Category: 塾ニュース|大学

生まれ変わる京都学園大学、学習塾関係者向け説明会開催

教育再生実行会議において高大接続・大学入学者選抜の改革について議論が進んでいる中、大学側もグローバルな視点に立った大学運営の見直しを迫られつつある。12月10日(水)、京都私塾連盟主催の京都学園大学の入試説明会がキャンパスプラザ京都で開催された。

京都学園大学現学長の内山隆夫氏

京都学園大学の内山隆夫学長

同大学は1969年4月に開学。「実学重視」の教育課程を基本とし、経営経済学部・人文学部・バイオ環境学部、そして2015年4月に新設される健康医療学部の4つから構成されている。

来年には京都太秦キャンパスも新規に開校し、亀岡キャンパスと「ダブルキャンパス」となる。「実学重視」を唱える同大学の特徴的な取り組みの一つに、国内外の「企業留学」がある。国内の「企業留学」の事例としては、京都府内の企業と連携し、3ヶ月間に及ぶインターンシップ制度を取り入れており、在学生に対して修得した知識を実際に使いこなすことのできる力を養いながら、地元の京都府に対しての社会貢献の一翼を担いつつある。

熱心に大学の取り組みを聞き入る参加者

熱心に大学の取り組みを聞き入る参加者

9代目学長の内山隆夫氏からの挨拶からはじまり、各担当者からの学部学科、入試制度等の説明。同大学の在学生からの体験談も聞かせる時間も設けられた。

当日は、関西を中心とした高等部を受け持つ学習塾関係者が多数参加し、新しく生まれ変わろうとしている大学に関する意識の高さを伺う事ができた。

京都私塾連盟の会長に就任した清水睦夫氏(進英塾 塾長)

京都私塾連盟の会長に就任した清水睦夫氏(進英塾塾長)

主催した京都私塾連盟は、来期から同連盟の会長を永きにわたって務めた松井博美氏(創学社代表取締役社長)が顧問に退き、新会長には清水睦夫氏(進英塾塾長)が就任。最後は新会長の清水睦夫氏から挨拶があり、盛会のうちに幕を閉じた。

筑波技術大 次期学長に大越氏

筑波技術大(つくば市天久保4)は4日、学長選考会議を開き、来年3月で任期満了となる村上芳則学長の後任に大越教夫副学長(60)を選出した。任期は来年4月から4年間。大越氏は利根町出身。筑波大大学院修了後、日立総合病院医長、筑波技術大保健科学部長などを経て、2012年から現職。神経内科学専攻。同大は聴覚・視覚障害者のために設立された全国唯一の国立大学。

小田原市、関東学院大移転後 施設設置を大枠承諾

小田原市は12月4日、関東学院大学(本部・横浜市)から提案があった、2017年4月の法学部移転後の小田原キャンパスに材料・表面工学研究所を核にした「工学総合研究教育施設」設置について「肯定的に評価できる要素が多い。小田原キャンパスの保有継続と、研究所としての活用という方針について大枠で受け入れることにした」としている。同大は小田原キャンパス内の法学部を横浜キャンパスに移転する方針を示していたが、法学部移転後の土地活用策として研究教育施設の設置を提案していた。

東京芸術大 逸材リサーチで才能ある小学生を発掘&レッスン

東京芸術大(東京都台東区)が11月25日、音楽の才能がある小学生を発掘して、教授陣が直接指導する「逸材リサーチ・プレレッスン(仮称)」を来春から実施することを発表した。来年2月に福岡市でフルートとバイオリン、同3月に札幌市でピアノとフルート、バイオリンのレッスンを行う予定。対象は小学4~6年生で平成26年中に公募を始める。教授陣が福岡と札幌にそれぞれ出向き、選ばれた40人程度に公開指導する。その後は、夏休みなど長期休暇で東京・上野にある大学のキャンパスで合宿を行うという。

聖徳大短期大学部 老舗和菓子店と「どら焼き」を共同開発

聖徳大短期大学部(千葉県松戸市)の学生が、あんこの材料に地元産の野菜を使った「ときめく どら焼き」を松戸市の老舗和菓子店「峰月」と共同開発した。地元の松戸神社に像が保管されていることで知られる四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)をイメージし、4色のあんこを使ったまんじゅうが好評を得た。あんこは枝豆、かぼちゃ、つぶあん、白あんの4種類で、原料は全て市内の農作物だ。峰月の店頭では既に販売もしており1個150円。

東大次期学長は五神氏に

東京大は11月27日、学長選考会議を開き、五神(ごのかみ)真・理学部長(57)を第30代学長に選出した。五神氏は1980年に東大理学部を卒業。専門は光量子物理学で、98年に東大大学院工学系研究科教授となった。今年4月から理学部長。今年3月まで2年間、副学長として大学院教育の改革を担当。

和歌山大、新学長に瀧氏 システム工学部から初

和歌山大学は11月26日、山本健慈学長の来年3月末の退任に伴う学長選考会議を開き、瀧寛和(ひろかず)副学長(58)=知識情報処理、人工知能=を次期学長に選んだ。任期は来年4月1日から4年間。瀧氏は大阪府出身で、大阪大学大学院基礎工学研究科修了。三菱電機生産技術研究所研究員などを経て、1998年から和歌山大学システム工学部教授や同学部長を務めた。現在は工学自然科学系長とシステム情報学センター長を兼ね、人の脳活動などを研究している。システム工学部の教員が学長になるのは初めて。

いわき明星大 看護学部新設へ 17年春目指す

いわき明星大(山崎洋次学長)は、看護学部の設置検討委員会を発足させた。2015年度中に文部科学省に設置申請し、17年春の第1期生入学を目指す。県看護協会やいわき市議会などが、いわき明星大に看護学部の新設を求めていた。募集定員や教員構成などの基本計画は、来年3月までに学内につくる準備委員会で決める。ただ、全国的に看護系大学の新設が相次ぎ、看護学部を持つ大学・短大は全国で234に上る。このため教員不足が深刻となっており、各校の教員獲得競争は激化していることが懸念される。

早大のホームページ改革

早稲田大学(東京・新宿区)は学部ごとに異なっているホームページ(HP)のデザインや機能を統一し、大学の特徴を一目で分かるようにする。早大は2016年3月までに、学部や研究所など組織ごとに分かれている約80サイトのデザインを順次統一する。第1弾として今月、トップページを一部刷新した。現在は各組織が個別にHPを作成し、掲載情報も異なっていた。新サイトには写真やイラスト、ピクトグラム(絵文字)など、視覚に訴える要素を多用する。作成コストも現在の3分の1程度に抑えられるという。

京葉銀、千葉大と情報誌

京葉銀行は千葉大と連携し、新たな情報誌を創刊した。「未来をつくる」の意味を込めて「Mira―Kuru(ミラクル)」と名付け、千葉大の先進的な取り組みを紹介することで、産学連携を強め、ビジネスチャンスにつなげたい考え。4日付の創刊号は1万部を印刷し、支店や取引先で無料配布する。両者が2012年に結んだ包括的な連携協力協定の一環。A4判4ページを半年1回のペースで発行し、同大の編集監修を受け、教授陣や学生の研究成果を特集していく。