長野県長野市の小中学校では1月26日から、新型コロナの感染拡大を受けて、感染防止対策として分散登校が始まった。各クラスを半分に分け、1日おきに登校する。感染防止対策として、分散登校のほか、空き教室を活用して安全な距離を保つ分散教室。通常通り登校するものの、ほかの学校と進捗を合わせるため授業時間を減らす特別日課の3つの形態から、学校の規模に応じて対策が取られる。
長野市教育委員会では対策期間を2月8日までとしている。感染警戒レベルなどを踏まえ、今後の対応を決める方針だ。
北海道教育委員会は1月26日、22年度の道内の公立高校の入学試験の出願状況を発表した。出願者数は全日制が3万419人、定時制が949人であわせて3万1368人。出願倍率は全日制は0・98倍、定時制は0・48倍でいずれも1倍を下回った。全日制の出願倍率は3年連続で1倍を切った。合わせた平均倍率は0.95倍だった。
普通科で倍率が最も高かったのは、札幌平岸高校の1・9倍、次いで、札幌東高校、札幌西高校、札幌国際情報高校の1・7倍。全日制で倍率が1・5倍を超えたのは13校。
一方、全日制の高校で出願者数が定員に達していないのは168校となった。
一般入試は学力テストが3月3日、合格発表が3月16日に行われる。
学校別、学科別の詳しい出願状況は道教育委員会のホームページで公開中だ。
株式会社ワコムの液晶ペンタブレットのエントリーモデル「Wacom® One液晶ペンタブレット13」が、株式会社栄光(東京・千代田区、下田 勝昭 代表取締役社長)で導入された。紙やホワイトボードへの板書をカメラに映すアナログ方式から脱却し、より高品質な双方向型のオンライン授業を実現するためのツールとして、主に最難関・難関校受験専門オンライン塾「EIKOH LiNKSTUDY」で活用されている。
2020年の夏以降に、栄光は「Wacom One液晶ペンタブレット13」を100台導入、講師陣に配布して使用感を試してもらうなど、実機検証を行った。検証に参加したLiNKSTUDY【グループ指導】最難関中高受験統括責任者 兼 最難関中学受験国語科責任者の内田幸仁氏は「筆圧も含めて自分の字がそのまま表現されますし、図形や線を引いてもずれたり滑ったりすることもなく描けます。Wacom One液晶ペンタブレット13の実力は予想していたもの以上でした」と振り返った。こうした講師からの後押しもあり「Wacom One液晶ペンタブレット13」の本採用を決定、2021年11月時点で121台が導入されている。
カシオ計算機は、パソコン・タブレットで行うオンライン学習プラットフォーム「ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)」にて、小・中学校向けの学習コンテンツの提供を2022年4月より開始する。すでに提供を行っている高校向けサービスにおいて、各校の学習環境に合わせてコンテンツを選択できるようプランの改訂を行う。
「ClassPad.net」は、電子辞書“EX-word(エクスワード)”で好評の良質な辞書・学習コンテンツや作成自由度の高いデジタルノート、先生~生徒間の課題のやりとりをサポートする授業支援機能、グラフや図形を簡単に描画できる数学ツールを搭載したオンライン学習プラットフォーム。昨年4月に一部機能を搭載したベータ版を提供開始して以降、すでに600校以上の高校に導入され、9月にはVer1.0の提供を開始した。
「ClassPad.net」のラインアップを小・中学生向けにも拡大、高校向けサービスで実績のある学習用ツールに加え、小学校向けには英和辞典・和英辞典・国語辞典・漢字辞典と百科事典、中学校向けには英和辞典と国語辞典を収録した。「GIGAスクール構想」をはじめ急速に加速する教育現場のICT化を小・中学校がリードしている中で、高まるデジタルツールへのニーズに対応する。また、高校向けサービスについては、より柔軟にサービスを利用できるようプランを改訂。英和辞典・和英辞典・総合英語・国語辞典・古語辞典は、各校の使用教材や学習内容に合わせて選択が可能となった。さらに、オプションの英英辞典を追加することで、計23コンテンツを活用できる。
【プラン一覧】
セグメント プラン コンテンツ数 利用可能期間 料金 提供開始時期
小学校 ベーシック 4 1年間 オープン価格 2022年4月
スタンダード 5 1年間 オープン価格 2022年4月
中学校 ベーシック 2 1年間 オープン価格 2022年4月
高校 スタンダード 22/23 3年間 22コンテンツ:13,000円(税込)/1名
23コンテンツ:15,000円(税込)/1名
全国の国公立大学で2次試験の願書の受け付けが1月24日に始まった。出願の受付は2月4日まで。2次試験は前期が2月25日から、公立大のみの中期日程が3月8日、後期は3月12日。新型コロナで2次試験を受験できない人の追試験は3月22日。
文部科学省は、大学入学共通テストを新型コロナで受けられず、1月29日、30日の共通テストの追試験も受けられなかった人について、2次試験だけで合否の判定をするように、各大学に要請している。
文部科学省によると、出願が始まったのは国立大82校と公立大のうち90校で、募集人員は9万8561人。
