Archive for: 3月 2019

ジョイズが湘南ゼミナールと提携へ 塾向け英会話教材の共同開発に着手

3月11日、 主に首都圏で湘南ゼミナールを展開する株式会社湘南ゼミナール(神奈川県横浜市、福村賢一代表取締役社長)と、英会話アプリ「TerraTalk」(テラトーク)を提供するジョイズ株式会社(東京都品川区、柿原祥之代表取締役)が提携を発表した。塾向け英会話教材の共同開発に着手する。

「TerraTalk」は、AIとの英会話を通じてスピーキングを学習できる英会話アプリ。AIが話者のスピーキング力を「文法」「語彙」「発音」「流暢さ」から総合的に評価し、英会話力を正確に把握し、改善に繋げる。様々なシチュエーションを想定した100以上のコースがあり、ニーズに合わせて独自のコースも提供が可能になっている。

 そして、「TerraTalk」を利用することで、生徒はこれまで対話する相手が必要だったスピーキングについて、時間と場所を選ばずに自身で学習可能となる。また、講師専用の管理画面も用意され、生徒の学習状況を把握ができる。

 今回、共同開発の第一弾として、同塾の中高生約3500名を対象に、授業前後の反復学習に活用し、「TerraTalk」の新コースの開発に役立て、学習塾におけるスピーキング学習機会の最大化を目指す。

 開発・導入の背景には、2020年から始まる大学英語入試のスピーキング科目、2022年にスピーキングテストが導入される東京都立の高校入試、講師不足などへの対応がある。

 湘南ゼミナールの担当者は、

「近年、生徒さん一人ひとりの個性と能力に合わせた最適な教育サービスを求める顧客の志向性がますます高まってきており、同様に英会話をはじめとする英語学習においても生徒さんの習熟度に合わせた指導へのニーズも高まっています。そこで当社は、習熟度に合わせてどこでも自己学習ができる個別最適化された理想的な学習体験を提供することができるアプリケーションを積極的に取り入れることと致しました」とコメント。

 ジョイズは、湘南ゼミナールとの協働で得られた学習データを基に、この4月より学習塾向けのAI英会話教材の提供を開始する予定だ。

●塾向け教材概要

提供開始日:2019年4月予定

価格:月額利用料

提供内容:湘南ゼミナールでの利用データをもとに開発した学習塾の指導内容に沿ったコースの提供

『ゼロ高等学院』と『AO入試・推薦入試専門塾aoi』が事業提携

株式会社花形(代表者 染谷大、京都・中京区)の事業の一つであるAO入試・推薦入試専門塾aoiが、ゼロ高と事業提携を結んだことを発表した。

事業提携の内容としては、

  1. 『ゼロ高』『aoi』協働イベントの開催
  2. 『ゼロ高生徒』へ、『aoi』のAO入試向け対策授業の提供
  3. 『aoi生徒』へ『ゼロ高』の紹介

▼ゼロ高とは
ゼロ高とは、高校卒業資格を取得しながら、夢を実践できる場所です。夢は夢のままでは叶いません。目標にすることで辿り着くことができます。ゼロ高生は、高校在学中に自分自身が何者になるのかを探し実践します。現在80名の様々な目的を持った生徒が在籍し、日々挑戦をしています。
*「ゼロ高」HP  https://zero-ko.com/

▼aoiとは
aoiは、2016年に設立された『AO入試・推薦入試を専門とする塾』です。
『日本で最も「合格」と「夢」が生まれる場所』を目指し、日々たくさんの学生の才能、そして自分らしさを開花させています。
2018年の年間生徒数は全国で300名、これまで過去3年間の合格率は85%を超えています。

ミスターフュージョン、プログラミング教育を楽しく学ぶテレビ番組に全面協力 4月6日からBS日テレ、Huluで放送開始

全国に100校を超えるプログラミング教室「プロスタキッズ」を展開する株式会社ミスターフュージョン(東京・品川区、石嶋洋平社長)は、BS日テレで放送が4月6日から(毎週土曜22:30~)放送が開始される、プログラミングについて楽しく学ぶ番組「めざせ!プログラミングスター ~プロスタ★キッズ大集合~」の番組製作にあたって、同社が培ってきた豊富なプログラミング教育のメソッドを活かしながら全面的に協力する。BS日テレでの放送終了後は、インターネット動画配信サービス「Hulu」にて「めざせ!プログラミングスター~プロスタ★キッズ大集合~ 補習編」としてオリジナルコンテンツの配信を行う。

