中を除く)の種類でみると、高齢者世帯は前月より883世帯増の80万6606世帯となった。全体の49・6%を占め、増加傾向が続く。

合宿で窃盗容疑、元従業員を逮捕 志賀高原のホテル盗難

長野県山ノ内町の志賀高原の「ホテルサニー志賀」で1月、スキー合宿中の女子高校生約170人の貴重品が盗まれた事件で、同県警は4月7日、ホテルの元従業員、高山憲一容疑者(47)=山ノ内町夜間瀬=を窃盗などの疑いで逮捕した。逮捕容疑は1月7~8日、ホテルに侵入し、現金約101万円と財布など493点(約288万円相当)を盗んだ疑い。このホテルでは昨年8月にも、早稲田アカデミーの合宿に参加した中学生約340人の財布などが盗まれる事件が発生。県警は、高山容疑者が関与した疑いが強いとみて捜査している。

日本で一番長い普通列車が復活 岡山駅〜下関駅

日本一の乗車距離をもつ普通列車がJR山陽線に登場した。岡山駅から下関駅までの363.0キロを走る「369M」。3月のJR西日本のダイヤ改定で、これまで最長だったJR北海道の滝川発釧路行き普通列車「2429D」の308.4キロを超えた。JR西によると、岡山―下関間を単一列車番号の定期普通列車が走るのは、2002年以来となる。「369M」は、115系電車の4両編成で、毎日午後4時17分に岡山を出発し、各駅にとまって、午後11時50分に下関に到着する。所要時間7時間33分。

日本初の木版世界地図  江戸初期に製作  福山市で公開へ

江戸時代初期に日本で初めて木版で製作されたといわれる世界地図「万国総図」と、外国人の姿を描いた「世界人物図」が、広島県立歴史博物館(同県福山市)に寄託された資料から見つかった。2つの図は、同市出身で、米証券大手メリルリンチの日本法人で会長を務めた守屋寿さんが寄託。ともに1645年に当時の長崎で製作されたとみられ、縦134.5センチ、横57.6センチ。2つがセットで残っているのは山口県下関市の博物館だけだった。広島県立歴史博物館は10~11月に一般公開する予定。

JR東「カシオペア」臨時列車で復活

東日本旅客鉄道(JR東日本)は4月6日、3月に上野―札幌間の定期運行を終了した寝台特急「カシオペア」の客車を使った臨時列車を走らせると発表した。旅行会社のツアー専用車両とし、東北地方や北海道の周遊、食事サービスを売り物にする夜行寝台列車の旅などを企画する。6~7月の土曜・休日を中心に運行。東北・北海道を周遊する「カシオペアクルーズ」は3泊4日で20万~40万円程度の価格を想定している。上野―札幌間の夜行寝台列車に食事サービスを組み合わせる「カシオペア紀行」も企画する。詳細を詰め、4月中に販売を始める。