Archive for: 3月 2023

異次元の少子化対策 たたき台

 政府は、少子化対策のために「異次元の少子化対策」と呼ばれる具体案をまとめることを決定した。その中で、児童手当の支給対象年齢を現在の「中学卒業まで」から「18歳まで」に延長し、子どもの多い世帯への増額や、所得制限の撤廃を盛り込むことが方針として示された。また、新たな住宅支援制度や保育所の要件緩和、育児休業の支援なども提案される予定である。具体的な財源についてはまだ議論されておらず、こども家庭庁の設立とともに財源に関する新たな会議を発足させる予定。

モノグサ、高校入試「赤本」の英俊社と提携

「Monoxer(モノグサ)」を提供するモノグサ株式会社(東京・千代田区、代表取締役:竹内孝太朗、畔柳圭佑)は、株式会社英俊社(大阪市、久保 博彦 代表取締役)と業務提携をし、入試問題から逆算した学習プロセスの設計を開始すると発表した。英俊社独自の過去問データベースをMonoxerへ搭載し、学習者が志望校合格から逆算した効率的な記憶定着に取り組めるコンテンツの開発を開始する。

 英俊社とモノグサが業務提携することで「全ての生徒が志望校へ合格する」という目標が達成できるよう、積み上げ式ではなくゴールから逆算した学習コンテンツ・学習方法の設計を検討する。

 具体的には、目標とする学校や偏差値帯ごとに「何が解けるようになれば(記憶定着できていれば)概ね合格できるか」を明確化し、合格のために必要な定着事項が定義されている状態を目指す。これによって、受験までの残り期間でどの内容をどの程度定着させることができれば合格に最大限近づけるかがわかり、そのためのプロセスや指導を再現できる状態を実現することができる。

 英俊社は長年の出版活動で蓄積してきた入試対策に用いる過去問コンテンツを独自のデータベースとして保管している。このデータベースを用いて偏差値、地域、単元、学校の特性などの情報を基に、特定の範囲目的に特化した記憶学習のための問題集(book)と小テストをMonoxer上で生成でき、記憶定着可能な状態を目指す。過去問で演習した結果に合わせて、苦手分野を集中的に学習できるMonoxer上の問題集(book)を作成し、成績向上に向けて必要な過去問の設題や類題を記憶定着できるようにする状態も目指すという。

大谷大学、インド国立写本研究所学術交流協定を締結

 大谷大学真宗総合研究所(京都市)は、2023年2月27日(月)インド共和国デリーにてNational Mission for Manuscripts(インド共和国)と学術交流協定を締結した。

 National Mission for Manuscripts(以下 NMM)は、様々な写本の収集・保存・修復・研究・公開を行うインド文化省のもとにあるインド国立の研究機関であり、大谷大学との協定は、大学機関としては世界で初の締結となる。
 調印式には、インド側からインド文化省管轄の外郭団体Indian Council for Cultural Relations(以下 ICCR)のヴィナイ・サハスラブッデ長官 、The Indira Gandhi National Centre for the Arts(以下 IGNCA)のS.N.ジョシ事務局長、NMMのアニルバン・ダシュ所長が、大谷大学からはダシュ ショバ ラニ教授(大谷大学所蔵仏教写本研究代表者)が出席した。
 大谷大学も所蔵するインド系写本は、保存にかかる資金的問題、保存技術継承の問題により活動が進まず破損が増えており、各国で保存が急がれている。今後はこの協定に基づき、真宗総合研究所の仏教写本分野における共同研究など、研究交流を促進していく。

 今後は、National Mission for Manuscriptsとはこの協定に基づき、真宗総合研究所指定研究仏教写本研究(2023年度より名称変更)が中心となり、以下の連携を行う予定だ。
・大谷大学所蔵写本の保存・修復・デジタル化および研究
・インド学・仏教学に関する多くの写本は日本に散在している。 日本にあるこれらの写本の目録作成、データベース構築
・写本研究に関心をもってもらうよう集中講義、ワークショップなどを通して若い研究者の育成を目指す。
 これらの活動により、大谷大学がインド学・仏教学に関する写本の日本の拠点となり、南アジア、東南アジアや欧米の複数の大学または研究所とアカデミックネットワークを築いていく。

