城南進学研究社 PCデポに「みんなのまなびライブラリー」の導入を開始

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村 勝己 代表取締役社長CEO)は、2023年11月3日(金)より、株式会社ピーシーデポコーポレーション(神奈川・横浜市、野島 隆久 代表取締役)にて、城南進学研究社が運営するデジタル学習コンテンツ「みんなのまなびライブラリー」を導入。PCDのプレミアムメンバー向けに、学びの機会を提供する。

「みんなのまなびライブラリー」は、法人企業の顧客に向けた、BtoBtoCのデジタル学習ポータルサイト。城南進学研究社が開発・運営する4つの教材・サービスが集まり、オンラインやプリントアウトして学ぶことができる。「みんなにまなびをプロジェクト」から生まれたサイトは、幼児から高校生・高卒生まで、幅広い年齢の子どもたちが学習できる環境を整えたいと、2023年10月にサービスを開始した。経済的な問題や地理的な問題で、塾やお稽古事に通えない子どもが、法人企業を通じて自宅で簡単に学びにアクセスできることから、社会問題となっている「教育格差解消」の役割を担うもの。

 一方のPCDは、デジタルで広がる豊かなくらしのサポートを強化し、「デジタル格差」の解消を目指して様々な活動を行っている。PCDが2005年より開始している「プレミアムメンバーシップ」は、メンバーとその家族に専任のデジタル担当がつくサービス。プログラミングやオンライン授業などの学校教育から、テレワークなどの生活環境まで、加速するデジタル社会に対応した担当者がお手伝いすることで、「デジタル格差」解消の一助を担っている。

 今回、「格差解消」を掲げる当社と理念が一致したことで、PCDがこのプロジェクトへの賛同をし、「みんなのまなびライブラリー」導入の運びとなった。PCDが抱えるプレミアムメンバー会員約39万6000名に「みんなのまなびライブラリー」を提供することにより、多くの子どもたちへ教育の輪を広げることが可能になる。
 城南進学研究社は、中期経営計画の基本戦略として「学びの個別最適化」を追求し、EdTechの有効活用による学力向上モデルの構築を図っている。今回のPCDへの導入においても、デジタル学習教材を活用して学習機会を広く提供することで、「経済的格差・地域間格差の是正」を目指す。

■「みんなのまなびライブラリー」概要■
リリース日:2023年10月16日(月)
対象:城南進学研究社と共に教育格差是正のための事業に協力できる企業・団体
コンテンツ:
1.キッズ育脳ワーク
対象:年々小~年長
従来型の学習ドリルとは異なり、「思考力」「表現力」といった「非認知能力」や、小学校に進学してから必須となる「自然」「生活」「道徳」などがバランスよく収録された、新しいタイプの教材。
2.デキタス
対象:小学生・中学生
学校の勉強を確実に理解することを目的に開発されたオンライン学習教材。コンパクトな授業動画とスモールステップで進む演習問題で、毎日の学習習慣づけにも最適。
3.デキタス・コミュ
対象:高校生・高卒生
スマホやタブレットを使って、スキマ時間にいつでもどこでも学ぶことができるWEB演習システム。3レベルに分かれた1問1答形式の問題を豊富に搭載。
4.推薦対策映像講座 スピードマスター版
対象:高校生・高卒生
「情報リサーチ」「志望理由書」「面接」「小論文」など、総合型・学校推薦型選抜対策に必須の内容を絞り込んだ映像講座。「城南推薦塾」監修。 
その他.講演会のご案内
対象:保護者

名桜大学と名護市の共同事業「名護市学習支援教室ぴゅあ」内閣府特命担当大臣表彰受賞

 名桜大学と名護市の共同事業である「名護市学習支援教室ぴゅあ」(嘉納 英明 顧問・本学国際文化学科教授)は、国が「こどもまんなか社会」の基本理念の実現に向け取組みを実施する団体又は個人を表彰する「第1回 未来をつくる こどもまんなかアワード」で、内閣府特命担当大臣表彰を受賞した。11月27日に総理大臣官邸で表彰式が行われた。名護市学習支援教室ぴゅあを代表して本学国際学部国際文化学科の嘉納英明教授は、加藤鮎子内閣府特命担当大臣より表彰状を授与された。

