Category: Feature

月刊私塾界2014年7月号(通巻399号)

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巻頭言

株式会社ファーストリティリングが、国内のユニクロ店舗に勤務する全パート・アルバイト約3万人の内1万6千人を正社員化すると発表した。彼ら・彼女らは、特定の店舗や地域に勤務地が限定される「R(リージョナル=地域)社員」と位置づけられる。正社員には、他に国内転勤はできるが海外転勤は望まない、もしくはその実力がない「N(ナショナル=国)社員」。海外事業にチャレンジする意思と実力を備えた「G(グローバル=世界)社員」の三分類される人事制度に変更する。これを皮切りに、様々な企業が、正社員化を進め始めた。理由は企業により異なるが、正社員化自体は好ましい。
ところが、内容が明らかになるに従い、一概に喜べる改革ではないと分かってきた。「R社員」の年収は、非正規の現在より上昇するが、300万円から400万円だという。
地域限定正社員を既に導入している日本郵政グループの例をみる(呼称は「新一般職」)。4月までに4700人が、新一般職に転換した。ボーナス(4・3カ月)が加算されるが、年収は55歳時点で最高450万円、平均300万円程度にしかならないという。
方や最近何かと話題が多い、グローバル人材。外国語に堪能で、何か専門的領域で高い技能を持つ人だ。だが、インドで働く(英語ができる)、国際会計基準に明るい会計士の年収はどのくらいだろうか。何と200万円から300万円。
夢を抱くことが難しい世界が続く。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 新たな英語教育の兆し
    • 株式公開企業塾2014年3月期決算を読む
<<TOP LEADER COMPANY>>

株式会社ナガセ

<<シリーズ・著名人に聞く>>

原田 曜平 氏「さとり世代」をモチベートさせるには、
集団評価の採用とワークライフバランス

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト花房 孟胤 氏 NPO 法人 manavee(マナビー)代表理事

<<連載>>
  • 14 挑む大学 慶應義塾大学「未来創造塾」
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 48 HOT TOPICS
  •    公益社団法人 全国学習塾協会 九州・沖縄支部の研修大会
         一般的なサービス業とは異なる「教育サービス業」では、
         ラ・ポールを築くことが重要

  • 58 学習塾の空間づくり 31 シェーン英会話 銀座本校(東京都中央区)
  • 76 近況を聞く 新教育総合研究会 株式会社
               (個別指導キャンパス・京大個別指導学院)
             福盛 訓之 代表取締役
  • 82 教育サービス業界 企業研究 21 凸版印刷
  • 84 疾風の如く 60 学習塾 delight (三重県)
               塾長 若林 高太さん
  • 88 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 12
  • 98 井上郁夫の因数分解 4
  • 107 論点2014 7 学力格差解消のために
  • 19 目次・巻頭言
  • 40 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 60 学習塾フランチャイズ研究所 55
  • 67 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 246
  • 86 challenge~進化形jukuのカタチ 22 ジェイ教育セミナー
  • 89 芸術見聞録 12
  • 90 会社を建て直すためのリーダー養成塾 12
  • 92 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 13
  • 94 新・授業改革を目指して 79
  • 96 中学生からの子育てスクランブル 28
  • 100 林明夫の「21世紀の地球社会」 107
  • 102 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 146
  • 104 未之知也(いまだこれ知らざるなり)15
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年6月号(通巻398号)

巻頭言

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ピアソンなる企業をご存じだろうか。ロンドンに本部を置く、従業員約4万人、世界80数カ国に展開する、教育分野におけるグローバル企業だ。
 現在、アジア新興国のBOP(Bottomof the Pyramid : 低所得市場)に向け、積極的に事業展開している。「インパクト・インベストメント」という、収益を求めるだけでなく、社会や環境問題の解決を目的とする投資手法を用いる。「EdTec h(エドテック)」と呼ぶタブレットやインターネット等のICT技術を活用し、学習・学校管理ツールの提供に取り組んでいる。
 BOP層への教育おいては、発展途上国政府やNGOへの支援を通常考える。また、何らかの形で投資、或いは寄付行為する企業も、収益より社会や環境への貢献を重んじるCSR(corporate social responsibility : 企業の社会的責任)として捉えがちだ。
 しかし、ピアソンは異なる。10年かけてIRR(Internal Rate of Return :内部利益率)25%の投資収益を目標としている。
 更に驚くことに、BOPのセクションを率いるのは、ケイトリン・ドネリーさん、弱冠27 歳の才媛である。
 我学習塾業界はどうだろうか。東南アジアに進出している企業もあるが、一部の企業を除いては、現地の日本人を対象にしている。最近では企業規模にかかわらず、あらゆる分野でグローバル化が叫ばれているのに、である。一度思いを馳せては如何だろうか。ピアソンはアフリカへも進出し、成功を収めている。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 幼児・低学年が溢れる塾
<<TOP LEADER>>