子ども向け知育アプリ「ワオっち!」が、関西テレビの「ハチエモン」とコラボ

 株式会社ワオ・コーポレーションが配信する子ども向け知育アプリ「ワオっち!」が、関西テレビのキャラクター「ハチエモン」とコラボ!関西テレビのデータ放送に、ワオっちとハチエモンが協力してクリアを目指す知育ゲームが登場。また、ワオっち!シリーズのアプリ「ワオっち!ランド」にも、ハチエモンのコラボゲームが新登場。
 スマホアプリとテレビの両方で、双方のキャラクターがコラボした知育ゲームが遊べるのは日本初の取り組み。


【TVデータ放送概要】
■「ハチエモンアイランド」
関西テレビのデータ放送にて、3月24日(金)より提供開始。

■利用方法
関西地区のテレビで関西テレビにチャンネルを合わせ、リモコンのdボタンでスタート。
※全てのゲームを遊ぶにはインターネット接続が必要。

■遊べるゲーム
遊べるゲームは3種類。今後も追加予定。

【スマホアプリ概要】
■アプリ名「ワオっち!ランド」
28種類の知育ゲームが無料で楽しめる総合知育アプリ。2種類のハチエモンコラボゲームが新登場

■利用方法
スマホやタブレットにアプリをインストール
〔iOS版〕https://itunes.apple.com/jp/app/id392188085?mt=8
〔Android版〕https://play.google.com/store/apps/details?id=com.waocorp.waochi.onakameiro
〔Amazon版〕https://www.amazon.co.jp/dp/B09JW68LLV

叡山電鉄と京都芸術大学が包括連携協定を締結

 学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区、吉川左紀子 学長)は叡山電鉄株式会社(京都市左京区、豊田 秀明 取締役社長)と包括連携協定を結び、まちづくり、教育・研究・文化力向上のため連携協力し、知的・物的資源の相互活用、情報交換の場の構築を通じて、地域の抱える課題解決、地域の活性化並びに発展、人材の育成を目指す。

■えいでん×京都芸術大学 プラットホームギャラリープロジェクト
 駅舎をはじめ、叡山電車沿線地域を『プラットホームギャラリー』とし、京都芸術大学のクリエイターとの協働によって、文化や芸術を通じて、人が集い、学びを得られるようなプラットホームを構築し、沿線地域の魅力向上・活性化などを目指す。第一弾として取り組むのは京都芸術大学の最寄り駅である茶山駅。駅名も新たに『茶山・京都芸術大学』に。4月には駅舎ホームにて現代美術作家のヤノベケンジらによるアーティスト作品の展示がスタート。秋頃には1925年から97年使用されてきた駅舎をバリアフリー対応とともにリニューアルする。

■「茶山・京都芸術大学駅」披露式
日 時 :2023年4月1日(土)10:10~10:30
場 所 :茶山・京都芸術大学駅 下りホーム

デジタル英語教材「すらたん」に小学生・中学生基礎コースが登場

 eラーニング専門ソリューション企業、株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが弘明 代表取締役社長)は、学習塾での利用に最適なデジタル英語教材「すらたん」の小学生基礎コース、中学生基礎コースの提供を開始した。

 これまでのリスニング高校入試対策コースに加え、新たに光村図書出版の教科書を使った 『中学⽣基礎コース』、『⼩学⽣基礎コース』をが新登場した。学習⽬的や進度に合わせて選択することが可能となった。 リスニング対策として有効な「ディクテーション」「オーバーラッピング」 「スラッシュリーディング」「リピーティング」「シャドーイング」5つのトレーニングモードで過去問を活⽤した練習ができる。

 スマホ、タブレット、PCでの受講に対応し、アプリのインストールも不要なため、普段使いの端末ですぐに始められる。端末1つで学習できるので、学習塾でも⾃宅でもちょっとした空き時間を使って、練習が出来る。⽣徒が⾃⽴的に練習できるICT教材のため、講師の⼿間をかけず効率的に実施できる。

名 称:株式会社デジタル・ナレッジ
所在地:〒110-0005 東京都台東区上野5丁目3番4号 eラーニング・ラボ 秋葉原
URL: http://www.digital-knowledge.co.jp/

