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都立高入試で改善策

有識者でつくる調査・改善委員会は8月22日、都教育委員会に対し再発防止に向けた改善策を提言した。採点ミスの原因として、入試から合格発表までが「中3日」しかなく「時間的な圧力が採点者と点検者に多大な影響を与えた」と指摘。改善策は記号選択問題でのマークシート方式の導入に加え、採点・点検日数を1日増やし、複数の教員が読み合わせる形で採点と点検を行うことを示した。合格発表後、希望者に採点済みの答案を返却し、自己採点できるようにもする。都教委は来年度入試から改善策を反映させる。

大宮西高、募集停止を1年延期へ

さいたま市教育委員会は、中高一貫制の中等教育学校への改編を予定している市立大宮西高校の生徒募集について、当初予定より1年延ばし2017年4月の新入生を最後に募集停止する方針を固めた。8月28日の教育委員会会議で正式に決める。市教委は校舎の建て替えなどにより、募集を継続しながらの改編が難しいなどの理由から、当初は16年4月の新入生を最後に募集を停止する計画だった。

都立高入試、選択式問題にマークシート導入

東京都教育委員会は、都立高入試で採点ミスが相次いだ問題で、選択式問題の答案用紙にマークシートを導入する方針を固めた。ただ来春も、従来通り記述式と選択式問題を出題する。選択式問題は数学を除く4教科(国語、英語、理科、社会)にあり、全配点の5割強をしめる。マークシート導入で、採点者の勘違いによる単純ミスを減らすねらいだ。公立高入試のマークシート導入は全国初。再発防止策を検討している有識者会議の同意が得られれば、来春入試から取り入れる方針。

来年度の宮崎県全日制募集定員 県立7720人、私立3780人

宮崎県教育委員会は7月31日、2015年度の県立、私立高校の募集定員と入試日程を発表した。県立校全日制の定員は7720人(前年度比40人減)、私立校全日制は3780人(同15人減)だった。県立校の学科改編は、進学予定者数の減少に伴い都城商が国際経済科の募集を停止した。県立の入試日程<全日制・定時制> 推薦=願書受け付け1月21〜23日▽入試2月4日▽合格内定通知2月13日

静岡県教委、来春実施の要項発表

静岡県教育委員会高校教育課は7月25日、来春の公立高校入試の実施要項を発表した。各校が独自基準で生徒を選抜する「学校裁量枠」は、全日制93校170科のうち85校151科で採用する。学校裁量枠は募集定員の50%以内で各校が設定し、文化やスポーツの活動実績、中学校における学習状況、学科適性などが重視される。願書受け付けは来年2月17〜19日、志願変更は同25、26日、試験は3月4、5日、合格発表は同13日にある。海外から帰国した生徒や外国人を含む特別選抜も日程は同じ。

三重県立高来春入学定員 全日制は1万2600人

三重県教育委員会は7月7日、県立高校の来春の入学定員を発表した。全日制は1万2600人で、今春よりも465人少なくなる。定時制は770人、通信制は500人で今春と変わらない。全日制普通科では桑名北、朝明、四日市四郷、菰野、白子、稲生、久居、名張桔梗丘、名張西、相可、宇治山田で1学級40人ずつ削減される。このほか、水産では海洋▽水産製造・増殖▽機関の3学科を海洋・機関▽水産資源の2学科に改編し、25人減らす。また、明野も生産技術を生産科学、経済を流通科学と改編するが、学級や定員の増減はない。

来春の公立高入試の配分比率発表 愛知県教委

愛知県教育委員会は7月8日、来春の公立高校入試(全日制課程)で合格者選抜に使う調査書評定と入試得点の「配分比率」を発表した。受験生の順位付けは、9教科の5段階評定の合計を2倍した評定得点(90点満点)と、入試の5教科の得点(各教科20点、100点満点)を使う。両方の得点の順位が募集定員内なら、第1志望の高校に合格。それ以外の受験生については、各校が決めた配分比率に従った得点計算で順位を付け、合否を決める。

来年度の岡山県立高、日程発表

岡山県教育委員会は7月4日、来年度の県立高校入試日程を発表した。一般入学者選抜の全日制、定時制昼間は、2月25日〜27日に出願。3月12日に学力検査、翌13日に面接・実技検査があり、3月20日に合格発表がある。定時制夜間は3月23日〜25日に出願、学力検査と面接・実技が同26日、合格発表が同31日。特別入学者選抜は1月30日〜2月3日出願。学力検査は2月12日、同日と翌13日に面接や選択検査(小論文など)がある。結果通知は同20日。

千葉県公立高実施要項を発表 前期は2月12、13日

千葉県教育委員会は7月9日、来春の公立高校入試の実施要項を発表した。岬と勝浦若潮は、大原と統合するため、募集を停止する。全日制124校204学科と定時制(3部制を含む)17校20学科は、前期と後期の選抜を実施。前期、後期ともに5教科の学力試験を課している。前期は2月12日に5教科試験、同13日に面接や作文など各校ごとの検査を実施する。後期の試験日は3月2日。

前期選抜、全体の3割 来年度の宮城県公立高入試

宮城県教育委員会は7月1日、2015年度の公立高校入試で「前期選抜」(全日制)の定員を4828人にすると発表した。前年より1230人多く、募集全体に占める割合は8・5ポイント増の32・4%になる。前期選抜は13年度入試から導入された。各高校が示す基準を満たせば出願できる。県教委は「受験機会を増やす」として15年度から募集割合の上限を引き上げる。普通科は20%から30%に、農業や工業など専門学科は30%から40%にする。

生徒数が減ったため学校・学科再編を進めており、募集定員は75校157学科で計1万5920人(前年度比160人減)となった。前期選抜の試験は来年2月3日、後期選抜は3月5日にある。
詳しくは県教委ホームページ(http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/koukyou/)。