株式会社 市進ホールディングス市進教育グループ 下屋 俊裕 社長

<<シリーズ・著名人に聞く>>

佐々木常夫マネージメントリサーチ 代表取締役 佐々木 常夫 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 佐々木 圭一 氏 コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師

<<連載>>
  • 14 挑む大学 大和大学
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 40 HOT TOPICS① 青木経営フォーラム IN 東京
        新しいノウハウで強力な塾づくりセミナー
  • 68 日本の教育の鍵 大阪府教育長▶中原 徹 氏
  •  

  • 72 近況を聞く 株式会社秀英予備校▶渡辺 武 代表
  • 74 学習塾の空間づくり 30 学習塾ショウイン リバレイン本校(福岡市博多区)
  • 76 HOT TOPICS② 「JJA教育フォーラム2014 in 大阪」開催
        所得格差が学力格差にならないために、私たちにできること
  • 82 教育サービス業界 企業研究 20 アプリゼミ(株式会ディー・エヌ・エー)
  • 84 疾風の如く 59 橋本算数パズル教室(東京都)主宰:橋本 龍吾さん
  • 88 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 11
  • 98 井上郁夫の因数分解 3
  • 107 論点201 4 5 根深い問題。教育格差、学力格差
  • 19 目次・巻頭言
  • 42 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 67 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 245
  • 86 challenge~進化形jukuのカタチ21 戸倉塾
  • 89 芸術見聞録 11
  • 90 会社を建て直すためのリーダー養成塾 11
  • 92 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 12
  • 94 学習塾フランチャイズ研究所 54
  • 96 中学生からの子育てスクランブル 27
  • 100 林明夫の「21世紀の地球社会」 106
  • 102 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 145
  • 104 未之知也(いまだこれ知らざるなり)14
  • 110 編集後記
  • 112 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年5月号(通巻397号)

巻頭言

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その日、不思議な感覚の朝を迎えた。何故か心が騒ぎ、落ち着かない。心配事がある訳ではないが、重苦しい気分だった。

今日は3月11日。東日本大震災発生から3年がたった、その日であった。全国各地で捧げられた祈り。復興へ向け必死に頑張る人々の強い意志。生活再建へ向けての被災者の不安。散り散りになってしまい、未だに帰村、帰宅の見込みがわからない原発被災者の絶望感。それらの思いが大きく、静かな「波動」となり、伝わってきていた。

それに気付き、思いを新たにした。2011年のその日、ただただ自然の猛威に驚いていた。3年後の復興における、地域間の差異、思いの異なりを知った。自分にできることは何か。一つのかかわりを決意した。

科学雑誌「Science」の発行元である米国科学振興協会第180回年次大会が、シカゴで開催された。東日本大震災関連の講演が、2012年年次大会では21件あったが、今年は3件と大幅に減少した。忘れ去られつつある。我が国でも風化しつつある。

皆さんの塾での対応や如何に。

「波動」「波」といえば、大きな、明るい、画期的なニュースが飛び込んできた。「重力波」である。

重力波は、1981年現自然科学研究機構長佐藤勝彦「インフレーション理論」などにより予言されていた。ハーバード大学等のチームが重力波の痕跡を検出した。理論を裏付ける直接証拠を初めて発見した。佐藤教授を含め、ノーベル賞級とのことだ。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 企業成長に必要な人材の採用と育成とは
<<TOP LEADER>>

株式会社 興学社 興学社学園 池田 晃 氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

三菱綜合研究所理事長 東京大学総長顧問 小宮山 宏 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 小杉 俊哉 氏 合同会社THS 経営組織研究所 代表社員 慶應義塾大学SFC 研究所 上席所員

<<連載>>
  • 14 挑む大学 法政大学
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 38 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 48 近況を聞く 株式会社ベスト学院●碓井 裕章代表
  • 58 学習塾の空間づくり29 Freewill学習塾(東京都渋谷区)
  • 60 挑む私学 AICJ鷗州学園 中学・高等学校
  • 67 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 244
  • 82 疾風の如く58 TOB塾(兵庫県) 代表 山口 真史さん
  • 80 教育サービス業界 企業研究20 インターネット学習塾アオイゼミ(株式会社葵)
  • 84 challenge~進化形jukuのカタチ20 個人別指導塾フルスイング
  • 86 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん10
  • 87 芸術見聞録1092 新・授業改革を目指して78
  • 88 会社を建て直すためのリーダー養成塾10
  • 90 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座11
  • 94 学習塾フランチャイズ研究所53
  • 96 中学生からの子育てスクランブル26
  • 98 井上郁夫の因数分解2
  • 100 林明夫の「21世紀の地球社会」 105
  • 102 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 144
  • 104 未之知也(いまだこれ知らざるなり)13
  • 107 論点2014 5 複雑化する承認欲求
  • 110 編集後記116 Book Review
  • 114 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年4月号(通巻396号)