「THE 日本大学ランキング2023」発表

 英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(以下「THE」)は、高等教育界に特化したデータ・分析・情報を提供し続けており、「世界大学ランキング」を2004年から発表している。THEはベネッセグループの協力のもと、大学の教学改革やグローバル化の推進に向けて、「THE 日本大学ランキング2023」を発表した。
 ベネッセグループは2016年にTHEと業務提携契約を締結し、THEの国内総合パートナーとして協力してきた。「THE 日本大学ランキング」は2017年3月に1回目の発表を行い、今年で7回目となる。毎年秋にTHEが発表する世界大学ランキングでは「研究力」を軸に据える一方で、日本大学ランキングは、日本の教育事情により即した形で大学の魅力や特性が表れるように、大学の「教育力」を測る設計となっている。
 ランキング指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成されている。一般的な国内の大学ランキングは、主に入学時の学力(合格基準)が軸になっているが、このランキングは学生の学びの質や成長性に焦点を当てたものとなっている。


 日本大学ランキングの2023年版では271大学がランク付けされた。
 総合ランキングでは、東北大学が昨年に続き4年連続で1位に、東京大学も昨年に続き2位に、3位に大阪大学(昨年同率3位)、4位に東京工業大学(昨年同率3位)が、続いて5位は昨年に続き京都大学、6位は昨年から一つランクを上げて九州大学(昨年7位)がランクインした。また、国際基督教大学が2つ順位を上げて初めてトップ10に入った(10位)。
 分野別ランキングでは、「教育リソース」で東京医科歯科大学が再び1位となり、「教育充実度」は国際基督教大学が初めて1位になった。「教育成果」は京都大学、「国際性」では立命館アジア太平洋大学と、昨年から1位に変化はなかった。

THE日本大学ランキング2023【ランキング指標】
 2023年版のランキング指標は、2022年版から変更はない。2019年版以来、指標における「教育充実度」の充実を図る目的で、“教員・学生の交流、協働学習の機会”、“授業・指導の充実度”、“大学の推奨度”の3つの学生調査の結果が、重要な指標項目としてランキングに反映されている。