同番組は、2020年から小学校の必修科目になる「プログラミング」を、教育(Education)と娯楽(Entertainment)を掛け合わせた「Edutainment(エデュテイメント)」をベースに、出演者と視聴者に音楽やゲーム、ドローンといった娯楽を教材にしながら、プログラミングを楽しく学んでもらう番組にする。ほかにも番組の中では、プログラミングが障がい者の職業選択を広げる可能性を秘めているという考えから、ろうあ学校の協力のもと実際に学んでいく様子を1年間に渡って密着するなど、IoTによって困っている人が助かったり、便利になったりしている事例もレポートする。

キャストは、人気レゲエグループ「湘南乃風」の新羅慎二さん(若旦那)と、HKT48・指原莉乃さんのプロデュースによるアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」と「≠ME(ノットイコールミー)」、そして日本テレビアナウンサーの郡司恭子さんで、講師は安藤昇氏が務める。

「めざせ!プログラミングスター ~プロスタ★キッズ大集合~」のキャスト

EN社が大学入試改革、高校入試の変化のセミナーを全国5都市で開催

株式会社エデュケーショナルネットワーク(以下、EN社)は 「大学入試改革の最新動向&高校入試の変化と移行措置」と題し、今年5月に全国5都市でセミナーを開催すると発表した。
来る2020年度への対応のため、大学入学共通テストの導入、高校入試の変化を解説する。
セミナー当日では、EN社が2019年7月発売予定の大学入学共通テスト対策教材の他、EN社の新教材・サービスも紹介するとする。
2019年5月16日(木)名古屋を皮切りに、22日(水)東京、24日(金)仙台、29日(水)大阪、31日(金)福岡で開催する。時間は各会場とも10:30~13:30の予定。
対象は学習塾関係者で、参加には事前登録が必要となり、1団体2名まで。参加費は無料。

■大学入試改革の最新動向&高校入試の変化と移行措置
・講演1 10:30~12:00 大学入試改革 最新情報
講師:EN社 教材編集長 上野伸二
・講演2 12:30~13:30 高校入試の変化と移行措置
講師:EN社 情報企画課 向井菜穂子
※講演タイトルはすべて仮題。内容・時間等は変更になる可能性あり。

■セミナー案内・申込みWEBサイト
https://www.edu-network.jp/en/sr/

参加費:無料(事前申込み制)
※セミナーは1団体2名様まで。
※定員になり次第、締切りとなる場合がある。
対 象:学習塾関係者
会 場:全国5都市
【名古屋会場】
日時:5月16日(木)10時30分〜13時30分(予定)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口 バンケットホール2A
愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル
【東京会場】
日時:5月22日(水)10時30分〜13時30分(予定)
会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター ホール7A
東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル
【仙台会場】
日時:5月24日(金)10時30分〜13時30分(予定)
会場:TKPガーテンシティ仙台 ホール13B
宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AER
【大阪会場】
日時:5月29日(水)10時30分〜13時30分(予定)
会場:TKPガーデンシティ大阪梅田 バンケット4A
大阪府大阪市福島区福島5-4-21 TKPゲートタワービル
【福岡会場】
日時:5月31日(金)10時30分〜13時30分(予定)
会場:リファレンス駅東ビル貸会議室 V-1
福岡市博多区博多駅東1-16-14 リファレンス駅東ビル

■本件に関する問合せ先
株式会社エデュケーショナルネットワーク
コンテンツ事業本部 セミナー事務局
TEL 03-5275-3066 FAX 03-5275-3069
E-mail: en-seminar@e-network.jp
https://www.edu-network.jp/
■セミナー詳細・お申込みWEBサイト
https://www.edu-network.jp/en/sr/