 名護市学習支援教室ぴゅあは、2013年5月に名桜大学と名護市の共同事業として始まった。ぴゅあは、名護市内の生活困窮世帯の中学生への学習支援と居場所づくりを目指した活動を展開している。毎週3回、2時間の無料の学習支援を、大学の教室を活用してマンツーマンで行っている。中学生は、大学発着の巡回バスに乗り込み、支援者である学生と共に学んでいる。
 また、昨年度からはぴゅあの活動と並行して、週1回、名護市立屋部中学校へ学生が出向き、アウトリーチ的な支援活動を行ってきた。さらに今年度は、名護市立東江中学校においても活動を始めている。

学習支援事業を展開する企業向け業務管理システム「講師派遣クラウド」販売開始

 ファボック株式会社(東京・中野区、森下 広一 代表取締役)は、学習支援事業を展開する企業向けの業務管理システム「講師派遣クラウド」を12月1日より販売開始すると発表した。
「講師派遣クラウド」は、施設管理、講師管理、契約管理、授業管理、スケジュール管理、給与管理など、学習支援事業を展開する企業が事業を行うために必要な機能を一元管理できるシステム。
「子どもの学習支援」、「生活支援事業」、「放課後学習支援」、「放課後講習」などの事業領域に特化しており、これらの分野で事業を行っている企業にとって、必要な機能を全て揃え、管理業務の効率化を実現する。

【講師派遣クラウド 概要】
主な機能

  1. 施設管理
  2. 講師管理
  3. 契約管理
  4. 授業管理(毎週・不定期)
  5. スケジュール管理(全体、講師、施設で日次、週間、月間で確認)
  6. 講師の給与管理(時給・コマ給、授業前後の手当、交通費)
  7. クレーム管理(施設、講師)
  8. 講師マイページで、講師が遅刻・早退・欠勤、業務報告、交通費申請
  9. 問合せ・連絡管理(施設、講師からの問合せ・連絡履歴を瞬時に確認)

特長:

  • 運営の効率化: 講師の手配や管理を効率化し、スムーズな授業実施を支援
  • 給与計算の簡素化: 複雑な給与計算をシンプルにし、作業負担を軽減
  • 迅速な対応: ホーム画面で未処理のタスクを確認し、素早く対応
    「講師派遣クラウド」は、教育機関の運営をよりスムーズにし、少子化と人件費の高騰という現代の教育機関が直面する課題に対応するための強力なツール。

【サービスサイト】
https://www.teacherdispatch.com

「進研ゼミ小学講座」 小学生18,000人への意識調査 2023年総決算ランキング 

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)が提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施した。 
 この調査は、2020年にスタートして、今年で4回目を迎える。2023年の調査では、「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に2023年11月10日~26日に実施し、18,802人(女子12,859人/男子4,728人/性別無回答・その他1,215人)から回答を得た。各ランキングからは、日常生活が戻って身近な人々とのコミュニケーションの機会が増えたり、好きなことを楽しんだり、将来に向けて希望を持ちながら日々を送る様子がわかる。「進研ゼミ小学講座」この調査結果を分析し、発表した。

■「憧れの人」ランキング:スポーツ選手として初めて「大谷翔平選手」がトップ10入り
Q:キミの憧れの人は誰かな?(自由回答)