THE 日本大学ランキング2023【総合順位】(50位まで抜粋)
【順位】 2023総合 / 昨年総合 / 大学名 / 【スコア】総合Overall / 教育リソースResources / 教育充実度Engagement / 教育成果Outcomes / 国際性Environment
1 / 1 / 東北大学 / 85.9 / 80.3 / 84.0 / 97.6 / 88.8
2 / 2 / 東京大学 / 82.7 / 83.4 / 84.2 / 95.3 / 69.6
​3 / =3 大阪大学 /82.5 / 75.2 / 83.1 / 96.4 / 83.0
4 / =3 / 東京工業大学 / 82.3 / 75.8 / 84.5 / 93.5 / 81.0
5 / 5 / 京都大学 / 82.2 / 79.3 / 80.9 / 98.6 / 75.9 /
6 / 7 / 九州大学 / 80.5 / 72.5 / 83.3 / 97.0 / 76.6
7 / 6 / 北海道大学 / 80.1 / 71.4 / 82.4 / 96.0 / 78.7
8 / 8 / 名古屋大学 / 78.9 / 74.1 / 79.7 / 97.4 / 71.0
6 / 6 / 筑波大学 / 77.8 / 70.9 / 82.9 / 90.0 / 72.3 /
10 / 12 / 国際基督教大学 / 73.3 / 50.7 / 91.4 / 56.7 / 98.0
11 / 10 / 広島大学 / 73.0 / 63.0 / 82.3 / 73.7 / 75.8
12 / 11 / 慶應義塾大学 / 72.1 / 58.8 / 77.4 / 93.2 / 69.8
13 / 14 / 神戸大学 / 71.7 / 61.7 / 78.3 / 83.2 / 69.6
14 / 13 / 早稲田大学 / 71.4 / 47.4 / 80.2 / 93.2 / 81.4
15 / 17 / 国際教養大学 / 71.3 / 47.7 / 91.3 / 62.3 / 88.6
16 / 16 / 一橋大学 / 69.7 / 46.5 / 85.1 / 70.1 / 85.6
17 / 15 / 東京医科歯科大学 / 69.4 / 84.6 / 63.9 / 46.5/ 70.4
18 / 19 /金沢大学 66.9 / 62.6 / 76.6 / 54.0 / 69.8
19 / =21 / 千葉大学 / 66.0 / 59.9 / 76.7 / 61.8 / 63.5
20 / 23 / 東京農工大学 / 65.3 / 64.4 / 73.2 / 48.4 / 68.4
21 / =21 / 岡山大学 / 65.2 / 58.8 / 75.8 / 54.4 / 69.1
=22 / 24 / 立命館アジア太平洋大学 / 64.5 / 31.4 / 86.8 / 48.8 / 99.8
=22 / 20 / 上智大学 / 64.5 / 39.0 / 82.4 / 53.6 / 89.8
24 / 18 / 会津大学 / 64.3 / 58.7 / 79.8 / 28.7 / 79.1
25 / =31 / 熊本大学 / 63.7 / 60.1 / 70.5 / 60.2 / 62.4
26 / 30 / 長崎大学 / 63.4 / 62.5 / 73.9 / 46.2 / 62.9
27 / 27 / 東京外国語大学 / 63.3 / 36.8 / 84.1 / 50.9 / 87.2
28 / 26 / 横浜国立大学 / 62.7 / 48.2 / 75.0 / 58.0 / 72.8 / 52.2 / 77.9
29 / 35 / 京都工芸繊維大学 / 62.4 / 54.3 / 66.8 / 52.2 /77.6
30 / =31 / 長岡技術科学大学 / 62.1 / 57.1 / 64.4 / 47.6 / 78.8
31 / =31 / 立命館大学 / 61.6 / 35.9 / 82.4 / 58.6 / 76.5
32 / 25 / お茶の水女子大学 / 61.3 / 59.5 77.6 29.9 65.1
33 / 29 / 東京理科大学 61.2 / 50.5 / 79.4 / 68.2 / 46.3
34 / 28 / 芝浦工業大学 61.1 44.6 76.6 47.8 76.4
35 / 36 / 豊橋技術科学大学 / 60.6 / 61.2 / 48.9-56.1 / 50.4 / 75.5
36 / =37 / 電気通信大学 / 59.5 / 58.4 / 67.1 / 43.8 / 62.4
37 / 40 / 東京都立大学 / 58.8 / 54.4 / 69.1 / 55.2 / 53.5
=38 / =37 / 九州工業大学 / 58.3 / 49.3/ 76. 8/ 44.4 / 56.8
=38 / 34 / 横浜市立大学 / 58.3 / 68.7 / 70.7 / 32.4 / 42.9
=40 / NR / 大阪公立大学 / 58.0 / 60.5 / 69.6 / 60.0 / 27.7-40.5
=40 / =44 / 立教大学 / 58.0 / 33.3 / 82.1 / 42.2 / 76.2
42 / 39 / 東京海洋大学 / 57.7 / 58.8 / 61.7 / 45.8 / 59.5
43 / =41 / 同志社大学 / 57.2 / 34.8 / 77.6 / 50.2 / 70.1
44 / =44 / 関西学院大学 / 56.8 / 35.4 / 78.1 / 43.0 / 72.1
=45 / 46 / 福岡女子大学 / 56.5 / 40.3 / 75.5 / – / 88.9
=45 / =41 / 明治大学 / 56.5 / 36.8 / 79.9 / 48.3 / 61.2
=47 / 43 / 神田外語大学 / 56.2 / 22.0-31.0 / 84.7 / 30.8 / 80.0
=47 / 61 / 名古屋市立大学 / 56.2 / 68.9 / 58.8 / 45.1 / 27.7-40.5
=49 / 53 / 学習院大学 / 55.1 / 40.0 / 69.8 / 38.5 / 72.1
=49 / 52 / 名古屋工業大学 / 55.1 / 52.3 / 65.6 / 52.0 / 46.7

※順位横の「=」表記は、同順位であることを示しています。同順位の場合は英語表記のアルファベット順で掲載している。
※「NR」は2022版でランキング対象でなかったことを示している。
※「‒」は、分野における順位が201 位以下のためスコア非表示としている。
※詳細は「THE 日本大学ランキング」日本語公式サイトへ。
https://japanuniversityrankings.jp/

墨田区立桜堤中学校で「Monoxer」活用後、生徒470名の主要5科目の基礎事項テストの平均得点率が44%から70%へ上昇

 モノグサ株式会社(東京・千代田区、代表取締役:竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)が提供する、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、墨田区立桜堤中学校の生徒470名を対象とした実証事業で活用された。その結果、主要5科目(国語、数学、英語、理科、社会)の基礎事項テストの平均点が44%から70%へ上昇した。
 また、不登校の未然防止や早期対応を目的とした「スモール・ステップ・ルーム(SSR)」でも、学習を通した登校支援の施策として活用されている。

