Category: 塾ニュース|生活

保育定員442人、板橋区が拡大 来年度、当初計画比

東京都板橋区は9月26日、2017年度の保育定員について当初の計画から442人分増やすと発表した。区内の待機児童数が今年4月時点で376人と高止まりしているため、認可保育所の増設や改築などで定員をさらに拡大する。同年度末に待機児童ゼロを目指す。区議会9月定例会に提出した補正予算案に、認可保育所の整備にかかる補助金など約5億5千万円を盛り込んだ。追加で整備するのは私立認可保育所3カ所。加えて保育所の改築や定員の見直しなどでも定員増を見込む。

隠れ待機児童、都内に1万9千人 国が詳細公表

厚生労働省が待機児童をめぐる詳細を今月公表し、都内で認可園に入れなかった「隠れ待機児童」が4月現在で約1万9千人いることがわかった。区市町村が公表してきた待機児童数の2・2倍となる。厚生労働省によると、都内の隠れ待機児童は1万8719人。都内では認可園の整備が進むが、前年比で2234人増えていた。待機児童は8466人(前年比652人増)だった。

四ツ谷駅前の再開発着工、UR・三菱地所が31階建て複合ビル

都市再生機構(UR)と三菱地所などは9月6日、JR四ツ谷駅前(東京・新宿)の「四谷駅前再開発事業」の起工式を開いた。施行者はURで、事業パートナーとして三菱地所などが参加する。総事業費は約840億円。計画地は四ツ谷駅の北西の外堀通り沿いで、財務省の宿舎や新宿区立小学校の跡地などを含む約2.4ヘクタールを一体的に整備する。オフィスに加え商業施設と住宅、教育施設、公益施設の計5つ機能が入る。建物の延べ床面積は約13万9700平方メートルに及ぶ。地上31階建ての複合ビルを2019年度に完成させる。

保育所・児童手当ネット申請、来夏可能に

政府は2017年夏から、インターネットで保育所の申し込みや児童手当の申請手続きを済ませられるサービスを始める。マイナンバーの個人向けサイト「マイナポータル」を活用し、申請を受け付ける地方自治体に利用者の情報が届くようにする。全国の自治体の参加を促すため導入費補助も検討する。共働きの女性などの負担を少しでも減らし、子育てしやすい環境を整える。マイナポータルは17年1月に運用を始める予定だったが、同年7月に遅れる見通し。運用開始にあわせて保育所の申し込み、児童手当の申請ができるページを設ける。

保育所・幼稚園「第2子から無料」広がる 自治体が独自制度

兵庫県明石市は9月から、世帯の所得を問わず第2子以降の認可保育所や幼稚園などの料金を無償化した。秋田市は今年4月2日以降に生まれた第2子以降について、認可保育所や認定こども園、幼稚園を無料にした。世帯の納税額や第1子の年齢などに条件がある。香川県坂出市は第1子が保育所や幼稚園に通っている場合、所得に関係なく第2子の保育所や幼稚園の料金を無料にした。岡山県備前市は第1子から所得を問わず保育所や認定こども園、公立幼稚園を無償化した。

 国は条件付きで第2子の料金を半額、第3子以降を無料にしているが、さらに支援を手厚くする。若い世代が子育てしながら働きやすい環境を整えることで、人口減に歯止めをかけ、地域を活性化させる狙いだ。

14歳2カ月プロ棋士 将棋・藤井新四段 62年ぶり最年少

日本将棋連盟のプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグの最終戦が9月3日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、中学2年生の藤井聡太三段(14)が史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士になることが決まった。これまでの記録は加藤一二三・九段(76)が1954年に樹立した14歳7カ月で、62年ぶりに更新する。10月1日付で四段に昇段する。中学生棋士には過去、加藤九段のほか、谷川浩司九段(54)、羽生善治王座(45、王位・棋聖)、渡辺明竜王(32、棋王)の4人がいる。

土曜日の夜は美術館巡りを 国立施設、閉館20時に延長

世界文化遺産登録が決まった国立西洋美術館(東京都)をはじめ、東京と京都、大阪、奈良にある国立の美術館、博物館8館が9月3日から、常設展示場の土曜の開館時間を午後8時まで延長した。金曜は既に延長済みで、午後8時までの夜間開館が週末の2日間に広がる。海外には夜も観覧できる美術館などがあるが、日本の国立文化施設の閉館は午後5~6時と早めだった。外国人旅行者から「夜も見て回りたい」との声が寄せられたため、訪日客の増加を目指す施策の一環として、文化庁が対応を見直した。

公園に学童クラブ 東京・荒川

東京都荒川区は2018年4月、小学生を放課後に預かる学童クラブを都立公園内に整備する。公園に福祉施設を建てることを認める国家戦略特区の枠組みを活用する。これまで保育所の計画はあるが、学童クラブは全国初となる。8月31日、都内で開いた国家戦略特区の会議で小池百合子都知事が表明した。学童クラブは都立汐入公園の駐車場脇に設ける。約200平方メートルの用地で定員60人の公設民営型の施設とする。すぐ近くに小学校があり、利便性も高いとみている。

秋田に土方巽の美術館 10月オープン

舞踏家の土方巽(1928~86年)の功績を伝える美術館が10月下旬、秋田県羽後町にオープンする予定だ。約50年前、土方の姿を捉えた写真集の撮影現場となった縁があり、住民有志が発案した。土方は白塗りの肉体で感情を表現する前衛芸術「暗黒舞踏」の創始者。30代だった昭和40年秋、田園風景が広がる羽後町の田代地区を突然訪れ、子供を抱きかかえて田んぼの中を走るなど奇抜なパフォーマンスを披露。その様子を若手写真家だった細江英公さんが撮影、44年に写真集「鎌鼬」を出版した。

森絵都著「みかづき」刊行

「小説すばる」(集英社)に2014年5月号から16年4月号まで20回に渡り連載された森絵都さんが著した「みかづき」が2016年9月5日、集英社より刊行された。
 昭和36年、赤坂千明から学習塾の立ち上げに誘われ、大島吾郎の教育者人生が始まる。「大島さん、私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです。太陽の光を十分に吸収できない子どもたちを、暗がりの中で静かに照らす月、今はまだ儚げな三日月に過ぎないけれど、かならず満ちていきますわ」。題名の「みかづき」はここに潜み、以後三世代に渡り、塾を舞台に教育の何たるかを綴る。
 吾郎が五十何冊目かに書いた初めての自叙伝のタイトルも「みかづき」とした。出版記念パーティーでの吾郎のスピーチでは、「教育の完成はありません。満月足りえない途上の月を悩ましく仰ぎ、奮闘を重ねた同志の皆さんに、この場をお借りして心から敬意を表します」とまとめた。
「圧倒された」とは、書評家の北上次郎氏。
 1960年代から2000年代までを駆け抜ける塾を舞台にした親子3代の物語。ぜひご一読を。
 お求めはお近くの書店か、インターネットの書籍販売ページヘ。

■みかづき

森絵都(著/文)
発行:集英社。
四六判   472頁 
定価:1,850円+税
2016年9月5日発売

■森絵都(もり えと)

作家。1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。著書に『つきのふね』(野間児童文芸賞)『カラフル』(産経児童出版文化賞)『DIVE!!』( 小学館児童出版文化賞)『風に舞いあがるビニールシート』(直木賞)『永遠の出口』『クラスメイツ』等多数。