 2020年の調査開始以来、初めてスポーツ選手として「大谷翔平選手」がトップ10に入った。WBCで日本代表を優勝へと導いた姿や、史上初の2度目の満票でのア・リーグMVPの受賞など、小学生が活躍を目にする機会が多かったのではないでしょうか。憧れの理由として、メジャーリーグで日本人初のホームラン王となったことや二刀流での活躍への賛辞のほか「野球だけじゃなくて対応までもやさしいし、みんなのヒーローだから」「たくさんの人に勇気や感動を与えているから」といった、人柄に憧れる声が多く見られた。
 また、アニメの登場人物の中では「推しの子」の「星野アイ」が、最も多くの票数を獲得した。歌やダンスのうまさ、「可愛くてポジティブで明るくてアイドルの才能があるところ」「他の人のことも大切にしているところ」などが憧れの理由として多くあげられていた。
 小学生の「憧れの人」が活躍するジャンルは、スポーツやアニメ、YouTubeなど多岐にわたっているが、憧れる理由として寄せられた声からはいずれも、パフォーマンスだけではなく、そのバックグラウンドや人柄に憧れる様子が多く見られた。

■流行語ランキング:「ひき肉です」が大差をつけて1位、TikTok発の言葉が初めてランクイン
Q:今年一番流行った言葉は?(自由回答)

 1位は、現役中学生によるユーチューバーグループの「ちょんまげ小僧」のメンバーである「ひき肉」さんの挨拶。昨年1位の 「それってあなたの感想ですよね?」をはじめ、TOP10の他の言葉とも大差をつけた結果となった。「おはよー!ひき肉です!」といった形で挨拶に続けたり、場を盛り上げたりしたい時、給食でひき肉が出た時などに使うという声が目立った。TikTokで流行した「ひき肉ダンス」を踊りながら使う様子も見られた。ユーチューバーの言葉では「何を四天王?」(HIKAKINさん)も6位にランクインしている。
 また、今年は初めてTikTok発の「なぁぜなぁぜ?」が3位にランクインしました。身近な疑問や不満を語る時に使う言葉で、小学生には「宿題があるのなぁぜなぁぜ?」「どんだけ部屋を片付けてもすぐ散らかっちゃうのなぁぜなぁぜ?」といった形で使われている。   
 なお「進研ゼミ小学講座」の調査(11月日~26日に小3~小6の会員を対象に実施)では、80%がYouTubeをよく見る(「とても」「まあ」の合計、回答者数:1329人)と回答し、テレビ視聴の2倍の結果となっていた。TikTokは24%(回答者数:1301人)で、小学生の生活にYouTubeやTikTokが身近なものとなっていることがわかる。

■なりたい職業・将来に向けて勉強したいことランキング:4年連続「ユーチューバー」が首位、学びたいのは「英語」
Q:将来やってみたい仕事は何ですか?(択一)

Q:将来のために勉強したいことは何ですか?(自由回答)

 社会が大きく変化する中、小学生は自分の将来についてどのように考えているのか、「なりたい職業」「将来に向けて勉強したいこと」という質問から探った。
 調査を開始した2020年から4年連続で「YouTuber」が1位となった。また、上位には芸能、漫画やアニメなどのエンタメ関連の仕事が入っている。エンタメは子どもにとって身近で、将来挑戦してみたい仕事として意識されていると考えられる。将来に向けて勉強したいことに関する質問項目でも、「絵・イラスト・漫画」「歌・音楽・ボイストレーニング」が上位に入っており、子どもたちが「なりたい職業」に関連した勉強をがんばりたいと思っていることがわかる。
 将来のために勉強したいことの1位は「英語」でした。理由は「海外で活躍したい」「外国の人と話したい」という声が多く、スポーツ選手や学者、宇宙飛行士、キャビンアテンダント、医師といった具体的な職業での使用シーンを挙げる回答も目立った。語学では英語に続いて「韓国語」が多く、「K-POPが好き」「アイドルになりたい」「韓国に行きたい」という想いが理由として多数挙げられていた。
 今年はChatGPTなどの生成AIが話題になったが、小学生にもデジタル活用への関心は高く、「プログラミング」が英語に続いて2位となった。学びたい理由には「プログラマー・ゲームクリエイターになりたいから」という声が多く寄せられていた。

