摂南大学は、大阪府立工科高等学校5校と高大連携に関する覚書を締結する。7月8日に大阪府公館で締結式を開く。対象となるのは、工学系大学進学専科を設置する大阪府立淀川工科高校、今宮工科高校、茨木工科高校、東大阪みらい工科高校、堺工科高校の5校。
今回の覚書は、摂南大学と大阪府教育委員会が締結している連携協定に基づくもの。工学系大学進学専科に在籍する生徒の視野を広げ、進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、工学への志を喚起することを目的としている。
連携では、高校と大学が相互に協力し、確かな知識と技術・技能を備えた人材の育成を目指す。教員の相互派遣などを通じて、高校教育と大学教育の双方を活性化させ、技術者育成の充実につなげる。
工科高校では、ものづくりや工業技術に関する専門教育を通じ、実践的な力を持つ人材を育てている。一方で、産業構造の変化や技術革新が進む中、高校段階から大学での学びや研究に触れ、将来の進路を具体的に描く機会の重要性が高まっている。
摂南大学は理工学部を有し、工学分野の教育・研究を展開している。今回の覚書締結により、大学教員による講義や実習、大学施設を活用した学習機会、高校教員との教育交流など、より実践的な高大連携の展開が期待される。
締結式には、摂南大学の久保康之学長、持永政人副学長、西村仁理工学部長らが出席する。工学系大学進学専科設置校からは5校の校長が出席し、大阪府教育庁の関係者も参加する予定だ。
理工系人材の育成は、地域産業の発展や技術革新を支える重要な課題となっている。高校段階から大学教育への接続を強めることは、生徒の進路選択を後押しするだけでなく、専門性を持った次世代の技術者を地域で育てる基盤づくりにもつながる。
今回の連携は、工科高校と理工系大学が協働し、実践的な学びと進学意欲の向上を両立させる取り組みとして注目されそうだ。



