岩手大学の地域防災研究センターはソフトとハードの両面から地域の防災と減災を目指す。大型の実験装置を使って津波に強い建物の配置を調べたり、津波発生時のスマートフォン(スマホ)向け避難支援ソフトウエアを開発したりしている。センターは2014年度から災害時に適切な対応ができる人材を育てる講座を自治体や企業向けに始めた。地域住民を対象に防災の基礎知識を教える講座も開いている。小中学校で実施する防災教育に使う教材づくりなどにも取り組む。コミュニティーや個人の意識向上などソフト面の充実も欠かせない。
麺好きなら是非聴講したい講義を香川大学が始める。香川大農学部地域資源学科は4月、「うどん学」を開講する。農学部3.4年生の選択科目として8月まで15回の講義を予定する。聴講は全学部の学生ができる。農・医学部の教員のほか、県内の製麺・製粉会社の経営者らが教壇に立ち、麺の科学や栄養学から、ゆで汁処理問題に至るまで、うどんにまつわる幅広い知識を学ぶ。製麺工場の見学や手打ちうどん体験の実習も盛り込む。期末試験はうどん学検定を兼ねるという。
農学部地域資源学で産学官連携によりこれまで設けた「オリーブ学」「希少糖学」に続く地域産品をテーマにした講座の第3弾。香川県民食である讃岐うどんを中心に、うどん全般について体系的に学べるようにするという。ネット講義にしたら香川大の人気は急騰すると思うが如何。スポンサー付きで。