ICTを活用したアイデア学生コンテスト NTTドコモ モバイル社会研究所が募集中

「もしあなたが通信会社で活躍しているとしたらICTをどのように活用し、人々のより豊かな生活を実現しますか?」。現在募集中の第2回『ドコモ近未来社会学生コンテスト』では、この問いをテーマに、5年後に実現したい提案、アイデアを学生から募っている。

審査は、書類選考(1次選考)後、最終審査会および表彰式がNTTドコモ山王パークタワーで、2017年11月11日(土)に開催される。高校生と高専生(1~3年生)のジュニア部門と高専生(4~5年生)、短大生、大学生、大学院生のシニア部門にわかれ、各部門1組最優秀賞(賞金10万円+副賞+賞状)などが贈られる。

応募は公式ホームページから。ただし、学生の指導教員が応募しなくてはならない(必須)。応募締切は、2017年9月12日(火)まで。塾からの応募も受けつけており、学校を越えたチームでの参加も可能だ。

 

第2回『ドコモ近未来社会学生コンテスト』

■概要

主催:株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所
応募テーマ:ICTを活用した、5年後に実現したい豊かな生活
応募対象:高校生、高専生、短大生、大学生、大学院生(1グループ学生3名以内)
応募部門:
ジュニア部門(高校生・高専生1~3年生)
シニア部門(高専生4~5年・短大生・大学生・大学院生)
応募方法:指導教員が、規定の「応募様式」を基に公式ホームページの応募ボタンより応募
賞品:ジュニア部門、シニア部門ごとに表彰

 

【最優秀賞】各部門1組 賞金10万円+副賞+賞状
【優秀賞】各部門1組 賞金5万円+副賞+賞状
【奨励賞】各部門若干名 賞金3万円+副賞+賞状

 

■主なスケジュール

応募期間:2017年6月1日(木曜)~2017年9月12日(火曜)
書類審査期間:2017年9月~2017年10月
審査結果は10月下旬を目途に個別に通知予定
最終審査会および表彰式:2017年11月11日(土曜)
開催場所:
(株)NTTドコモ 山王パークタワー 28F
東京都千代田区永田町2-11-1
最終審査会の旅費負担金額の上限は、1組最大10万円を上限とし、実費精算とする
(指導教員と学生をあわせて4名以内)

練成会グループ AI型タブレット教材「Qubena」を採用

大手学習塾の練成会グループ(北海道札幌市、奥山英明代表)は、株式会社COMPASS(東京都世田谷区、神野元基代表)が開発したAI(人工知能)型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を採用する、と発表した。

Qubenaは、各生徒がタブレットに入力するあらゆる情報(解答、解答プロセス、スピード、集中度、理解度など)を収集、蓄積、解析して個人に適応させる人工知能型タブレット教材。「生徒が理解してない概念は何か?」や、「何が得意で何が不得意なのか?」を解析し、生徒それぞれに合った最適な問題を出力するシステムで、効率的な学習をサポートする。Qubenaは、現在、数学・算数に特化してサービス提供しており、自社で教室展開する「Qubena Academy(キュビナ・アカデミー)」の他、全国の学習塾をはじめとし、広く採用されている。

山形練成会の山形本校

練成会グループは1977年に帯広で創業、その後札幌や旭川など北海道ないに計11本部を展開、2013年に山形、14年に青森、15年にはベトナムのホーチミン市に開校した。今年6月、仙台市に新たに開校した。北海道、山形県、青森県、宮城県、ベトナムを合わせて現在236教室、生徒数2万3300名を擁す。

COMPASSは「未来の君に会いにいく」をスローガンに、子どもたちが生きる未来を共に考え、子どもたちの人生を共に歩むことを教育理念とする。「産業革命に四敵するほど劇的変化が予想される今後30年間の未来を、徹底的に考え抜いて教育を行うことで、全世界の子どもたちの幸せな未来をどこまでも追い続けます」と神野元基CEOは語る。

ヒューマンスターチャイルド 保育所の開設・運営支援コンサルを開始

ヒューマンアカデミー株式会社の事業子会社で保育事業を展開するヒューマンスターチャイルド株式会社(本社:横浜市 代表取締役:川下 裕左)は2017年7月、保育所の新規開設などを支援するコンサルティングサービスを開始した。10年以上にわたるヒューマンスターチャイルドの保育所運営ノウハウなどを活かしたメニューを準備。新規参入を検討する法人や団体に対して、トータルサービスを提供する。

サービスの概要は(1)開設支援、(2)運営支援、(3)スポット支援―の3種類がある。
(2)の運営支援は保育所を開設しているものの、運営などに課題を抱えている法人や団体を対象にしており、人事・研修制度の改訂支援も行っている。