順天堂大学とソフトバンク、スマートホスピタルの実現に向けて連携を開始

学校法人順天堂 順天堂大学(新井 一 学長、以下「順天堂大学」)とソフトバンク株式会社(宮内 謙 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO、以下「ソフトバンク」)は、順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下「順天堂医院」)におけるスマートホスピタルの実現に向けて連携し、実証実験の取り組みを開始したことを発表した。第1段階となる実証実験では、国内で初めてBluetooth® Meshネットワークを(※1)医療機関に構築し、看護師の働き方改革を支援するソリューションの開発および検証を行う。

“カッコいい”好きの子どもたちに贈る、ドラゴンが封印された計算・漢字ドリル『ドラゴンドリル』爆誕

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川 宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社 学研プラス(東京・品川 碇 秀行 代表取締役社長)は、2019年3月15日(金)に『ドラゴンドリル 小1けいさんのまき』『ドラゴンドリル 小1かん字のまき』『ドラゴンドリル 小2計算のまき』『ドラゴンドリル 小2かん字のまき』を発売する。

【勉強したらドラゴンが復活!】でっかいキラシールを貼ってドラゴンのイラストが完成。
『ドラゴンドリル』は、ドラゴンがたくさん登場する「カッコよさ」を追求した計算・漢字ドリルシリーズ。
本シリーズ最大の特長は、大きなキラキラのシールです。シールには、ジグソーパズルのピースのようにバラバラになったイラストが描かれています。1回分の勉強を終えるたびに順番にシールを貼っていくと、最大15cm四方のドラゴンのイラストが完成する。ドラゴンはすべて、ゲーム業界で活躍する人気イラストレーターによる描き下ろし。教材の域を超えたクオリティの、超絶カッコいいドラゴンが姿を現す。
ドリル1冊に、ドラゴンを複数収録。ドリルを解けば解くほど、レベルの高い強力なドラゴンをゲットできるので、どんどん勉強を進めたくなり、自然と学習習慣がつくしくみだ。

でっかいキラシールを貼ると、封印されていたドラゴンが姿を現す!
ドリル序盤は、レベルの低いかわいいドラゴンですが
ドリルを進めると、強力なドラゴンが復活

[商品概要]
『ドラゴンドリル 小1けいさんのまき』
『ドラゴンドリル 小1かん字のまき』
『ドラゴンドリル 小2計算のまき』
『ドラゴンドリル 小2かん字のまき』
編:学研プラス
定価:本体850円+税
発売日:2019年3月15日(金)
判型:B5判/各96ページ(小2かん字のまき 112ページ)
電子版:なし
発行所:(株)学研プラス
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/

先端技術を踏まえた次の10年を拓く経営戦術を学ぶ「超大学」、5月に開講

一般社団法人超教育協会(小宮山宏会長)は、次世代の経営に必須な知識を、日本を代表する講師陣が伝授する「超大学」を5月15日から3週にわたって開講することを明らかにした。人工知能(AI)、IoT(Internet of Things)、ビッグデータ、セキュリティ、デザイン思考、イノベーションマネジメントなど、先端技術を踏まえた次の10年を拓く経営戦術を学びたい参加者を募集している。

学長に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の奥出直人教授を迎えるほか、講師陣には、日本における人工知能研究を先導する東京大学の松尾豊准教授や、IoT研究者として名高い東京大学大学院情報学環の越塚登教授らを迎える。また特別講師に、三菱総研の小宮山宏理事長や、建築家の隈研吾氏を招いてトップクラスの講義とワークショップを通して、戦略の構築に向けた新たな洞察と人脈を3日間で身につけるプログラムだ。

超大学は講義のみならず、実験や議論を通して身体的に学問を創造するといい、参加者はその学問が生まれてくる瞬間をワークショップ形式で感じとり、教授が主張していることを身体を通して学べるように設計した。ワークショップで得られた知見は、ビジネスに応用することを前提として、卒業後もコミュニティを維持しながら活動を続けていくほか、超大学が新たなネットワーク構築も支援するという。

慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-SEC LABを会場に、5月18日(土)、5月25日(土)、6月1日(土)の3日間開講する。受講料は1人目が80万円、同一法人の2人目からは60万円(いずれも税別)となっている。

〈プログラム〉

提供=超教育協会

ステップ、やる気スイッチグループが3冠受賞 「2019年オリコン顧客満足度アワード」で

 株式会社oricon ME(東京都港区、小池恒代表取締役社長)が主催する「2019年オリコン顧客満足度アワード」の授賞式が3月7日、明治記念館(東京都港区)で開催された。

