Category: 塾ニュース

FCE、AIエージェント開発基盤「ロボパット AI Agent Studio」を発表

 DX推進事業などを手がける株式会社FCEは、PKSHA Technologyとの共同開発により、新製品「ロボパット AI Agent Studio」をリリースすると発表した。同製品は、同社が展開する「ロボパット」シリーズの新たなAIエージェントプラットフォームとなる。

 AI Agent Studioは、AIエージェントの開発やタスク実行、社内データ管理、実行ログの確認などを一体化したプラットフォーム。専門的なプログラミング知識がなくてもAIエージェントを作成できる設計とし、現場部門の担当者が主体となって業務自動化を進められる点を特徴としている。

 同社によると、同プラットフォーム単体でAIエージェントの作成と実行が可能なほか、既存のRPAツール「ロボパットAI」と連携することで、AIエージェントとRPAの組み合わせによる業務自動化の範囲拡大を見込む。SaaSなど複数のソフトウェアを横断的に操作するAIエージェントとRPAを融合させることで、生産性向上を図るとしている。

 FCEの永田純一郎取締役は、生成AIの進化によってAIエージェントの活用が広がる中、「RPAにとっても大きな追い風となっている」と指摘。AI技術を強みとするPKSHA Technologyとの連携により、顧客企業の業務効率化をさらに進める考えを示した。

 一方、PKSHA Technologyの上野山勝也代表取締役は、AIエージェントとRPAの融合が企業のDXをさらに発展させるとし、「DXからAX(AI Transformation)への進化を支援していく」とコメントしている。

 FCEが提供するRPAツール「ロボパットAI」は、2026年2月時点で導入企業数が2000社を突破。企業向けIT製品レビューサイトのランキングでも高い評価を得ており、同社は新たなAIエージェント基盤によって業務自動化ソリューションの拡張を図る。

日本語ICT教材「すらら にほんご」、学習塾で導入拡大 外国ルーツの子ども支援

 AIを活用した教育ICT教材を提供するすららネットは、日本語学習教材「すらら にほんご」が学習塾や教育機関で相次いで導入されていると発表した。少子化や講師不足が進むなか、日本語教育を新たな学習サービスとして取り入れる動きが民間教育市場で広がっている。

 背景には、外国にルーツを持つ児童生徒の増加がある。文部科学省の調査によると、日本語指導が必要な児童生徒は約7万人に達しており、日常会話はできても教科書理解に必要な「学習言語」の習得に課題を抱えるケースが少なくないという。

 群馬県で地域密着型の教育を展開する心水塾は、ICT個別学習塾「るうと」4校舎で2026年3月から日本語コースを新設。「すらら にほんご」と5教科のICT教材「すらら」を組み合わせ、日本語力と基礎学力を同時に伸ばす学習モデルを導入した。日本語専門教師に依存せず運営できる点が、地方塾における持続可能な教育サービスとして注目されている。

 三重県を中心に展開する星伸スクールでも、日本語指導コースを新設。ブラジル、中国、韓国、ベトナムなど多様なルーツを持つ児童生徒を対象に、日本語の基礎である文字・語彙・会話を体系的に学びながら学校授業の理解につなげる学習環境を整えた。

 また、群馬県館林市の進学塾クエストでは、ICT教材によるレベル判定と段階的カリキュラムを活用し、日本語教育の専門講師を新たに採用することなく外国ルーツの生徒の学習支援を実施。小規模塾でも導入しやすい点が評価されている。

 さらに、中国人留学生向け教育で知られる行知学園は、小中学生向けの新組織「行知学堂」に同教材を導入。日本語習得と教科学習を同時に支援し、学校授業への適応や同級生とのコミュニケーション向上を目指す。

 「すらら にほんご」は、外国にルーツを持つ学習者が生活や学習に必要な日本語を段階的に習得できるICT教材。日本語能力試験のN5・N4レベルに対応し、英語やインドネシア語など複数言語で意味を確認しながら学習できる。今後は中国語やベトナム語など11言語への対応も予定している。