■印象的だったニュースランキング:もっとも印象に残ったのは「戦争」、「野球」に関する話題3つが上位に
Q:キミにとって今年もっとも印象的だったニュースは?(自由回答)

 小学生にとって、もっとも印象的だったのは「戦争」で、ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスの衝突に関するニュース。戦争に関する子どもたちの課題意識は強く、「今、大人に一番言いたいこと」を聞いた質問では、「戦争をやめてほしい」という声が多く寄せられており、ゲームやスマホ、おこづかいなどに関する自身の希望に続いて、上位に入った。
 また、「野球」関連で小学生の印象に残ったニュースが多く、大谷翔平選手の活躍、阪神の優勝、WBCでの日本代表の優勝の3つがランクインした。

■2023年を一言で表すと?:「楽しい」「最高」「挑戦」などの充実が伝わる言葉が上位、一方で「疲れ」も
Q:キミの1年を一言で表すと?(自由回答)

「楽しかった」をはじめ、上位10個のうち9つはポジティブな言葉が並び、小学生が充実した日々を送っていたことがわかる。充実の一方で10位には「疲れ」という言葉が入っている。使われ方を見ると、「疲れた」という一言が一定数ありつつ、 「おつかれさま」というねぎらいの言葉や、「疲れたけれど楽しかった」「疲れたけどやったぞ感がある」といった表現が多く見られた。

進研ゼミ小学講座 「情報発信局」 https://sho-aka.benesse.ne.jp/sho/all/others/johostation/select.html

ライフイズテックの学習塾向け「情報AIドリル」、岐阜県を中心に地域密着型で展開している「リード予備校」で提供開始

 ライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO)は、2024年1月より、岐阜県を中心に展開しているプロジェクトリーズ株式会社が運営する「リード予備校」の一部教室へ、大学入学共通テスト・学校の定期テストにおいて「情報 I 」を対策できる、学習塾向け教材「情報AIドリル」の提供を開始する。

 2022年度から全国の高等学校で開始した新学習指導要領では、「プログラミング」や「データの活用」などを学ぶ共通必履修科目「情報 I 」が新設され、現高校2年生が受験する2025年の大学入学共通テストから「情報 I 」の内容が新たな教科「情報」として取り入れらる。

 既に多くの国公立大学が共通テスト科目として「情報 I 」を課すと発表されている一方で、共通テスト「情報 I 」への対応に不安を感じている生徒や教員も多く、また学習塾においても共通テスト・学校の定期テスト対策の早期環境作りが求められている。

 ライフイズテックは、2022年8月より「情報 I 」を学べる「情報AIドリル」を学習塾向けに提供している。約120万人が利用する中学校・高校向け「情報」学習用EdTech教材「Life is Tech ! Lesson(ライフイズテック レッスン)」の開発ノウハウを生かし、AIドリルの個別最適化された反復学習で、楽しみながら確かな得点力を養成するプログラムとなっており、基礎力定着から共通テスト対策までを網羅する。

 今回、共通テスト対策・学校の定期テスト対策のニーズの高まりを受け、「リード予備校」では個別最適な学習プランで確かな問題対応力を養成し、生徒の自律的な学習を推進するための教材として採用した。

Yahoo!きっず、子どもたちが楽しくAIの基礎を学べるコンテンツ「マンガで学ぼう!AIガイド」を公開

 LINEヤフー株式会社が運営する子ども向けの安全安心なポータルサイト「Yahoo!きっず」は、教育現場での活用も始まっている生成AIなどについて、子どもたちに正しい知識を身につけてもらうことを目的に、AIの基礎を楽しく学べるコンテンツ「マンガで学ぼう!AIガイド」を新たに公開した。