1月15、16日に行われた共通テストの中間集計では、「数学I・A」や「日本史B」など計7科目の平均点が、大学入試センター試験を含めて過去最低点を下回っている。
一般社団法人電子情報技術産業協会は1月24日、「2021年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績(2021年1月~12月)」を発表した。出荷台数は20年比で15%減の886万9000台、出荷金額は9・6%減の7517億円となった。GIGAスクール構想や新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及の影響を受けた20年と反動が出た21年で状況が大きく変化した。22年も反動は続くとみられる。
四半期別に見ると、2021年第1四半期(2021年1~3月)は、小中学校へのGIGAスクール構想の整備に向けて、各自治体による駆け込み需要により出荷台数が拡大した。前年同期比83・3%増の358万台と、大きな伸びを見せていた。しかし、GIGAスクールの導入が終了した第2四半期(4~6月)は9・3%減の182万台、第3四半期(7~9月)は41・3%減の175万8000台、第4四半期(10~12月)は、前年同期比51・8%減の171万台となった。中でも、12月単月の出荷台数は、前年同月比54・5%減の73万3000台と、2007年度からの調査開始以降、12月としては過去最低となった。
株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2021年12月8日~22日にかけて、小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者を対象に「小中高生の資格・検定に関する調査」を実施、その結果を公表した。有効回答は539人。同調査は2019年より実施し、今回が3回目となる。
保護者に、「子どもはこれまでに、資格・検定試験を受検したことがありますか」と聞いたところ、小学生保護者の61.9%、中高生保護者の91.6%が、子供が資格・検定試験を受検したことが「ある」と回答。中高生では、約9割が資格・検定試験を受けた経験があることがわかった。
その上で、「子どもの資格・検定受検の目的は何ですか」と質問。小学生保護者の回答で最も多かったのは「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」(66.4%)となり、7割近い保護者が回答している。続いて、「学習のモチベーション向上のため」(39.9%)、「学習の目標設定のため」(39.2%)と続く。
中高生保護者の最も多かった回答は、「入試に役立てるため」(59.6%)。小学生保護者と比べると、「将来就きたい職業に役立てるため」(小学校保護者7.7%、中高生保護者34.4%)、「学校が受検を推奨していたため」(小学校保護者9.1%、中高生保護者33.0%)に大きく差が生まれている。
今回初めてオンラインでの資格・検定受検についても調査。「子どもはこれまでに、オンラインで資格・検定を受検したことがありますか」と聞いたところ、小学生保護者の8.4%、中高生保護者の24.1%があると回答。資格・検定試験を受けたことがある中高生の約4人に1人が、オンラインで受検をした経験があるという結果に。
「子どもが取得している資格・検定がある」と回答した保護者に、具体的な資格・検定の種類も聞いた。小学生保護者の回答が最も多かったのは「日本漢字能力検定(漢検)」で 60.2%、次いで「実用英語技能検定(英検)」で 34.6%だった。
中高生保護者の回答が最も多かったのは「実用英語技能検定(英検)」で、87.4%にのぼり、約9割が英検を取得していることがわかった。次いで、「日本漢字能力検定(漢検)」が54.3%となり、英検、漢検の人気がうかがえる。一方で、この傾向は、前回調査(2020年12月実施)、前々回調査(2019年11月実施)と比較して、大きな変化はなかった。
「子どもが高校生までの間に、取得してほしいと思う資格・検定」を聞いたところ最も多かったのは、小学生保護者・中高生保護者とも「実用英語技能検定(英検)」。次いで「TOEIC/TOEIC Bridge」が多く、英語に関する資格・検定への注目度の高さがうかがえる。
栄光は、自由回答式で子供が資格・検定を取得する際に、保護者がサポートしたエピソードも聞いている。
・子どもと一緒に夫も受検しました。2月が試験だったため、年末年始は親子で勉強する良い機会でした。(小4保護者)
・娘の受験勉強の隣で「英語だけは負けないよ!」と英検の勉強をしています。中学に入ったら一緒に勉強するのも楽しみです。(小6保護者)
・英検のスケジュールが合わなかったが、S-CBT だと自分の都合に合わせて受けられると子どもに伝えたら、受検に前向きになった。(中2保護者)
子供と一緒に受検、CBTに言及する回答も目立った。
〈調査概要〉
調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月8日(水)~12月22日(水)
回答者数:539名(うち小学生保護者231名(42.9%)、中高生保護者308名(57.1%))