 11カテゴリー、141ランキングの中から2018年4月~2019年3月の顧客満足度調査の集計結果に基づき、それぞれ顧客満足度総合第1位を選出。「受験・スクール」カテゴリーでは、塾など教育関連企業が表彰された。

 同社は、〝見えない満足を可視化する〟をコンセプトに、2006年から大規模なアンケート調査を毎年実施。対象は、実際にサービスを利用したユーザーだけに絞り、満足度に関する回答をもとに「顧客満足度ランキング」として指標を作成し、ウェブサイトなどで公開している。加えて、サービスを利用する際の重要点、推奨意向、再利用意向など様々なマーケティングデータも聴取・分析し、「調査・分析レポート」の提供も行っている。

 主催者として挨拶した同社の小池恒代表取締役社長は、「この場は、まさに各産業界を代表し、栄えある1位を獲得された方々が一堂に会する場であります。そこで、各会社様のお客様になり変わって、表彰させていただくことを心から光栄に思います」と述べた。

 今年は、神奈川県のステップが「大学受験 塾・予備校 現役 首都圏」「高校受験 集団塾 首都圏」「小学生 集団塾 首都圏」部門で、個別指導塾「スクールIE」や民間学童保育「KidsDuo」などを展開するやる気スイッチグループが「大学受験 個別指導塾 現役 首都圏」「高校受験 個別指導塾 近畿」「小学生 個別指導塾 首都圏」部門で、それぞれ3冠を受賞した。

 その他の「受験・スクール」カテゴリーの表彰企業は以下の通りとなった。(順不同)

  • 《大学受験 塾・予備校 現役 首都圏/高校受験 集団塾 首都圏/小学生 集団塾 首都圏》株式会社ステップ
  • 《大学受験 塾・予備校 現役 近畿/中学受験 集団塾 近畿》株式会社アップ
  • 《大学受験 個別指導塾 現役 首都圏/高校受験 個別指導塾 近畿/小学生 個別指導塾 首都圏》株式会社やる気スイッチグループ
  • 《大学受験 個別指導塾 現役 近畿》株式会社ウィザス
  • 《大学受験 難関大学特化型 現役 首都圏》株式会社エスイージー
  • 《大学受験 塾・予備校 現役 東海》学校法人駿河台学園
  • 《高校受験 集団塾 北海道》株式会社ニスコ
  • 《高校受験 集団塾 甲信越・北陸》株式会社NSGアカデミー
  • 《高校受験 集団塾 東海》株式会社 鈴鹿英数学院
  • 《高校受験 集団塾 近畿》株式会社 大阪教育研究所
  • 《高校受験 集団塾 中国・四国》株式会社ワオ・コーポレーション
  • 《高校受験 集団塾 九州》株式会社さなる九州
  • 《高校受験 個別指導塾 首都圏》株式会社東京個別指導学院
  • 《高校受験 個別指導塾 東北/中学受験 個別指導塾 首都圏》株式会社明光ネットワークジャパン
  • 《高校受験 個別指導塾 東海》自分未来きょういく株式会社
  • 《高校受験 個別指導塾 九州》株式会社トライグループ
  • 《中学受験 集団塾 首都圏》有限会社啓進塾
  • 《公立中高一貫校対策 集団塾 首都圏》株式会社中萬学院
  • 《高校生向け通信教育/中学生向け通信教育/小学生向け通信教育》株式会社Z会
  • 《幼児・小学生 学習教室》株式会社小学館集英社プロダクション
  • 《子ども英語 幼児》株式会社ECC
  • 《子ども英語 小学生》株式会社アルク
  • 《英会話スクール/オンライン英会話》株式会社イーオン
  • 《家庭教師》株式会社ファミリー
  • 《通信講座 FP》株式会社ユーキャン
  • 《通信講座 宅建》株式会社フォーサイト
  • 《通信講座 医療事務》株式会社日本教育クリエイト
  • 《キッズスイミングスクール》グンゼスポーツ株式会社
  • 《資格スクール 医療事務》ヒューマンアカデミー株式会社
  • 《資格スクール FP》学校法人 大原学園社
  • 《資格スクール 宅建/資格スクール 簿記/通信講座 簿記》TAC株式会社

高校生が将来に向けて努力をしているか、大切なのは“働く親の姿”?