 AIをめぐっては、生成AIの活用がさまざまなサービスにおいて進んでいるほか、学校でも授業に取り入れられるなど、大人だけでなく子どもたちにとっても身近な存在になってきている。そうした中で、LINEヤフーは、子どもたちがまずはAIの基礎的な知識を身につけ、今後生成AIなどを上手に活用できるよう「マンガで学ぼう!AIガイド」を制作し、「Yahoo!きっず」内で公開した。
「マンガで学ぼう!AIガイド」では、AIの仕組みなどについて、子どもたちが興味を持って楽しく学べるよう、イラストやマンガで分かりやすく説明している。さらに、AIの利点と問題点などについて考えたり、生成AIを使う時の注意点をチェックしたりするためのワークシートも用意し、子どもたちがAIに関する正しい知識を身につけるだけでなく、どう活用していくか自ら考えることを促すコンテンツを用意している。また「マンガで学ぼう!AIガイド」は、教育現場で広く利用されている「Yahoo!きっず」内で公開しているため、学校の授業でも安心して活用できる。

<「マンガで学ぼう!AIガイド」コンテンツ一覧>

  1. AIってなんだろう?
  2. AIのしくみ
  3. 生成AIってなに?
  4. AIのウソ・ホント
  5. AIの未来とは
  6. AIについて考えよう

岐阜市立岐阜小学校とIoT文具を用いた家庭学習習慣化に関する実証実験結果レポート

 コクヨ株式会社(大阪市、黒田 英邦 社長)と岐阜市立岐阜小学校(岐阜市、藤田 忠久 校長)は、2023年5月から6か月間に渡り、IoT文具を用いた家庭学習の習慣化に関する共同実証実験を行った。岐阜市立岐阜小学校の1年生と2年生の全ての児童(86名)を対象として、自ら学び続ける子どもを育む土台として、「①机に向かう習慣づくり」と「②家庭学習に取り組む親子関係の土台づくり」の2点に着目し行った実証実験の結果を発表した。

■実証実験結果サマリー
1 アンケート回答のあった34名のうち、70%の家庭が習慣化できたと回答
2 「しゅくだいやる気ペン」の機能である花マルを毎回つけている家庭ほど「しゅくだいやる気ペン」の使用を継続している
3 家庭学習を長期的に継続している家庭は、毎日ほぼ同じ時間に家庭学習を行っている

「しゅくだいやる気ペン」は、市販の鉛筆に取り付け、スマートフォンアプリと連動させることで、勉強への取り組みを「やる気パワー」として“見える化”し、学習への意欲を高めていくために開発された商品。

 この実証実験では、岐阜市立岐阜小学校に通う1年生と2年生計86名全員に「しゅくだいやる気ペン」を提供し、家庭学習に利用してもらった。
 定期的なアンケートと「しゅくだいやる気ペン」のIoTデータの分析により、「家庭学習が習慣化できている」および、「やや習慣化できている」と答えた方はアンケート回答者の70%だった。これは、「しゅくだいやる気ペン」導入前の調査に比べ44ポイントも増加している。
 習慣化できたと答えた家庭について、習慣化を確認後「しゅくだいやる気ペン」をその後継続して使用する家庭と使用を辞める家庭に分かれた。この2つの違いは、「しゅくだいやる気ペン」のアプリ上で「花マル」をつける機能の使用有無と相関していることが分かった。「花マル」を毎回付けている家庭は、半年以上経過しても「しゅくだいやる気ペン」を利用し続けている。この「半年以上使用し続けている家庭」のIoTデータを見ると、毎日同じ時間に使用(学習)している傾向があることが分かった。
 今回の実証実験により、「しゅくだいやる気ペン」が家庭学習の習慣化に有効であること、家庭学習習慣化の定着には親の支援が影響することが理解できる。今後、実証実験を積み重ね、家庭と学校の関係性や学力向上の影響について調査する予定している。

