Archive for: 1月 2015

東京海洋大 公開講座「フィッシング・カレッジ」

東京海洋大学の品川キャンパス(東京都港区)では月に1度、公開講座「フィッシング・カレッジ」が開かれている。釣りを通じて水辺の環境や水産業についても考えてもらおうと2005年10月にスタート。次回3月の講座で通算100回の節目を迎える。受講は無料なうえ、事前予約もいらないため気軽に足を運べる。仕事や学校帰りの会社員や学生も参加しやすいように、講義は午後6時半から始めている。毎回50人ほどが集まり、参加者には小中学生や女性の姿も目立つ。

東大「軍事研究認めない」 「解禁」報道を否定

軍事に関わる研究を禁止している東京大学で、大学院の情報理工学系研究科が昨年12月、「科学研究ガイドライン」を改訂したことが分かった。「一切の例外なく軍事研究を禁止する」という文言を削除し、「成果が非公開となる機密性の高い軍事を目的とする研究は行わない」と追加した。これについて一部の報道機関が16日に「軍事研究を解禁」などと報道。東大は同日、「報道内容が間違っている」と否定した。

群馬県公立中高一貫校 中央中等は4.2倍

群馬県教育委員会は1月16日、県内の公立中高一貫校3校の選抜検査の最終志願状況を発表した。県立中央中等教育学校は募集定員120人(男女各60人)に505人が志願。倍率は4・2倍(前年4・8倍)で、男女別では男子3・9倍、女子4・5倍。伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校は定員120人(男女各60人)に257人が志願。倍率は2・1倍(同2・6倍)で、男子1・6倍、女子2・7倍。太田市立太田中学校は男女計105人の定員に305人が志願し、倍率は2・9倍(同3・0倍)。選抜検査は24日、2月2日に合格発表される。

小中一貫・人気の施設一体型

2014年5月時点で小中一貫教育を実施する学校は全国に1130校ある。中でも小中学校の施設を一体にした学校は、06年に東京都品川区が作った「区立日野学園」を皮切りに全国へ拡大した。日野学園は他学区からの入学希望者が多く例年抽選を実施。大阪府箕面市が11年度に開校した施設一体型の「市立彩都の丘学園」は、当初71人だった児童生徒数は、直近では7倍以上の509人に増えた。こうした一貫校は人口減や少子化の進んだ過疎地や都心部に多い。新設なら再編統合に伴う反対が少なくなるといった側面もあるようだ。

センター試験の平均点の中間集計を発表

大学入試センターは1月21日、17、18日に実施したセンター試験の平均点の中間集計を発表した。理科では新課程の「生物」と旧課程の「物理1」の平均点が20.34点開くなど、得点調整の基準を超える20点以上の差が複数生じた。得点調整の有無は23日に決定する。得点調整が行われれば、1998年に「地理B」との得点差があった「日本史B」に最高7点が加点されて以来、センター試験としては2回目となる。同センターは、受験者数が1万人以上の科目間で平均点に20点以上の差が生じた場合、点差が15点程度になるよう調整するとしている。

所在不明の重文、新たに72件

文化庁は1月21日、国の重要文化財に指定された美術工芸品の所在に関する追加調査の結果を発表した。昨年7月の前回発表時点で調査中だった238件のうち、国宝の刀剣2本を含む72件が所在不明で、68件は調査継続中とした。これにより重文の美術工芸品1万524件のうち、所在不明は前回分と合わせて180件(うち国宝は刀剣3本)。所在不明品72件のうち70件は個人所有。国宝の刀剣「名物稲葉江」「銘吉平」など、所有者の死亡や転居先が分からないとの理由で確認できないケースが8割に上った。

大阪市の職員アンケート、違憲 大阪地裁

大阪地裁で1月21日、大阪市が職員を対象に労働組合活動や政治活動への関与を調べるアンケートをめぐり、市職員約30人と市労働組合連合会(市労連)など5労組が「憲法で保障された団結権などへの侵害にあたる」として、市と調査担当の弁護士に約1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。中垣内健治裁判長はアンケートの設問の一部が団結権などを侵害して違憲と判断。総額40万円の支払いを市に命じた。

新テスト対策始動 英語から Z会、駿台、ナガセ

2020年度に大学入試センター試験が廃止された後の英語試験は「読む、聞く、書く、話す」能力を問う内容になる見通し。Z会、駿台、ナガセはそれぞれ入試改革を先取りして、英語力を高めたい高校生などの需要に応える。「Z会」の増進会出版社(静岡県長泉町)は4月から、大学受験対策の英語を教室で学ぶ講座を新設する。駿河台学園(東京・千代田)は「TOEFL」対策のネット講座を始める。ナガセは昨年12月から、会話力を高めるための高校生向け講座を全教室でスタートした。

時給、12月最高に 三大都市圏バイト・パート

リクルートジョブズが1月20日に発表した2014年12月の募集時平均時給は、三大都市圏(首都圏・東海・関西)で前年同月比0.7%高い966円だった。06年1月の調査開始以来、3カ月連続で過去最高を更新した。飲食店従業員の12月の平均時給は前年同月比0.9%上昇した。特に居酒屋やレストランのウエーターなどの上昇幅が大きかった。一部の飲食店では、年末年始に出勤したバイトやパートに、時給を上乗せするところもあったという。

東京都 五輪に向け飲食店の外国語表記メニュー作成サイトを開設

東京都は飲食店が外国人客向けの外国語表記メニューを作成するのを支援するサイト(URL)を開設した。店名や電話番号など簡単な情報を登録すれば、独自メニューを無料で作れる。英語のほか、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語など12種類の言語に対応できる。新たなサイトは「EAT東京」。サイトでは日本で一般的な料理の外国語表記を紹介。食物アレルギーや宗教上の規律への配慮が必要なメニューに対しては、注意喚起のピクトグラム(絵文字)の表記も可能だ。東京五輪に向け飲食店の外国人対応を後押しする。