 すららネットは教材提供だけでなく、地域市場分析や講師運営設計など塾向けの事業設計支援も行い、日本語教育を新たな教育サービスとして広げていく方針だ。

英検協会と宇都宮大学、AI英語学習と4技能評価を組み合わせた教育高度化プロジェクト開始

 日本英語検定協会は、宇都宮大学と連携し、AI英語学習と4技能評価を組み合わせた大学英語教育高度化プロジェクトを2026年4月から開始すると発表した。生成AIを活用した英語学習アプリと英語4技能テスト「英検IBA」を組み合わせ、学習と評価を連動させた新たな教育モデルの構築を目指す。

 2026年度は、宇都宮大学の全学英語プログラム「EPUU(English Program of Utsunomiya University)」にAI英語学習アプリを導入。学部1、2年生約2000人を対象に授業内外で活用し、課題やeラーニングの学習履歴と合わせて学習状況を把握し、学習習慣の形成を促す。

 学習成果の測定には、CEFRレベルを表示する団体向け英語テスト「英検IBA」を活用し、Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能の伸長度を可視化する。これにより「学習→測定→改善」のサイクルを確立し、エビデンスに基づく教育改善を進めるとしている。

 さらに両者は、学部ごとの専門分野に応じた専門英語教育(ESAP=English for Specific Academic Purposes)の体系化も検討。卒業後に必要とされる英語能力を明確化し、専門分野に特化した英語教育の設計を目指す。

 また、大学で得られた教育データや知見を地域産業にも活用する構想もある。北関東の自動車メーカーなどを対象に「モビリティAI英語教育」として展開する可能性を検討し、学生から社会人までを対象とした英語教育連携の拡大を視野に入れる。

 2026年度は学内での導入と効果検証を優先し、2027年度以降に専門英語教育の具体化や地域企業向けプログラムの展開を検討していく予定だ。

2月のアルバイト平均時給1337円 求人件数は前年比15%増

 人材サービスを展開するディップ株式会社は、アルバイト求人情報サイトバイトルに掲載された求人データを基に、2026年2月度のアルバイト平均時給調査を発表した。全国の平均時給は1337円で、前年同月比16円増、前月比6円増となった。求人件数は約40万件で、前年同月比15.2%増、前月比13.2%増だった。

 エリア別では、関東の平均時給が1394円(前年同月比9円減、前月比4円増)、東海が1313円(同62円増、同18円増)、関西が1323円(同51円増、同26円増)、九州が1248円(同73円減、同10円減)となった。東海や関西で上昇が目立つ一方、関東や九州では前年を下回る動きも見られた。

 職種別では、教育関連の平均時給が1585円(前年同月比151円減、前月比9円増)だった。専門職は1572円、製造・技能職は1550円、建設職は1507円など比較的高水準となった。一方、飲食職は1217円、販売職は1210円と、サービス業では他職種に比べて低い水準が続いた。

 同社は、アルバイト市場について求人件数の増加が続いていると分析しており、人手不足を背景に採用需要の拡大が続いているとみている。調査は、バイトルおよび採用ページ制作サービス「採用ページコボット」に掲載された時給制の求人データを基に集計した。

Duolingo、集中学習機能「トレーニングルーム」を全ユーザーに無料開放

 語学学習アプリを展開するDuolingo, Inc.は、モバイル学習アプリDuolingoにおいて、これまで有料プラン限定だった「トレーニングルーム」タブ内のスキルレッスンを、iOS版で無料ユーザーを含むすべての利用者に提供開始したと発表した。

 トレーニングルームは、特定のスキルに集中して学習できる機能で、学習者が必要なレッスンを選択して練習できる。具体的には、過去のミスを復習する「間違い直し」、語彙力を強化する「単語」、発話練習の「スピーキング」、聞き取り力を高める「リスニング」などのレッスンが用意されている。苦手分野の重点復習やスキル別の強化が可能となり、学習内容の定着を促す。

 これまで同機能は有料プラン「Duolingo Super」および「Duolingo Max」の利用者のみが使えたが、今回のアップデートにより無料ユーザーも利用可能となった。同社は、より多くの学習者が効果的な語学学習環境を利用できるようにする取り組みとしている。

 今回の施策は、2026年1月にAIによる解説機能「スマート解説」を全ユーザーに無料開放したことに続くもの。テクノロジーを活用し、誰もがアクセスできる教育環境の提供を目指す同社の方針に基づくアップデートだ。