 現状、学校では授業で扱った知識事項を長期的に定着できているかどうかについて生徒一人ひとりに委ねており、定着度合いに個人差が生じています。その原因として、授業外における反復学習の効率に個人差が大きくかつ教員の介入が物理的に難しいという点が影響している。
 学習指導要領に基づく主体的・対話的な学びに教室内の全生徒が向き合うにあたって、「自ら思考する土台となる基礎知識が定着していること」と「主体的に学習に向き合う意欲につながる学習での成功体験を持っていること」が必要となる。
 桜堤中学校では、3つの異なる小学校の児童が毎年入学するため、学校によって学力差が生じており、上記を満たすことができていない生徒も多くみられていた。

 桜堤中学校ではMonoxerを活用して、義務教育課程における個人間の学力格差の解消を目指している。
 Monoxerを通して、個別の学習遅れの要因に合わせた基礎定着学習を提供することで各生徒が主体的・対話的な授業に参加する前提を揃え、基礎的事項における学習での成功体験を積み上げることで学校における指導要領の実践のための土台作りを実現することを目指している。

 昨年11、12月に実施したMonoxerを活用した実証における学力向上の成果によって、生徒と保護者と、その結果を共有しながら2023年4月より本格導入を開始する。

墨田区立桜堤中学校における実証の概要
「自ら思考する土台となる基礎知識の定着」と「主体的に学習に向き合う意欲につながる学習での成功体験を積むこと」を目指して実証事業を行った。

・実施期間
2022年11月14日〜12月14日にMonoxerによる学習を実施。
2022年11月15日に事前テスト、12月14日に事後テストを実施。

・対象人数
墨田区立桜堤中学校の生徒470名(1学年5クラス175名、2学年5クラス157名、3学年4クラス138名)を対象に実施した。

・学習内容
生徒は、学年ごとに異なる既習範囲の内容を学習した。国語は漢字学習、英語は英単語学習、数学、理科、社会は既習範囲の基礎知識事項を範囲とした。
それぞれMonoxerの学習計画機能に基づいて、全体の学習内容を日割りし、生徒はMonoxerが提示した決められた学習量を日毎に学習した。

・実施方法
Monoxerによる学習は、朝学習の時間と授業時間の最初の5分から10分を使って実施し、学校の時間で終わらなかった分を宿題として実施した。先生はMonoxerのリアクション機能を活用し、生徒に声掛けを実施し、生徒のモチベーション維持を図った。
Monoxer学習の事前と事後でテストを実施し、平均得点率を比較した。(テストは、国語:15点満点、英語:25点満点、数学8点満点、理科、社会:20点満点で実施)

墨田区立桜堤中学校における実証の結果
 事前テストと事後テストの平均得点率を比較すると、全学年、全科目において事後テストの平均得点率が事前テストよりも上昇する結果となった。特に、1年生の国語(漢字)では、49%上昇と顕著に変化が見られた。また、全学年の理科、3年生の社会、3年生の英語(英単語)、2年生の国語(漢字)では80%の得点率を越えていた。

「スモール・ステップ・ルーム(SSR)」におけるMonoxerの取り組みに関して

 桜堤中学校では、これまでも不登校の未然防止や早期対応を目的に校内に別室を用意していた。今年度は、「スモール・ステップ・ルーム(SSR)」と名称を変えて設置、運用をしている。
 Monoxerの導入にあたり、従来の学習からではなく、ゲーム形式で先生方の名前、学年、教科等を問題にして取り組みを始めました。登校が安定しない生徒も数多く通う中で、Monoxerの活用を「楽しいもの」という印象をもたせる工夫をした。
 SSRの時程の5時間目は、「Monoxerタイム」として設定して、生徒の取り組みを後押ししています。Monoxerの取り組みを通して、学びに自信が芽生え、教科によっては教室との行き来ができる生徒が増えているそうだ。

英検4級・5級 不合格の場合は無償で再受験できるチャレンジキャンペーンを実施(準会場)

 公益財団法人 日本英語検定協会は、実用英語技能検定4級・5級を国内の準会場で受験する受験者を対象に、不合格の場合は無償で再受験できるチャレンジキャンペーンを実施する。

