高校教科書でも謝礼か 大阪府立高、複数教員が申告

教科書会社が検定中の教科書を小中学校の校長や教員らに見せていた問題に絡み、大阪府立高校の複数の教員が「検定中の教科書を見せられ謝礼を受け取った」などと府教育庁に申告したことが、5月26日分かった。府立高の少なくとも5人の教員が、教科書会社から検定中の教科書を見せられ、謝礼をもらったと申し出た。府教育庁は4月、府議会からの要請を受け、府立高に教科書会社から謝礼を受け取った教員がいないか調査するよう通知していた。高校教科書について謝礼支払いの疑いが明らかになったのは初めて。

私塾協同組合連合会 全国研修大会

2016年6月12日(日)15:00〜17:00[開場14:45]

高大接続改革ならびに、教育実行会議の取り組みの現状と今後を考える

Presented by 私塾界リーダーズフォーラム

各セッションのご紹介

第1部【研修大会】基調講演 15:00〜15:30
高大接続システム改革ならびに、教育実行会議の取り組みの現状と今後を考える

文部科学省 大臣官房審議官(高大接続・初等中等教育局担当)
内閣官房 教育再生実行会議担当室長、内閣審議官
浅田 和伸 氏

文部科学省 大臣官房審議官(高大接続・初等中等教育局担当)の浅田和伸氏による基調講演

【第2部【研修大会】パネルディスカッション 15:30〜17:00

◎パネリスト
文部科学省 大臣官房審議官(高大接続・初等中等教育局担当)
内閣官房 教育再生実行会議担当室長、内閣審議官 浅田 和伸 氏
芝浦工業大学 学長 村上 雅人 氏
東京私立中学高等学校協会 副会長 長塚 篤夫 氏
私塾協同組合連合会 理事長 坂田 義勝 氏

◎モデレーター
『月刊私塾界』編集長 山田 未知之

浅田審議官の基調講演に引き続き、日本の教育関係者にご登壇いただき、パネルディスカッションをおこないます。それぞれの立場から、現在取り組んでいる改革の内容と、それが今後どのように発展させていかれるのか、ご意見を伺いながら討議を進めてまいります。

※当初、馳浩・文部科学大臣にご登壇いただく予定でしたが、馳大臣は公務のため浅田審議官が代理で登壇されることになりました。

<<会場>>

  • 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目12−2 渋谷マークシティ内
  • 渋谷エクセルホテル東急6F

[協力](一般社団)全国学習塾協会・全国学習塾協同組合・全日本学習塾連絡会議・NPO塾全協・千葉学習塾協同組合・NPO法人全国教育ボランティアの会・大井町から教育を考える会・東京私立中学高等学校協会・民間教育連盟・(財)日本青少年育成協会・私塾ネット・月刊私塾界 ・塾ジャーナル・塾と教育・進学研究会・新教育研究協会・声の教育社・(株)PSビバレッジ

    私塾界リーダーズフォーラム 教育ICTカンファレンス

    セミナー受講には、事前のお申込みが必要です。

    開催日時:2016年11月7日(日)11:00〜15:30(開場=10:45)

    【申込締切】10月31日(月)までにお申込みください。

    こちらからお申し込みください。

    貴社名(必須)

    例:株式会社私塾界

    貴塾名

    例:私塾界塾

    お申込み代表者役職

    例:代表取締役

    お申込み代表者名 (必須)

    例:山田未知之

    お申込者メールアドレス(必須)

    例:info@shijyukukai.co.jp(半角)

    郵便番号(必須)

    例:170-0013(半角)

    都道府県名(必須)

    市区町村(必須)

    例:豊島区

    町域、番地(必須)

    例:東池袋1−39−1(全角)

    ビル名・部屋番号

    例:三善ビル3F(全角)

    TEL(必須)

    例:03-3987-0838(半角)

    FAX

    例:03-3987-1940(半角)

    会員区分(必須)

    正会員準会員一般その他

    会員ID

    毎月お届けしている本誌が入ったビニル封筒の宛名欄に記載しています。

    セミナー受講料金:1名5,000円(税込)私塾界会員の皆さまは、5名様までセミナーの参加料金を無料とさせていただきます。

    ◎セミナーに参加される人数を選択してください。

    セミナー参加人数

    01人2人3人4人5人それ以上(備考欄に入力)

    ◎セミナーに参加される方のお名前を入力してください。(お二人目以降)