 Duolingoは、言語のほか数学や音楽、チェスなどの学習コースも提供するモバイル学習プラットフォームを運営。英語能力試験Duolingo English Testは、世界6,000以上の教育機関で受け入れられている。

グローバルキッズCOMPANY、シンガポール教育大手Kinderlandと提携へ

 保育施設運営を手がける株式会社グローバルキッズCOMPANYは、シンガポールを中心に幼児教育事業を展開するKinderland International Educationと、業務提携に向けた協議を進める基本合意書を締結した。両者は日本と海外の教育ノウハウを融合し、次世代型の保育・教育プラットフォームの構築を目指す。

 Kinderlandは、Crestar Education Group傘下の幼児教育事業者で、1978年の設立以来、東南アジア各地で幼稚園や教育プログラムを展開している。今回の提携では、急速に変化するグローバル社会に対応し、幼少期から多様な価値観に触れる教育環境を整える必要性で両社の認識が一致した。

 主な協議内容として、子どもや保護者、職員による国際交流の機会創出のほか、多文化体験プログラムの開発、職員の専門性向上に向けた共同プロジェクト、人材育成などを検討する。また、日本とシンガポール双方の教育・保育の知見を生かした新たな保育サービスや事業モデルの共同開発も視野に入れる。

 提携に向けた取り組みの一環として、2026年1月には両社の施設をオンラインで結ぶ文化交流セッションを実施した。テーマは「お正月」で、日本の園児がけん玉やコマ回しなどの伝統的な遊びを紹介する一方、シンガポール側からは多文化国家ならではの年始の過ごし方が紹介されるなど、子ども同士の交流が行われた。第2回セッションは2026年5月頃の実施を予定している。

 今後はオンライン交流の定例化や保護者向けイベント、職員の研修プロジェクトなどを進め、アジア地域を視野に入れた保育・教育連携の強化を図る方針だ。

英検協会、AI英会話「LANGX」を採用 ビジネス英語教育のAI連携を拡大

 日本英語検定協会は、AI企業のエキュメノポリスとの連携を拡大し、ビジネス英語テスト「GCAS」および「CEST Business」と連動する公式AIトレーニングアプリに、マルチモーダルAI英会話サービス「LANGX」を追加採用すると発表した。2026年4月から第1弾の提供を開始する予定。

 今回の連携は、英検協会が提供するビジネス英語評価サービスとAI学習を組み合わせ、「鍛える→試す→証明する」という学習・評価サイクルを企業向けに提供するもの。GCASやCEST Businessは、国内外の企業を中心に累計900社以上が導入している。

 新たに導入されるLANGXは、音声だけでなく表情や対話文脈なども解析するマルチモーダルAIを活用した英会話トレーニングサービス。AIが面接官役となり、交渉やプレゼンテーション、ディスカッションなどビジネス場面を想定した対話演習を行うことができる。従来のテキスト・音声中心のAI英会話に比べ、非言語要素を含む実践的なコミュニケーション訓練が可能になるとしている。

 プログラムではまず、公式AIトレーニングアプリで4技能の基礎トレーニングを行う。その後、LANGXによる対話型トレーニングで実践演習を行い、最終的にGCASやCEST Businessのスコアで能力を評価する仕組みとなる。企業担当者は管理ダッシュボードを通じて受講者の学習進捗やCEFRレベルの推移を把握でき、研修効果の検証にも活用できる。

 GCASはネイティブ面接官との1対1の面接形式で行うビジネス英語スピーキングテストで、英語運用力とビジネスパフォーマンス能力を測定する。英検協会は今回の取り組みにより、AIを活用した企業向け英語研修と評価の一体化を進め、実務で使える英語力の育成を強化していく方針だ。

クラーク記念国際高等学校、川崎フロンターレと教育連携協定 サッカー専攻を新設へ

 通信制高校のクラーク記念国際高等学校(学校法人創志学園)は、サッカークラブの川崎フロンターレと教育連携協定を締結した。2026年2月18日、川崎市のスポーツ施設「フロンタウン生田」で調印式を実施した。