NOVAホールディングス ドルトムントとのサッカースクールのライセンス契約

NOVAホールディングス株式会社(東京都港区、稲吉正樹代表)は、香川真司選手やドイツ代表マルコ・ロイス選手が所属するドイツブンデスリーガのボルシア・ドルトムントとの日本におけるリージョナルパートナー、サッカースクールのライセンス契約を締結したことを7月14日、都内で発表した。記者会見では3年目にFC展開、5年目に100教室を開校するという。

月刊私塾界2017年8月号(通巻436号)

巻頭言

経済産業省の若手官僚たちが、5月中旬「産業構造審議会総会」において政策提言「不安な個人、立ちすくむ国家」を発表した。同省ウェブサイトで公表してから約1ヶ月間で、ダウンロード数は120万件を突破する。官庁の政策提言としては異例の広がりを見せる。

多くの人が関心を寄せるのは、所謂「霞が関文学」を廃し、図表等で示すことにより、インパクトを与えつつ、分かり易く伝えているからだ。更に、内容が一度は失敗した日本の構造改革に関する、新たなパラダイムを示そうとしているからでもある。そして、「従来の延長線上で個別制度を少しずつ手直しするのではなく、今こそ、社会の仕組みを新しい価値観に基づいて抜本的に組み替える」と宣言しているからだ。尤も解決に向けた具体案はない。これが批判の対象になっている。また、省庁を横断する政策提言のため、現実化には高いハードルが待ち構えていることも確かだ。

似たような期待感を抱かせた「高大接続システム改革会議」の提言は、竜頭蛇尾に帰す可能性がある。5月に公表された「高大接続改革の進捗状況について」を見れば分かる。特に「高校生のための基礎診断(仮称)」にそれが強く読み取れる。

教育全体に関し、学習塾業界から「抜本的に組み替える」ような提言ができないものであろうか。教育のICT化やアクティブ・ラーニング等で、公教育の一歩も二歩も先を進んでいるからこその提言である。パラダイムシフトはお手の物なのであるから。

(如己 一)

目次

  • 14 CatchUp01 CAIシステム株式会社
      スピーキング力を上げるために 外国人講師の確保から教室運営までオールインワンの「SKメソッド」
  • 16 CatchUp02 株式会社学究社
      社外から後継者を選任、分野別のナンバーワン目指す 学究社・河端真一会長
  • 20 CatchUp03 東京家政大学附属女子中学校高等学校
      新校長が語る東京家政大学附属女子中学校高等学校の改革
  • 22 CatchUp04 株式会社みらいじゅ
      放課後等デイサービスにオンライン英会話を導入
  • 24 挑む私学 四日市メリノール学院
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集】企業が永続的に成長するために
       はじめてますか? 継承の準備
  • 62 HOT TOPICS 1
       広がりつつある学習支援事業の効果に迫る
  • 66 HOT TOPICS 2
       地球市民の育成に取り組むオランダの教育に学ぶ
  • 68 TOP LEADER Company
       ナガセグループ
       独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する
  • 78 少し先の日本の教育の未来を考える~現場編~
       心と能力を同時に高めるメソッド
       保育園で何が起こっているのか?
  • 80 Special Report
       私塾界リーダーズフォーラム2017s/s ICT×幼児
  • 88 教育サービス業界 企業研究(58) 株式会社学書
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(283)
  • 92 疾風の如く(97)
      ユニバースクール(神奈川県)
      代表 湯浅 浩章さん
  • 94 好機到来(28)
      株式会社グリーンスター
      代表 川口 力哉さん
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(52)
  • 98 白書界隈徘徊話(29) 西村克之
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(35) 中谷彰宏
  • 102 陥穽葉書(5)
  • 104 もしも科学の視点が塾であったなら(3)
  • 106 塾の家計簿(3)
  • 108 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(49)
  • 109 芸術見聞録(49)
  • 110 高校生からの子育てハイウェイ(28)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(29)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(14)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(144)
  • 118 塾悟性論(5)
  • 120 咲かせよ桜(32) 小林哲夫
  • 124 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(52)
  • 126 論点2017(8) 肩透かしに終わるか、「フリースクール等に関する検討会議」
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座
  • 関西最大の「進学フェア」参加申込スタート(小学生、中学生対象)【入場無料】

    2017年9月18日(月・祝)に株式会社 成学社が運営する開成教育グループ主催の関西最大の進学フェア(開成進学フェア大阪会場)が開催される。開催に伴い7月28日(金)に参加申し込み専用サイトがオープンした。

    昨年の来場者数約5,000人、参加校は約200校、近畿地区で最大級の進学フェアの参加申し込みを開始しました。人気校の説明会や入試分析会ではキャンセル待ちがでるなど、当日飛び込み参加では入場できないコーナーもあるので、お申し込みはお早めに。

    ※イベントの詳しい情報は8月10日ごろ配信予定。

    ■開成進学フェア概要
    日時:2017年9月17日(日) 滋賀会場
       2017年9月18日(月・祝) 大阪会場
    場所:滋賀会場 ピアザ淡海(滋賀県大津市におの浜)
       大阪会場 マイドームおおさか(大阪市中央区)
    申し込み方法:下記URLよりフォームに必要事項を入力
    滋賀会場 https://www.kaisei-group.co.jp/form/shigakufair_shiga/
    大阪会場 https://www.kaisei-group.co.jp/form/shigakufair_osaka/