    セミナー参加者2お名前

    セミナー参加者2役職

    セミナー参加者3お名前

    セミナー参加者3役職

    セミナー参加者4お名前

    セミナー参加者4役職

    セミナー参加者5お名前

    セミナー参加者5役職

    備考

    通信欄

    北京大学医学部を目指して 2016年度北京大学医学部進学コース開学

    学生だけでなく保護者をはじめ多くの人が参加した5月9日、池袋アカデミーホール(東京都豊島区)で、2016年度ISI国際学院北京大学医学部進学コースの開学式がおこなわれた。全国の進学高校、国内外の名門大学の卒業生や社会人経験者たち36名が集った。
    留学を主とした教育事業を展開し、大学・高校・語学など、幅広い海外留学プログラムを提供しているISI国際学院。そのISI国際学院の留学事業のひとつである「北京大学医学部進学コース」は、中国の最高学府である北京大学医学部において医学を学ぶための準備コースと位置付けられている。
    新入生たちは、まず東京で中国語、数学、物理、化学を約10ヶ月間学び、来年の3月に北京に渡る。そして、北京大学の予科コースで入学準備をし、来年の9月に正式に入学する予定だ。そこから6年間、北京大学医学部で医学を学ぶことになる。
    北京大学は、大学評価の世界的指標のひとつである 「The Times Higher Education World University Rankings 2015-2016」において、東京大学(43位)よりも高い42位にランクインし、世界的に大きな評価を得ている。その北京大学医学部のめぐまれた教育環境の中で、新入生たちは医学を学び、医師になることを目指す。

    新入生を代表して宣誓を行ったのは、石井悠輝さん。石井さんは、このコースを選ぶにあたって、ISI国際学院が企画した北京大学のツアーに参加したことが決め手となったと言う。中国のエネルギーを肌で感じ、大いに刺激を受けたそうだ。また、語学だけでなく、海外の人との人間関係、日本にない様々な症例の患者と向き合うことができることもその理由に挙げる。そして石井さんは、
    「このプログラムは、医師にどうしてもなりたいという気持ちの強さが量られる試練の6年間だと思っています。ブレずに自分を保ってがんばりたいと思います」と最後に力強く語ってくれた。
    留学生活は、勉強に加えて、普段の生活においても困難が多いことだろう。その中で、ISI国際学院はたくさんのサポートを用意している。また、先に留学して勉強している先輩たちのアドバイスを受けられることは、大変心強いだろう。ISI国際学院は、世界で学びたい人たちの可能性を大いに広げてくれる。

    SNSトラブル、中高年急増 消費者白書

    政府は5月24日、消費者トラブルの現状と対策をまとめた「消費者白書」を閣議決定した。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用に関し、全国の消費生活センターなどに寄せられたSNSに関する相談は15年度は9004件あり、10年度の3142件から3倍近くに増えた。中でも中高年層の増加が目立ち、10年度と比べて40代は4倍、50代は9倍、60代は13倍、70歳以上は23倍に増えた。消費者庁は「SNSが幅広い年齢層に普及したため」と説明している。

    2015年、出生率は2年ぶり増

    厚生労働省が5月23日に発表した人口動態統計で、2015年の合計特殊出生率は1・46で、前年を0・04ポイント上回った。人口を維持するのに必要とされる2・07にはほど遠く、今後も人口減は続く見通しだ。合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数。その年の15~49歳の女性が産んだ子どもの数を元に計算される。05年の1・26を底に回復傾向にあるが、14年は9年ぶりに下落。15年は上昇に転じたものの、依然として低い水準にある。

    対外資産、過去最高に 財務省発表

    財務省が5月24日、日本の政府や企業、個人が海外に持つ資産(対外資産)は、国内企業による海外企業の買収などの直接投資が増えたことなどから、2015年末時点で前年より6兆3480億円増え、948兆7290億円と過去最高を更新したと発表した。一方で、海外に対する債務(対外負債)も前年から30兆4950億円膨らみ、609兆4660億円となった。昨年は日本の株や証券の価格が好調で、外国人が持つ日本関連の資産が増えたのが主な原因だ。