 協定では、2027年4月に開設予定の「クラーク川崎キャンパス(設置認可申請中)」において、「スポーツコース 男子サッカー専攻」を新設。競技力の向上に加え、人間性や社会性を備えたアスリートの育成を目指す。また、地域へのスポーツ普及や地域社会への貢献も目的としている。

 同コースでは、午前中にフロンターレの育成メソッドを取り入れたサッカー指導を行い、午後はキャンパスで学習に取り組む教育モデルを採用する。通信制高校の柔軟なカリキュラムを生かし、基礎学力の定着から大学進学まで対応する個別最適な学習環境を整える。

 指導には、フロンターレのスクール・普及部の長沼洋明監督が関わる予定。競技指導のほか、育成方針の共有や進路・キャリア支援などの面でも段階的に連携を深めていく。

 今回の協定は、地域に根ざした教育を掲げるクラーク記念国際高等学校の理念と、「スポーツの力で、人を、この街を、もっと笑顔に」を掲げる川崎フロンターレのミッションが共鳴したことが背景にある。両者はスポーツと教育を融合させた新たな学びのモデルを川崎から発信していく考えだ。

サクシード、湘南白百合学園の部活動運営を受託 教員負担軽減と活動充実を両立へ

 教育・福祉分野の人材支援事業などを手がける株式会社サクシード(東証グロース:9256)は、湘南白百合学園中学・高等学校(神奈川県藤沢市)から部活動運営業務を受託した。教員の長時間労働の軽減と、生徒の部活動満足度向上の両立を目的とした取り組み。

 サクシードは外部指導員の選定、活動スケジュール管理、学校との調整など部活動運営を包括的に支援する。これにより、教員の負担を減らしながら活動の効率化と質の向上を図る。

 日本の学校現場では教員の長時間労働が課題となっており、とりわけ放課後や休日に及ぶ部活動指導の負担が大きいと指摘されている。サクシードは外部専門人材の活用による運営体制の構築を進めることで、教員が授業や生徒指導など本来業務に集中できる環境づくりを目指す。

 同社はこれまで全国の学校で同様の支援を展開しており、学校ごとの教育方針や文化に配慮した運営体制を強みにしている。外部指導員との連携を最適化することで、持続可能な部活動の仕組みづくりを進める。

 今後は中学校・高校を中心に導入拡大を図るほか、自治体や地域教育機関との連携も視野に入れ、学校の働き方改革と教育の質向上の両面から支援を広げていくとしている。

(教育ICT)AI教材「キュビナ」、仙台市の全市立小中学校で採用 約7万4600人が利用へ

 AI型教材「キュビナ」を提供する株式会社COMPASSは、同教材が仙台市教育委員会に正式採用され、2026年4月から仙台市の全市立小中学校183校で利用されると発表した。対象は小学1年生から中学3年生までの約7万4600人の児童生徒。

 導入されるのは、学習eポータルとAI型教材を組み合わせた「キュビナ」。AIが児童生徒一人ひとりの理解度やつまずきの原因を分析し、最適な問題を出題するアダプティブラーニング教材で、個別最適な学習を支援する。

 仙台市は「仙台市学校教育情報化推進計画(2023~2027年度)」に基づき、ICTを活用した学習環境整備を進めている。今回の導入はその中核施策である「個別最適な学びの推進」の一環として実施される。

 同市教育委員会によると、キュビナの特徴であるAIによる習熟度分析に加え、学習履歴(スタディ・ログ)の蓄積と活用にも期待を寄せている。教員は客観的データをもとにした個別指導や授業改善が可能となり、児童生徒自身も学習履歴を振り返ることで主体的な学習調整力の育成につながるという。

 キュビナは小中学校5教科の教科書準拠問題を中心に10万問以上を収録。見取り支援や演習問題配信機能などにより、学習支援と教員の業務効率化の両面を支える設計となっている。現在、全国170以上の自治体、約2300校で100万人以上が利用している。

 COMPASSは2016年にキュビナをリリースし、AI教材の先駆的サービスとして普及を進めてきた。今後も公教育におけるICT活用と教育データの利活用を通じ、個別最適な学びの実現を支援していくとしている。