    株式会社成学社 開成教育グループ 入試情報室
    TEL:06-6373-1565
    受付時間11:00-19:00(ただし日・祝、及び8月12日〜16日、8月28日〜31日を除く)

    フリースクールの「東京家学」英語4技能授業を導入

    株式会社グロップ(本社 岡山県岡山市:代表取締役社長 原田 竜一郎)が運営する、不登校専門の家庭教師・フリースクールなどの不登校支援をおこなっている「東京家学」と、語学・留学・グローバル人材育成に関わるサービスを提供しているベルリッツ・ジャパン株式会社(本社 東京都港区:代表取締役社長 松尾 茂樹)は、英語4技能を取り入れたカリキュラム「英語コミュニケーションレッスン」を共同で開発し、「東京家学」の英語の授業として、2017年9月5日(火)より導入することを発表した。

    導入背景は、フリースクールに通う子供たちの状況や学力に差異があり、進路の準備をするための基礎学力の向上を、学校に比べてより短い時間で行う必要があると考え、東京家学とベルリッツは、英語力を短時間でバランスよく育成するための特別なカリキュラム「英語コミュニケーションレッスン」の開発を行った。「英語コミュニケーションレッスン」は、外国人教師が「Reading, Writing, Listening, Speaking」のいわゆる4技能について、少人数制で行う授業。

    ■「英語コミュニケーションレッスン」概要
    フリースクールの英語の授業
    ・対 象 者:中学生・高校生
    ・日  程:9月5日(火)より毎週火曜日 13:00~14:30(中学生)/ 14:30~16:00(高校生)
    ・授業形態:ベルリッツの外国人講師1名による授業
          1クラス:生徒 5~6名
          授業時間:90分(途中10分休憩)
    ・開講場所:東京家学 神楽坂校

    第27回 生きいきワクワク体験・親子の集い開催

     今年で27回目を迎える「生きいきワクワク体験・親子の集い」が今年もNPO法人全国教育ボランティアの会主催で7月16日(日)に調布市・市民プラザ「あくろす」にて開催された。
     身近な科学を親子と経験し子供たちの科学分野への関心を沸き起こさせる同イベント。今年は定員140名に対し応募者の反響が多く実験材料にも限りがあったので、定員を超えての申込者には断らざるをえない状況だった。と実行委員長の佐藤勇治氏は語ってくれた。
     ボランティアの先生も多く参加しており厚木ゼミナールの講師は10名、埼玉県私塾協同組合からは5名とその他ボランティアの先生も駆けつけ、運営をバックアップしていた。
     ワクワク体験の今年の実験は「備長炭アルミ箔電池を作ろう」西畑正夫先生考案の実験キットを親子で作り上げる。うまく組み上げることができたらプロペラが回る仕組みになっている。ボランティアの講師が親切に見回りつまづいた子供達に寄り添って丁寧に教えていた。
     天文教室では中嶋先生が「DVD分光器」を使い光のスペクトルについて説明を行った。最後の質問コーナーでは「宇宙はどうやってできたのか?」「ホワイトホールってあるんですか?」「星座は全部でいくつあるんですか?」など子供たちの疑問がたくさんあり、終了時刻を大幅に延長し中嶋先生が丁寧にひとつづつ回答していた。
     学校や塾、行政と企業のような区分ではなく、地域で一つになり、子供たちに教育・関心を与える事が出来るのは、これからの日本の教育にとって大変重要である。

    青学女子短大が学生募集停止へ 志願者減で19年度から

    青山学院大を運営する学校法人青山学院(東京・渋谷)は7月24日、青山学院女子短大の学生募集を2019年度から順次やめると発表した。「青短」の略称で知られる女子短大のブランド校だったが、四年制志向の高まりなどにより、近年は志願者が減っていた。青短は1950年に開学し、6万人超の卒業生を輩出、現在は約1500人が在籍している。現在の教育を「19年度以降に青山学院大に設置予定の学部で追求する」という。

    1689自治体に15兆円 普通交付税

    高市早苗総務相は7月25日、平成29年度当初予算で配る普通交付税は1689自治体で計15兆3501億円になると閣議で報告した。独自の税収が多いなどの理由で交付税を必要としない不交付団体は東京都と75市町村の計76団体となり、前年度より1団体減った。道府県分は北海道が6199億円と最多で、兵庫2960億円、鹿児島2646億円と続く。昨年度不交付の栃木県上三川町、東京都羽村市、静岡県富士市、佐賀県玄海町の4市町に配分する。一方、宮城県女川町、埼玉県八潮市、大阪府摂津市の3市町が不交付に。不交付団体減は5年ぶり。