■実証実験概要
・実験期間:2023年5月1日(月)~2023年10月31日(火)
・実験対象者:岐阜市立岐阜小学校 1年生39名、2年生47名全員(合計86名)
・実験内容:担任教師から保護者を通じて、合意を得た家庭に対して「しゅくだいやる気ペン」を提供し、児童の日々の家庭学習に「しゅくだいやる気ペン」を使用する。定期的に、アンケートやデータ集計を用いて家庭学習の意欲の変化、習慣化を分析する。

■実証実験結果
1 6か月後のアンケート回答のあった34名について、70%の家庭が習慣化できていると回答これは、やる気ペン導入前に比べ44ポイントも増加している。

2 「しゅくだいやる気ペン」』の機能である花マルを毎回つけている家庭ほど「しゅくだいやる気ペン」の継続期間が長い 傾向下記グラフは、 花マル率(学習した日のうち花マルが付けられた割合)と使用継続月との関係を表している。

3 家庭学習を長期的に継続している家庭は、毎日ほぼ同じ時間に家庭学習を行っているグラフは、横軸を月日(4月17日~9月30日)、縦軸に時刻(0時~23時)を示します。赤いマーカーがある部分が、やる気パワーが記録されたことを示します。

 この実証実験の詳細データについては、しゅだいやる気ペンオウンドメディア「しゅくだいやる気ラボ」で公開予定。
https://note.com/kakihomenote

■実証実験校の公募
 IoT文具「しゅくだいやる気ペン」による家庭学習の習慣化実験の協力校(小学校のみ)および自治体を募集する。2024年4月より、約6か月間(場合によっては12か月間)「しゅくだいやる気ペン」を生徒に配り、アンケートやデータ分析に協力頂ける小学校5校を募集している。
興味のある自治体、小学校関係者の方は、下記メールアドレスへ。
Yaruki_project@kokuyo.com

株式会社COMPASS、小学館集英社プロダクションと共同で公教育向け探究学習プログラムコンテンツを開発・順次提供開始

自治体独自プログラム企画・制作も

 株式会社COMPASS(東京・文京区、小川 正幹 代表取締役)は、株式会社小学館集英社プロダクション(東京・千代田区、都築 伸一郎 代表取締役社長)と共同で、公教育向けの探究学習プログラムコンテンツを開発し、また同時に自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作も開始し、順次提供する。
 学習eポータル+AI型教材「Qubena」の開発提供の目的でもある、子どもたちの「未来を生き抜く力」を育てるための“探究的な学び”を公教育に提供していく。

小学生~高校生向け探究型学習教材『小学館の探究楽習®』について
https://tankyugakusyu.shopro.co.jp/
 探究的な学びのサイクルを意識しながら「興味を広げる力」と「対話する力」を楽しく伸ばす小学館グループならではの学習メソッド。児童・生徒が主体的に取り組むことができ、教員の準備負担が少なく手軽に始めることができる。教材は「動画」「ワークシート」「教師用指導書」、授業で使う「スライド資料」、「VR技術を活用したサポートツール」など、幅広いメニューを要望に応じ、カスタマイズすることが可能。1つのテーマにつき1回の授業から取り組める内容など、各教育機関や自治体の要望に沿って教材設計を行う。

『スタディサプリ』、到達度テストのCBT版を2024年春に提供開始

テスト実施後の学び直し、学力定着までの学習サイクル効率化

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、2024年春、到達度テストをCBT(Computer Based Testing:コンピュータ使用型試験)化した「スタディサプリ 到達度テスト web」サービスを提供開始することを発表した。

『スタディサプリ到達度テスト」は、『スタディサプリ』が高校向けに提供するサービスの一つで、日々の授業で学んだ知識・技能に関する問題が網羅的に出題される絶対評価型のテスト。このテストを通して生徒一人ひとりのつまずきを単元レベルで把握し、その結果を受けた個別最適な学習提案により、個々の苦手を克服することが可能になる。2016年の提供開始以来、個別最適学習を促す基盤の一つとして浸透し、2022年度は全国の高校生の約1/4にあたる約80万人が受検した。

