桐原書店、学校向け英語ライティングAIを大幅刷新 自動添削・スコアリング強化で指導負担軽減と学習効果向上を両立

 学研ホールディングス傘下の桐原書店(東京都品川区)は1月26日、学校向け英語ライティング支援サービス「桐原AIライティングテストシリーズ」の主力商品『桐原AIエッセイライティング』について、大規模アップデートを実施した。英語科教員の添削負担軽減と、生徒の論理的ライティング力向上を同時に実現することを狙い、添削精度の向上やLMS機能の拡充を図った。

 英語4技能の中でも、特に評価の属人性や採点時間の確保が課題とされてきたライティング分野。同サービスは、答案提出後に論理構成・分量・語彙・文法の4観点から自動添削・スコアリングを行い、教員ごとの評価差を抑えた公平な評価を可能にする点が特長だ。即時にフィードバックが返る仕組みにより、生徒は書いた直後に改善点を把握し、リライトを通じた学習サイクルを回しやすくなる。

 今回のアップデートでは、文法誤りの検出精度をさらに高めるとともに、添削結果画面のUIを刷新。指摘箇所とコメントの対応関係を明確にし、生徒が弱点を直感的に理解できる設計とした。また、教員向けLMS機能も強化し、クラス全体の得点分布やミス傾向を可視化できる分析機能を追加。授業改善や指導計画の見直しに活用できるようにした。

 さらに、語彙力の底上げを目的とした単語テスト機能を新たに搭載。ライティング課題に先立つインプット学習と、アウトプットとしてのエッセイ作成を連動させた指導設計が可能となった。定期考査、パフォーマンステスト、英検対策など、授業内外を問わず柔軟に活用できる点も学校現場での導入を後押ししている。

 導入校からは「添削の正確性を確認する心理的負担が軽減された」「評価理由が明確になり、生徒の書き直し意欲が高まった」「論理構成まで踏み込んだ評価が大学入試対策にもつながる」といった声が寄せられている。

 桐原書店では、英語ライティングを「書かせっぱなし」にしない授業づくりを支援するツールとして、本サービスの普及を進める考えだ。AIによる自動評価を活用しつつ、教員がより本質的な指導に時間を割ける環境整備が、今後の英語教育現場における重要なテーマとなりそうだ。

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