東京都豊島区は5月7日から新庁舎の全フロアと池袋駅周辺で公衆無線LAN「Wi―Fi」を無料で使えるようにする。提供する「TOSHIMA Free Wi―Fi」はパソコンやスマートフォンで電波を選択し、メールアドレスを登録すれば誰でもインターネットに接続できる。利用時間は1回60分までだが回数制限はない。無線ルーターを新庁舎内に50台設置する。理論上は1000~2000人が同時接続しても通信は安定しているという。職員用に整備予定だった無線ルーターに余力があったため、一部を開放することにした。
ダイソンは3月17日、羽根のない扇風機に空気清浄機の機能がついた新製品「ダイソン ピュアクール」を、4月28日に売り出すと発表した。本体の足もとを通る空気のゴミを、独自開発のフィルターで取り除く。微小粒子状物質(PM2.5)よりも小さいたばこの煙やウイルスなども取りのぞけるという。フィルターは1日12時間の運転で、約1年間使える。白と青の2色で、想定価格は税抜き6万4800円。交換用フィルターは約6千円。
農林水産省は6月から、特定の産地と製法や品質が結びついた農水産品の名称を保護する「地理的表示(GI)」制度を導入する。対象は野菜、果実、魚介類、加工食品、花卉のほか木材などの工芸農産品で酒類、医薬品、化粧品は除く。複数の生産者で構成する団体が製法や品質で満たすべき基準を定めて農林水産相に登録を申請し、認められれば地名を冠した「地理的表示」や統一マークを当該団体が使用できる。世界貿易機関(WTO)協定に基づく知的財産として国が認定し、不正使用を取り締まる。
厚生労働省は3月4日、全国で生活保護を受けているのは昨年12月時点で前月比3296世帯増の161万8196世帯となり、過去最多を更新したと発表した。受給者は前月から3388人増えて217万161人で、過去2番目の多さだった。世帯別(一時的な保護停止を除く)では、65歳以上の高齢者世帯が76万4693世帯。働ける世帯を含む「その他の世帯」は27万9536世帯、母子世帯は10万9250世帯だった。
上野東京ライン開業記念イベント実行委員会は3月14日、上野公園内の東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館の3館で使える共通入場券「上野ウエルカムパスポート」を発売する。料金は1000円で使用期限は5月31日まで。各館の常設展を1回ずつ鑑賞でき、一般料金の合計1670円より割安。共通入場券は上野駅や3館の窓口などで3万枚販売し、売り切れ次第終了する。同日開業のJR東日本「上野東京ライン」で東海道線沿線から上野へ乗り換えなしで行けるのを記念する。
葛飾北斎の肉筆画の傑作で、100年以上行方不明だった「隅田川両岸景色図巻」が発見され、3月4日、墨田区が公開した。この図巻は、縦28.5センチ、長さ6メートル33.5センチ。両国橋の近くから隅田川を舟で上って吉原に向かう両岸の景色と、遊郭での遊興場面を、彩色豊かに描いている。1805年、北斎46歳ごろの作で「画狂人」の印が押されている。制作依頼者は江戸の戯作者、烏亭焉馬。1892年、上野で開かれた浮世絵展に出品された後、海外に流出、1902年フランスで競売にかけられた記録が残るが、その後は行方不明だった。
仏像が盗まれるた和歌山県の寺に、県立和歌山工業高校(和歌山市)の生徒らが制作した3Dプリンターで作られた仏像のレプリカが奉納された。レプリカの愛染明王立像(高さ51センチ)が奉納されたのは、紀の川市穴伏の円福寺。10年10月、江戸時代前期のものなど11体の仏像が盗まれた。13年2月、このうち3体が古美術専門競売会社のカタログに掲載されているのが見つかり、地元住民らが買い戻した。生徒らは、3Dプリンターを使って本物そっくりにかたどった。仕上げの彩色は博物館が担当した。
JR東日本は18日、交通系ICカード「東京駅開業100周年記念Suica(スイカ)」(1枚2千円)の購入申し込みが、最終的に約499万枚に上ったと発表した。申込件数は約226万5千件だった。増刷能力の関係から、今年3月末までに発送可能としていた10万枚を大幅に超過した。発送完了は来年3月までかかる見通しという。発送順は抽選で決める。通常のSuicaの年間発行数も約300万~400万枚という。
スターバックスコーヒー上野公園店で2月16日、造桜(つくりざくら)で装飾した店舗が披露された。桜をテーマにしたドリンクやグッズの「SAKURAシリーズ」の新商品発売に合わせたイベント。桜の花と葉のエキスを使った季節限定商品の「キャラメリーさくらチョコレート」(15日販売開始)のラテとフラペチーノが味わえる。店舗の桜デコレーションは昨年に続き2回目。桜の名所として知られる上野公園内の店舗のほか、今年は26日から大阪・梅田の「桜橋プラザビル店」でも行われる。2店舗とも4月上旬まで。
総務省統計局が2月5日、2014年の住民基本台帳に基づく人口移動報告を公表した。都道府県で転入が転出を上回ったのは東京の7万3280人が最も多く、埼玉、神奈川、千葉、愛知、福岡、宮城の順。転出超過は北海道が8942人と最多で、静岡、兵庫と続いた。13年に転入超過だった大阪と沖縄は転出超過になった。東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は10万9408人の転入超過となり、人口集中が進んでいる。
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