株式会社アイデム(新宿区・新宿 椛山 亮 代表取締役社長)は、高校1年生から高校3年生の子供を持つ男女758名を対象に調査を実施した。

  • 調査結果

※本調査における「子供への調査」は、保護者による代理回答。
調査時に同席している子供に質問をし、回答を聞いて記入するよう保護者にお願いしている。
※親が「無職」の場合は、家事・育児など「生活の中で担当しているもの」を行っていることを「働く」または「仕事」としている。

【子供への調査】将来の夢はあるか
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は、将来の夢を持ちやすい傾向

【子供への調査】将来なりたい職業ランキング
男女ともになりたい職業ランキング1位は教師

【子供への調査】働く父親・母親への憧れ
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は親への憧れは強くなる

【子供への調査】将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしているか
親への憧れが強い子供ほど、将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしている傾向

【大人への調査】家庭で行っているキャリア教育
「実際に働いている人との交流」「さまざまなコミュニティへの参加」など

  • 調査概要

調査対象:高校1年生から3年生の子供を持つ男女で、子供と一緒にアンケート回答が可能な者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年6月14日~17日
有効回答:758名

 ※   本ニュースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文を希望の際は、下記のウェブサイトへ。
https://apj.aidem.co.jp/enquete/

日本大学三島高等学校で“セカイのB.B.Q.”を試食? 食を軸に異文化を探究

3月27日、日本大学三島高等学校で「『グローバルハイスクール』成果発表会」が開催された。同校は、2016年に静岡県のグローバル人材育成事業「ふじのくにグローバル人材育成事業『グローバルハイスクール』研究指定校」に採択され、3年間に渡り、「Be Global!」をスローガンに、三島、沼津、伊豆を中心とした静岡県東部地域の魅力を再発見・発信。国内外でのフィールドワークを通して、異文化との交流・理解を深めてきた。

 最終年度の今回は、日本も含めた世界の9つの地域、18の国から対象を自分たちで選択し、食を軸とした「セカイのB.B.Q.」を開催。テーブルマナーも含めた文化・伝統・習俗などを研究し、その成果を英語でプレゼンテーションした。

 実際に、アメリカ(ルーベンサンドなど)、ドイツ(ドイツソーセージ)など日本でもよく知られたものから、プエルトリコ自治連邦区(エンパナーダ)、リヒテンシュタイン公国(ケースカルトフェルパステ)など、あまり知られていない国や地域の料理を作り、試食会も開催。限られた予算の中で、食材、調理機材の調達、屋外での調理のために考慮すべきことを検討するなど、試食会も探究の場となった。

 成果発表会に先立ち、昨年11月8日に同校で開催された「ギネス世界記録®への挑戦」の感謝イベントも行われた。

 生徒から提案されたこの“挑戦”は、ご当地グルメ「みしまコロッケ」を用いて、「同時に食べさせあいをした最多ペア数」のギネス世界記録を達成したもの。「みしまコロッケ」を無償で提供した地元企業の株式会社東平商会、みしまコロッケの会に感謝状が授与された。

試食会の様子。文化や地域性のポスター発表もされた

 同校は、タブレット端末を2016年から導入している。クラス対抗エレベーターピッチ(15秒~30秒の短い時間で行うプレゼンテーション)大会や全国から教育関係者を招いての生徒会総会の一般公開なども開催する中で、1学年約700人の生徒数が協働するためにも不可欠なものとなっている。

「タブレットを持ったことで、全ての教科で発表を意識して学習するようになった」と、中心となって指導に当たった大川幸祐氏はタブレット端末を使った学びについて語る。

 高校3年生が2月に行った今回の発表会。本来なら大学入試などで、3年生は学校行事に参加できない場合が多い。しかし、大学付属校である同校の3年生のほとんどは、日本大学に推薦で進学するため可能になり、高大接続、大学入学前教育の役割も担った。2019年度から高校で始まる「総合的な探究の時間」への一つの指標として、同校の3年間の成果は大きな意味を持つことだろう。