 CBT版としてWeb受検を可能とする『スタディサプリ 到達度テストWeb」の提供開始により、テスト受検後の結果返却に係る期間はこれまでの約3週間から最短で翌日に短縮可能となる。生徒は記憶が新しいうちに自身のつまずきを把握し、結果を受けて配信される個別最適な課題で学び直しを実施することができる。結果、学習のサイクルは高速化され、基礎学力の早期定着につなげることができる。一方で先生にとっては、紙での運用で発生していたテスト用紙の仕分け、配布、回収、返却の業務が削減されるため、日々の業務効率化につながる。提供開始時期は2024年4月予定となっている。

月刊私塾界2023年12月号(通巻512号)

巻頭言

 インドと中国が新たな人材供給源になっている。両国の人口の多さが一因だが、更に重要な要因がある。「インドと中国の学生がなにを学んでいるかという点だ。欧米の学生が学ぶジャンルが人文系の学問や芸術なども含めてきわめて多岐にわたるのに対し、(中略)中国やインドの学生は理工系の学問を勉強するケースが非常に多い。二〇〇八年、インドと中国はそれぞれ、エンジニアリングとコンピュータ科学の分野で大学院修了レベルの学生をアメリカの二倍生み出した。同じ年、アメリカでエンジニアリング分野の修士号を取得した学生の四〇%、博士号を取得した学生の六〇%が外国人で、そのほとんどがインド人と中国人だった。」(リンダ・グラットン著「ワーク・シフト」)
 韓国でIT関連産業が発展したのは、大学等で理系分野を学ぶ学生に対し、懲役義務を大幅に緩和したためだと云われている。
 国家の方針として、何等かのインセンティヴを設けている。
 我が国はどうだろうか。先ごろ文部科学省が大学設置認可後の「設置計画履行状況調査」を実施し、惨状を報告した。曰く、半数の大学で教員数が設置基準に満たない、英語の授業でbe動詞の基本的英文法を教えていた等々。
 彼我の差があまりにも大きい。
 お上に任せておいて良いのだろうか。個々の学習塾が、または業界全体として、大きな志を抱き、未来の絵を描き、それを担う人材を輩出することに努めなければならないのではないか。幕末の「時」のように。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 株式会社グランス+株式会社英俊社 全国の高校入試に対応、東日本大震災をきっかけに生まれた 自立学習システム「Twenty Miles」とは
  • 8 CatchUp2 津田塾 夢や志を育むことで今なすべきことが明らかに
  • 10 CatchUp3 株式会社アイキューブ 教室内だけでなく、塾経営も拡がる「学習塾専用管理システム「ICC systems」
  • 16 Special Report 第11回 全国模擬授業大会 in Nagoya チョーク1本で教育改革を
  • 20 HOT TOPICS 今、灘中合格日本一の塾が「非認知能力」に注目する理由
  • 24 挑む私学 洛星中学校 高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 58 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 59 【特集】① 株式公開企業塾 2024年2・3月期第2四半期(2Q)決算を読む
  • 59 【特集】② 塾のスポーツ事業
  • 88 企業研究(130) BCホールディングス株式会社
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(358)
  • 92 疾風の如く(172) スタディデザイン(宮城県) 代表 押切 友秀 さん
  • 94 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(127)
  • 96 白書界隈徘徊話(104)
  • 100 PAPER Review(3)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(111) 中谷彰宏
  • 104 シン・ジュクジン(25)
  • 105 芸術見聞録(125)
  • 106 わが子、就学中(33)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(105)
  • 109 10¹⁵ PETA(33)
  • 110 現代学習塾経営概論(9)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(220)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(52)
  • 116 私塾界インサイト(69)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(25)
  • 122 咲かせよ桜(106) 小林哲夫
  • 126 論点2023(12) ジェネリックスキル
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座