株式会社クラダシ(東京・品川区、河村晃平 代表取締役社長CEO)と「mottECO普及コンソーシアム」が運営する「食べ残し持ち帰りガイドライン普及委員会」の取り組みが、環境省の「mottECO導入モデル事業」に採択された。環境省が実施する「令和7年度 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業の一環となる。
■「食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業」とは
この事業は、環境省が外食産業や食品小売業から発生する食品ロス削減に向けて、外食時の食べ残しの持ち帰りや飲食店・小売店等におけるフードシェアリングをはじめとした、消費者が参画・関与する売れ残り食品の廃棄防止等の取り組みを支援し、その成果を広く発信するもの。
■採択された提案
クラダシは、ミッションを「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンを「日本で最もフードロスを削減する会社」と掲げ、持続的に社会課題の解決に取り組むビジネスを展開している。
フードロス削減を目指し、賞味期限が切迫した食品や季節商品、パッケージの汚れやキズ・自然災害による被害などが原因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で販売している。また、その売り上げの一部でさまざまな社会貢献活動を支援している。
今回クラダシが参画する「食べ残し持ち帰りガイドライン普及委員会」は、【mottECO を通じた「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」の普及実践事業】で事業に採択された。
この事業では、mottECOをテーマとしたイベントの開催や教育機関・自治体・省庁との連携事業への積極的な参加を通じて、「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」の消費者・事業者双方への周知、普及促進に取り組む。そして、食べ残しの持ち帰りにおける消費者の安全と事業者の取り組みリスクの低減を目指す。
▽実施予定のイベント
mottECO実践団体ならではの発信による普及啓発事業として、一昨年、昨年に続きmottECO普及コンソーシアム主催によるイベントを実施する。
【概要】
名称 :食べ残しをなくそう!食品ロス削減 「mottECO(モッテコ)」 FESTA 2025
日時 :2025年7月1日(火)10:30~14:00
会場 :ホテルメトロポリタンエドモント 2階 宴会場(悠久・波光・薫風・万里)
所在 :東京都千代田区飯田橋3-10-8(飯田橋駅・水道橋駅下車)
主催 :mottECO普及コンソーシアム mottECO FESTA2050実行委員会
内容(予定):
関係省庁、有識者、事業者等によるパネルディスカッション
省庁によるガイドラインについての講演や事業者による食品ロス削減などの事例発表
関係省庁、自治体、事業者、大学、業界団体等による環境施策紹介のブース出展、もったいないメニュー試食コーナー 他
参加費 :無料(ブース出展、会場参加共無料)
■モデル事業におけるクラダシの取り組み
クラダシは、その中で以下2つの事業に取り組む。
①自治体を通じた地域の個人飲食店、独立系ホテルへのガイドラインの普及
クラダシが連携する33自治体を対象に、mottECO普及コンソーシアムとの意見交換、具体的なフードロス削減効果や導入促進プロセスの紹介などを行う。これにより、自治体とmottECO普及コンソーシアムの連携を推進し、自治体内でフードロス削減の取り組みが拡大するよう促す。
②Kuradashiユーザー向けのオンラインキャンペーンによるガイドラインおよびmottECO事業の発信
食品ロス削減月間の期間中に、特設サイト、Kuradashi公式SNS、メールマガジン上で、mottECOを広く周知する紹介コンテンツを掲載する。これにより、一般消費者へのmottECOの認知度向上と、持ち帰りガイドラインの普及促進につなげる。
これらの取り組みを通じて、クラダシは、地域および広範な消費者層におけるフードロス削減と環境保全の取り組みを加速させ、持続可能な食品消費行動の定着に寄与することを目指す。