国立科学博物館・筑波実験植物園、「つくば蘭展」12月7日から開催

世界の絶滅危惧ランや都市生態系のランを紹介、約500点を展示

 国立科学博物館 筑波実験植物園(茨城県つくば市)は12月7〜14日の8日間、企画展「つくば蘭展」を開催する。世界有数の野生ラン保全施設である同園の「つくばコレクション」から約200点、協力団体が育成した園芸品種を含む約300点、計500点のランを公開する。

 世界各地の絶滅危惧種をはじめとした希少な野生ランが一堂に会する展示は国内外から高く評価されている。今年は特別企画として「都市生態系のラン」をテーマに、つくば市や東京都で確認される身近な野生ランの存在、都市における生物多様性保全の取り組みを紹介する。

■ 南硫黄島で79年ぶりに再発見された希少種も公開

 展示では、2017年に南硫黄島で79年ぶりに再発見された固有種「シマクモキリソウ」の次世代株を初公開。人工交配や共生培養・無菌培養による増殖に成功した研究成果を紹介する。

 また、南太平洋・バヌアツでの調査で採集された新種や未発表種も展示。調査隊によって初めて持ち帰られた貴重な植物が並ぶ。

■ 都市の自然をテーマにした写真展や講演会も開催

 企画展期間中は、中山博史氏による身近な野生ランの写真展のほか、講座・展示案内・講演会・栽培講座など関連イベントも多数実施。都市の自然とランの関係、つくば市の生物多様性戦略などを専門家が解説する。

■ 企画展概要

  • 会期:2025年12月7日(日)〜14日(日)
  • 会場:国立科学博物館 筑波実験植物園(教育棟、温室、園内ほか)
  • 主催:国立科学博物館 筑波実験植物園
  • 共催:つくば市
  • 協力:つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会 ほか
  • 詳細:公式サイト(https://tbg.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00002827.html)

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