子ども向け職業体験施設「キッザニア東京」(東京・江東)などを運営するKCJグループ(東京・中央)は11月、中学生対象の教育プログラム「ジュニア チャレンジ ジャパン」を始める。英語を使った職業体験やグループ討論、絵画や音楽などの文化講座を開き、来場者を小学生以上にも広げる。11月7日午後に施設を貸し切って600人を対象に開く。税別9000円で複数プログラムを体験できる。来年2月に再び催し、来年4月以降は毎月1回以上開く予定。
東京大合格を目指す人工知能「東ロボくん」が東大模試の世界史を受けた結果、60点満点でひとケタに終わったことが9月19日分かった。長い文章を読んで論述する問題で、出題者の意図をつかめなかったと分析している。あらかじめ記憶した知識を引き出して答える問題は得意だが、東大特有の長文の論述には歯が立たなかった形だ。東ロボくんは国立情報学研究所を中心に複数の研究機関が科目別に開発しており、2021年度までに東大合格を目指している。駿台予備校が作成した東大模試の世界史に挑んだ。
文部科学省の委託で浜銀総合研究所がまとめた調査結果によると、電子書籍で読書をする高校生の割合は学校のある日で15.8%、休みの日で16.8%であることが分かった。ただ、電子書籍を読み始めた生徒の約3割が「読書量が増えた」と回答した。昨年11月に調査し、高校生約4700人が回答した。高校生が感じる電子書籍の良い面は「いつでもどこでも読める」(43.3%)、「持ち運びが楽で便利」(42.8%)、「すぐに本が手に入る」(37.7%)など。悪い面は「目が疲れる」(38.4%)、「読みづらい」(27.4%)などだった。
内閣府が9月19日まとめた「少年非行に関する世論調査」によると、少年の非行が増えていると感じている人が78.6%と2010年の前回調査より3.0ポイント増えた。どんな非行が増えたと思うか複数回答で尋ねると「掲示板に犯行予告や誹謗中傷の書き込みをするなどインターネットを利用したもの」が63.0%で最も多かった。非行の原因については「スマートフォン(スマホ)やネットなどの普及により少年の交友関係や行動が把握しにくくなっている」と答えた人が50.8%で、前回調査から11.9ポイント上昇した。
米環境保護局(EPA)は9月18日、独フォルクスワーゲン(VW)と傘下の独アウディの自動車で大気浄化法違反の疑いが見つかったと発表した。対象となるのは2008年以降に米国で販売されたディーゼル車5車種、計48万2千台。EPAによるとVWなどは排ガスに関する試験をクリアするために、違法なソフトウエアを使っていた。窒素酸化物(NOx)の排出量が基準値と比べ40倍に達する可能性があるという。大気浄化法違反で1台あたり最大3万7500ドル、最大で180億ドル(2兆1600億円)の制裁金が科される可能性がある。
総務省が9月20日、敬老の日に合わせてまとめた15日時点の人口推計によると、80歳以上は前年比38万人増の1002万人となり、初めて1000万人を超えた。65歳以上の高齢者人口は前年比89万人増の3384万人で、総人口に占める割合は0.8ポイント上昇の26.7%となり、人口、割合ともに過去最高を更新した。2010年の国勢調査をもとに、その後の出生数や死亡数などを反映して推計した。日本の高齢者人口の割合は欧米主要諸国の中で最も高く、イタリアの22.4%、ドイツの21.2%を大きく上回る。
ラグビーの世界一を決める第8回ワールドカップ(W杯)イングランド大会第2日の9月19日、日本は英国南部ブライトンでの1次リーグB組初戦で、過去2度優勝の強豪南アフリカに34―32で逆転勝ちした。日本のW杯での勝利は1991年の第2回以来6大会ぶり。日本は主将のリーチ・マイケル(東芝)のトライなどで前半を10―12。後半も一進一退の攻防を繰り返し、29―32の終了直前に途中出場のカーン・ヘスケス(サニックス)の逆転トライで劇的な勝利を収めた。
リソー教育(本社:東京都豊島区・代表:岩佐実次)は9月18日、10月1日付で天坊真彦氏 が代表取締役社長に就任すると発表した。岩佐実次会長兼社長は代表権のない取締役にとどまる。
天坊 真彦氏(てんぼう・まさひこ)90年(平2年)東大文卒、95年入社。14年取締役、15年代表取締役専務。東京都出身。50歳
コクヨS&Tの文房具「ハリナックス(コンパクトアルファ)」は、針なしで紙をとじられるステープラーのコンパクトモデルで、レバーを握りやすく、親指でも押しやすい形にした。従来品より2割ほど軽い力で操作できる。本体の一部が開き、内部にたまる紙くずを簡単に取り出せるようにした。《税別600円。25日発売》
日銀が9月17日発表した資金循環統計によると、6月末の家計の金融資産残高は前年同期比で4.4%増の1717兆円と4四半期連続で過去最高を更新した。株式・出資金は前年比16%増の182兆円。うち株式は同18.6%増の101兆円と、2007年6月末以来、8年ぶりに100兆円を超えた。余裕資金で投信を買う動きも強まり、投資信託は同19%増の98兆円と、過去最高を更新した。現金と預金の総額は893兆円と前年同期比で2.2%増えた。現預金はなおも金融資産全体の半分強を占める。欧米に比べ預金の割合が高い状態が続く。
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