 英検は初期学習者向けの5級をはじめ、学習段階に応じた7つの級があり、年齢を問わず誰でも申し込みできるため、英語学習を始めたばかりの児童・生徒にも積極的に受験されている。一方で、不合格が嫌で受験しない」「不合格になると落ち込む」等の理由から、英検受験を躊躇する児童・生徒がいるとの声が上がっていた。
 英検では合否結果に加えて全級共通のユニバーサル尺度「英検CSEスコア」が示され、不合格の場合でも合格基準にとれだけ足りなかったかが分かり、技能別の得意・不得意分野も把握できることから、合格に向けた学習計画を立てることができる。
 また、英検協会はこれまでの調査で、英語能力を継続的に向上させるためには、英検の目標級を設定し、モチベーションを高く保ちながら学習することが重要であることが分かっている。失敗を恐れずにチャレンジすることで、あとどれだけ学習すれば次の級に進めるかが明確になるので、不安を抱えている児童・生徒に、積極的に挑戦してもらいたいと考えている。
 そこで、英検を目標に据えてまずは暢初の一歩目を踏み出してもらうために、受験への心理的障壁を下げ、たとえ不合格でも次回また受験できるという精神的かつ経済的な支援ができないかを考え、このキャンペーンの企画に至った。
【キャンペーン概要】
■対象者
下記の英検を通常受験して不合格(欠席を除く)となった受験者
・受験級:英検4級または5級
・検定回:2023年度第1回、第2回、第3回
・会 場:日本国内の準会場で受験された方

■上記対象者が「無償再受験」が可能となる試験
・2023年度第1回通常受験 不合格者→ 2023年度第2回 無償再受験可能
・2023年度第2回通常受験 不合格者→ 2023年度第3回 無償再受験可能
・2023年度第3回通常受験 不合格者→ 2024年度第1回 無償再受験可能
※ただし、同一の級、同一の準会場での再受験に限る

■申込方法
・通常受験:準会場での通常どおりの申し込み(特別なキ+ャンペーン登録などは不要)
・無償再受験:準会場での申し込み時に「無償再受験であることを伝える」
※申込方法の詳細は確定次第発表

学研とIRISデータラボがLINE×チャット型コマースの技術実証を開始

 IRISデータラボ株式会社(東京・青山、安達 教顕 代表取締役)は、株式会社学研ホールディングス(東京・品川、宮原博昭 代表取締役社長)と共同で、学研の3万点を超える図鑑や書籍販売にChatGPTエンジン(ChatGPT4含む)を活用し、LINE×チャット型コマースの実証実験を開始することを発表した。

 この取り組みにより、ChatGPTエンジン(ChatGPT4含む)とLINE連携ECツール「Atouch」をAPI連携させて、「Atouch」の商品データベースのデータソースを読み込ませた「Gakkenはかせ」のLINE公式アカウントと学研ホールディングスのLINE公式アカウントにて自然言語で、欲しい本などを質問すると最適な学研書籍をレコメンドしてくれることを実現。利用者の拡大に伴いより賢く、正確な情報をお届けすることが可能で、膨大な商品数を誇る学研のダイレクトマーケティング手法として効果を検証していく。

■「Gakkenはかせ」 友だち追加はこちらから
・LINE Chat型の「Gakkenはかせ」 友だち追加情報
URL:https://weburl.jp/dai0J5u

・Webアプリ型の学研ホールディングス公式LINEの「Gakkenはかせ」 の友だち追加情報
URL:https://weburl.jp/KwvOtXl

■学研とIRISデータラボの取り組みについて

<Phase1〜Phase2> 2023年3月~6月まで予定
 ChatGPTエンジン(ChatGPT4含む)とLINE連携ECツール「Atouch」をAPI連携させて、Atouchの商品データベースのデータソースを読み込ませた「Gakkenはかせ」のLINE公式アカウントと学研ホールディングスのLINE公式アカウントにて自然言語で、欲しい本などを質問すると最適な学研書籍をレコメンドしてくれるようになる。

<Phase3以降> 2023年9月~
「Atouch」で蓄積したユーザーの会話や購買履歴などの属性データ元に、「Atouch」とChatGPTエンジン(ChatGPT4含む)を連携させて、プッシュ型でオススメLINE配信を可能にし、感度の高い関連図書のレコメンドを行ってくれるようにする予定。学研グループのGakkenIDサービスと連携したレコメンドサービスの展開を目指す。

<ロードマップイメージ>