    教育ICTは、次のステージへ入ったか? 第7回教育ITソリューションEXPO

    第7回教育ITソリューションEXPO(EDIX)が、5月18日から20日にかけて開催された。学校や塾・予備校などの教育関係者が、ICTの導入・検討するために数多く来場した。
    今回のEDIXには、過去最多の680社が出展。特に目立ったのは、アクティブラーニングを意識した展示だ。ICTを使うことによって、教室に留まらず、遠隔地の学校や企業であっても協働で授業や実習を行え、能動的に学ぶことができるサービスが多く提案されていた。
    ヤマハの模擬授業の様子。多くの人が注目していたその中でユニークだったのが、ヤマハ株式会社の提案である。ヤマハは、同社の製品であるボーカロイドを使った〝音楽〟のアクティブラーニングを紹介していた。興味を持った人も多く、開催されていたセミナーも盛況だった。
    学びNEXTゾーンには、プログラミングロボットなども展示されていた これらに加えて、今回から「学びNEXT みらいの学びゾーン」という名称で、最先端の学びを提案する企業を集めたゾーンが新設された。
     この学びNEXTでは、STEM教育やプログラミング、人工知能、あるいはVR(仮想現実)などを使った学びが提案されていた。また、理科実験の教材やカリキュラムなどがセットになっている理科実験トータル支援システムなどもあった。
    今までは、それまで使っていた教材や設備をただ電子化することに主眼が置かれていた向きがある。しかし、今回のEDIXでは、アクティブラーニングなどの新しい学びに対するICTの利活用法に主眼を置いたサービスや商品も増え、バラエティー豊かになってきた。学びNEXTが新設されたことも大きなトピックであり、教育ICTが次のステージへ入ったと感じさせる内容だった。
     ただ一方で、同じようなものに感じる製品が多くあったのも確かだ。今後、ICTを使うことによって生まれる新しい学びの提案が、使いやすさも含めて、どのようにアップデートされていくのか期待したい。

    2016年6月の塾歴(じゅくごよみ)

    (5月22日現在/敬称略)

    6月1日(水)10:00-14:00
    全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
    「私塾界リーダーズフォーラム2016 in 金沢」
    会場:金沢国際ホテル
    お問い合わせ:TEL.03-3987-0838(山田)

    6月2日(木)~4日(土)
    New Education Expo 実行委員会 主催
    「New Education Expo 2016」東京会場
    会場:東京ファッションタウンビル
    お問い合わせ:TEL.03-5634-6397(実行委員会)

    6月7日(火)10:00-14:00
    私立女子中学に触れる会 主催
    「私立女子中学に触れる会 ~shishokukai~」
    会場:そごう横浜店9F 新都市ホール
    お問い合わせ:TEL.045-641-3284(横浜女学院:平間・佐々木)
           TEL.044-856-2777(洗足学園:玉木・松田)

    6月7日(火)10:00-15:00
    一般社団法人 富山教育ネットワーク 主催
    「平成28年度 夏季教材教具展示会」
    会場:富山県総合情報センター 情報ビル1階
    お問い合わせ:TEL.076-411-9882(事務局)

    6月11日(土)10:00-18:00
    新しい教育を担う私学の会 主催
    「2016 私立中学・高校 進学相談会」
    会場:松坂屋上野店 本館6F
    お問い合わせ:TEL.03-3828-4366(駒込学園企画広報室)

    6月12日(日)11:00-16:00
    千葉学習塾協同組合 主催
    「大学進学相談会」
    会場:京葉銀行文化プラザ
    お問い合わせ:TEL.047-424-4-056(事務局)

    6月12日(日)13:00-16:00
    NPO法人 全国初等教育研究会 主催
    「第4回 JEES教育シンポジウム」
    ~『子供が主体的に学ぶ算数』とは何か?~
    会場:ホテル椿山荘東京 プラザ5F オリオン
    お問い合わせ:TEL.03-3791-9185

    6月12日(日)15:00-17:00
    東京私塾協同組合 主幹
    「私塾協同組合連合会 第22回全国研修大会」
    会場:渋谷エクセルホテル東急
    お問い合わせ:TEL.03-3970-2866(事務局)

    6月17日(金)・28日(土)
    New Education Expo 実行委員会 主催
    「New Education Expo 2016」大阪会場
    会場:大阪マーチャンダイズ・マート
    お問い合わせ:TEL.03-5634-6397(実行委員会)

    7月4日(月)10:00-14:00
    全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
    「私塾界リーダーズフォーラム2016 in 東京」
    会場:御茶ノ水ソラシティーカンファレンス
    お問い合わせ:TEL.03-3987-0838(山田)

    7月12日(火)10:00-13:00

    全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
    「私塾界リーダーズフォーラム2016 in 大阪」
    会場:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル
    お問い合わせ:TEL.03-3987-0838(山田)

    月刊私塾界2016年6月号(通巻422号)

