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千葉大「国際教養学部」概要発表

千葉大は9月2日、来年4月に開設する「国際教養学部」の概要を発表した。1学年定員90人に絞り、留学やフィールドワークなど海外での学習、活動を義務づけて、グローバルな人材を育成する。教員は外国人7人を含む46人。2年次の後半から、地球規模の環境問題や現代日本の分析など三つの専門科目を必修とする。入試の2次試験は、文系、理系でそれぞれ得意な科目が選択できる「通常型入試」(80人)と、小論文と英語面接だけの「特色型入試」(10人)に分けて行う。

日大生物資源科学部の「ミンとん」ハム

日本大学生物資源科学部の学生がミントを食べさせて育った豚「日大ミンとん」を加工したロースハムとベーコンは臭みのない、さっぱりとした味が特長だ。学生はミントの栽培だけでなく、大学の食品加工実習センターで加工にも携わった。今年5~6月に東京都渋谷区で行われたイベントでは税込み500円で販売したロースハム、ベーコンがともに短時間で完売したという。同学部の丹羽美次教授は「今後はミントの風味をより強くするなど改良を続けたい」と話す。

大和大学 政治経済学部 来年4月開講 記念シンポジウム10月3日開催

文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は8月27日、大和大学(大阪府吹田市、田野瀬良太郎学長)の政治経済学部設置を承認する答申を下村博文 文部科学大臣に提出した。

大和大学の政治経済学部は来年4月から開講する。政治行政学科(政治コース、行政コース)は定員60名、経済経営学科(経済分析コース、国際経済コース、経営戦略コース、起業・事業承継コース、金融・会計コース)は定員120名。「日本の未来を切り開く、政治・行政・経済・経営のリーダーを育てる」の教育理念のもと、政財界の第一線で活躍する政治家・経済人による月1回のリレー講義を展開する。また、学部生としては初めて松下政経塾での合宿研修を実施する。

大和大学は政治経済学部開講を記念して、10月3日午後2時より大和大学吹田キャンパスにて、衆議院議員の石原伸晃氏や元国税庁長官の大武健一郎氏をパネラーとして招きシンポジウムを開催する。

<お問い合わせは>大和大学入試広報室 TEL.06-6385-8010 Email:admaster@yamato-u.ac.jp

長野大、16年度公立化見送り

長野県上田市の学校法人長野学園が運営する長野大学の公立大学法人への移行について、母袋創一市長は8月24日の記者会見で、2016年度からの移行を見送り、17年度からの実現を目指すことを明らかにした。公立化に向けては、長野学園が昨年3月に市を設立主体とする公立化への要望書を市に提出。有識者らでつくる市の検討委員会が今年6月に公立化を是とする報告書を提出した。これを受け、母袋市長は関連議案を9月定例市議会に提出することを目指していた。将来的な市の財政負担などについて市議会で慎重な意見が相次いで出されていた。

東京理科大、博士課程の学費、全員無料 来年度から

東京理科大は大学院の博士課程に入った学生が支払う授業料などについて、全額を実質無料にする方針を決めた。博士課程では、初年度の入学金30万円のほか、施設設備費18万円と授業料約80万円が毎年必要で、3年間で計約320万円かかる。来年度からは入学金と施設設備費を免除し、授業料相当額を返済不要の奨学金として給付する予定だ。来年度から始め、在学生も対象となる。無条件で全学生を無料で受け入れるのは極めて珍しいという。

お茶の水女子大 、バウムクーヘン  不二家と開発

お茶の水女子大公認サークル「Ochas(オチャス)」が不二家と開発した「お茶の花」は、生地の内側が黄色、外側は白色の2層仕立てのバウムクーヘン。それぞれ卵と練乳を使い、おしべと花びらの色を再現。側面は抹茶のフォンダンで包んだ。パッケージには不二家の「ペコちゃん」とサークルのキャラクター「チャコちゃん」のイラストが並ぶ。お披露目は昨年11月の学園祭。大小2種類の「お茶の花」は1時間で完売した。今も手土産品として学内の売店や不二家本社の洋菓子店など数店舗で販売中だ。

金沢工業大・感動デザイン工学研究所

金沢工業大学の感動デザイン工学研究所は2007年3月に設立。同研究所は、人間の「感動」の要因を分析し、企業の商品開発に生かす。産学連携による研究が主で、心理学や情報工学、メディア情報学など様々な分野の教授や准教授、講師ら16人のスタッフを擁する。インターンシップが盛んなことも特徴の一つ。企業と学生が連携して成果を上げることが多い。水ギョーザの包装を一新するよう食品加工会社に提案したケースでは、その商品の売り上げが前年比25%伸びた。

東大・東工大・九州工大と 経産省が共同研究

経済産業省は最先端の人工知能(AI)やロボットの開発を進めるため、分野別に大学と共同研究する。東京大学とは匂いをかぎ分けるロボット、東京工業大学とは人工筋肉の開発、九州工業大学とはAIで連携。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じ、9月から大学の研究者を招いたり、研究を委託したりする。NEDOは大学の基礎研究で得た技術を、製品に応用する橋渡し役を担う。期間は5年間で、関連予算を2016年度の概算要求に盛り込む。

東京医大・慶大・日本医大、相次ぎ新病棟

東京医科大は西新宿に新病棟を開設する。ビルは地上20階、地下2階建てで、延べ床面積は現行より3割ほど広い約9万7000平方メートル。2016年春にも着工、19年春の完成を予定する。17年に医学部創立100年を迎える慶大は、信濃町の同大キャンパス内に診療科の壁を超えた「クラスター診療」の拠点として新病棟を17年度に開設する。日本医科大は千駄木に新病棟を建設する。14年に前期工事を終え、外来を中心に新病棟の運用が始まっている。17年に後期工事が終われば、延べ床面積は従来の2倍の8万2000平方メートルへと拡大する。

定員割れの私大 4割

日本私立学校振興・共済事業団の調査で8月6日、今春の入学者が定員割れした四年制私立大は全体の43.2%だったことが分かった。前年からは2.6ポイント減少した。定員割れが減ったのは、高校を卒業した18歳人口が前年比で約1万9千人増えたことが要因。18歳人口は2018年から再び大きく減少するため、依然として厳しい状況が続いている。回答した579校のうち、定員割れは250校(43.2%)で、前年から15校減った。