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    巻頭言

    ヤマト運輸と地方路線バス会社間の業務提携が拡がりをみせる。一例を示す。
     昨年、ヤマト運輸は岩手県北バスと「客貨混載」事業を開始した。路線は、北上~盛岡~宮古~重茂半島と150キロ以上に及ぶ。この区間を、北上~盛岡~宮古間の「ヒトものバス」と、宮古~重茂半島間の「客貨混載」の二つに区分する。前者はバス後部を改造し、荷物をフォークリフトでパレットごと積み降ろしできるようにした。後者は、乗降口付近の座席を改造し、荷物を積めるようにした。前者におけるヤマト運輸のメリットは、トラック便を減らせることだ。朝晩は輸送する荷物は多いが、日中帯は二ケタ少ない個数となる。これに対し後者は、重茂半島担当セールス・ドライバー(SD)が、日中宮古営業所に戻る必要がなくなる。それにより、SDの重茂半島滞在時間が伸び、サービス向上へと繋がる。例えば、お年寄りがスーパーに頼んだ買い物を、SDが届けるついでに安否確認もする「まごころ宅急便」サービスに、より多くの時間を割けるようになる。その結果、扱う荷物の量が1・5倍に増えた。
     バス会社は収入が増え、特に廃止が進む過疎地のバス路線を存続できる。Win―Winの取組だ。
     国土交通省は過疎地の物流対策として、同じような事柄を掲げる。「貨客混載」だ。ヤマト運輸が提唱する「客貨混載」と順番が逆だ。ヤマトのヤマトたる所以である。
     是非、読者諸兄も知恵を絞り、八方良しの業務提携や商品開発に取り組んでもらいたい。

    (如己 一)

    目次

      【2016年6月号 目次原稿】

    • 6 CatchUp1 全教研
         日本と東南アジアのプログラミング教育を牽引する
    • 8 CatchUp2 日本漢字能力検定
         本部機能を京都祇園に移転し、更なる進化を展開する日本漢字能力検定
    • 10 CatchUp3 ショウイン
         自立学習をリードするショウイン式
    • 12 私の教育 本田由紀・東京大学大学院教育学研究科教授
         受けてきた教育から、教育を考えるように
    • 18 挑む大学 芝浦工業大学
         創立100周年に向け、さらなる飛躍を目指す
    • 22 Special Report
         第3回 アクティブラーニング・フォーラム
    • 27 目次・巻頭言
    • 28 NEWS ARCHIVES
    • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
    • 53【特集】
         最新塾教材目録2016
    • 68 HOT TOPICS・1  私学の未来を考えよう! ユーデック主催「夢・教育セミナー」
    • 70 HOT TOPICS・2 四国進学会と学進の係争に判決が下される
    • 72 HOT TOPICS・3 学生たちがブランドをデザインする『BranCo! 2015』
    • 74 HOT TOPICS・4 注目の「トビタテ!留学JAPAN」に迫る
    • 76【TOP LEADER】
        幼稚園から英語教育を推進する。
         GrapeCity & 学校法人 宮城明泉学園
    • 88 新しい塾のカタチ NPO法人アスイク
    • 92 挑む私学 宮城学院中学校高等学校
    • 94 短期集中連載「自立学習」を超えて!(4) 山田徹雄
    • 96 教育サービス業界 企業研究(44) 株式会社Sapiens Sapiens
    • 99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(270)
    • 100 疾風の如く(83)ステップアップ塾(東京都)塾長 濱松 敏廣さん
    • 102 好機到来(14) 株式会社スタディラボ 代表 地福 武史さん
    • 104 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(37)
    • 106 白書界隈徘徊話(15) 西村克之
    • 108 自ら動き出すチームにする方法(21) 中谷彰宏
    • 110 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(35)
    • 111 芸術見聞録(34)
    • 112 高校生からの子育てハイウェイ(14)
    • 113 クロスワードパズル「塾長の机」
    • 114 為田裕行の「教育ICT行」(14)
    • 116 塾ソムリエの講師研修指南 西村 則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(7)
    • 118 林明夫の「歩きながら考える」(130)
    • 120 咲かせよ桜(19) 小林哲夫
    • 124 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(38)
    • 126 論点2016(6) アクティブ・ラーニングと教員養成
    • 130 編集後記
    • 132 Book Review
    • 134 塾長のためのガジェット講座

    高専でサイバー防衛教育

    サイバー攻撃に対処できる情報セキュリティー人材を育成するため、国立高等専門学校機構が51校ある国立高等専門学校(高専)を5つのブロックに分け、それぞれ指定した「拠点校」を中心に実践的なセキュリティー技術の教育に乗り出すことが分かった。拠点校になるのは一関(岩手)、木更津(千葉)、石川、高知、佐世保(長崎)の各高専。この5校で教材を作成し、講習会やセキュリティー技術を競う競技会を開催。ブロック内の高専教師が参加し、自校に持ち帰って授業に生かし、全体のレベル底上げを目指す。