巻頭言

2014_04_hyoshiインドと中国が新たな人材供給源になるという。両国の人口の多さが一因だが、更に重要な要因がある。「インドと中国の学生がなにを学んでいるかという点だ。欧米の学生が学ぶジャンルが人文系の学問や芸術なども含めてきわめて多岐にわたるのに対し、(中略)中国やインドの学生は理工系の学問を勉強するケースが非常に多い。2008年、インドと中国はそれぞれ、エンジニアリングとコンピュータ科学の分野で大学院修了レベルの学生をアメリカの二倍生み出した。同じ年、アメリカでエンジニアリング分野の修士号を取得した学生の40%、博士号を取得した学生の60%が外国人で、そのほとんどがインド人と中国人だった。」(リンダ・グラットン著「ワーク・シフト」)
韓国でIT関連産業が発展したのは、大学等で理系分野を学ぶ学生に対し、懲役義務を大幅に緩和したためだと云われている。
国家の方針として、何等かのインセンティヴを設けている。
我が国はどうだろうか。先ごろ文部科学省が大学設置認可後の「設置計画履行状況調査」を実施し、惨状を報告した。曰く、半数の大学で教員数が設置基準に満たない、英語の授業でbe動詞の基本的英文法を教えていた等々。 彼我の差があまりにも大きい。
お上に任せておいて良いのだろうか。個々の学習塾が、または業界全体として、大きな志を抱き、未来の絵を描き、それを担う人材を輩出することに努めなければならないのではないか。幕末の「時」のように。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 今こそ集団授業
    • 2014年度 首都圏中学入試を分析する
    • 下村博文 文科大臣緊急インタビュー

教育改革の推進状況と、これからの展望について

  • 株式公開企業塾 2014年度 第3四半期決算を読む
<<TOP LEADER>>

株式会社成学社 開成教育グループ 代表 太田 明弘 氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

思想家、神戸女学院大学 名誉教授 代表取締役 内田 樹 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 小針 一浩 氏 株式会社スターブランド 取締役

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • 学習塾の空間づくり  個別指導学院ヒーローズ府中校(東京都府中市)
  • 疾風の如く〜個別専門学習塾Wi☆Go個別(岐阜県)塾長 高橋 実太郎さん
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 挑む私学 大阪偕星学園高等学校
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • 論点2014 複雑化する承認欲求
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ〜市川塾
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年3月号(通巻395号)

巻頭言03_001_hyoushi

昨年、ヒッグス粒子の発見がノーベル物理学賞を受賞した。これにより素粒子の基本理論である「標準模型」が完成する。

ところが、それでも宇宙の構成物質の4.9%が解明されたに過ぎない。残りは未解明である。内訳は、ダークマター(暗黒物質)26.8%、暗黒エネルギー68.3%。このダークマターを発見するために、各国が競っている。

日本でも、岐阜県神岡町にある鉱山跡地地下1千メートルに、検出装置を造り、発見への挑戦が始まっている。「XMASS実験」だ。村山斉東大カブリ数物連携宇宙研究機構長は、2020年までにダークマターの正体が解明でき、最初の発見者になる可能性があると語る。世界の最先端を行く。

地方教育行政の最終的な権限を、教育委員会から首長に代えようとしている。昨年12月、中教審が答申を出した。文科省は今通常国会に改正案を提出する方針だ。

教育委員会制度の三原則(政治的中立性、継続性・安定性、民意反映)が精緻に論議されぬまま、政治的妥協案として出された結論である。首長の権限が大きくなることにより、政治的中立性や継続性が保てないことは、公立高校入試制度の変遷をみれば、わかる。首長が直接指示できる事項をある程度制限したことで、政治決着させた。何と情緒的なことだ。

翻ってヒッグス粒子の発見は、1秒に10億回発生する陽子の衝突データを、何年にも渡り集積、解析した実験結果である。それでも精度は、99.98%。この相違に呆れる。

(如己 一)

目次

<<特集>>
  • 塾の地域貢献
<<TOP LEADER>>

中萬学院グループ 代表取締役社長 中萬 隆信氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

株式会社ユーグレナ 代表取締役 出雲 充 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 前田 出氏 株式会社未来デザイン研究所

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • 学習塾の空間づくり  (27) 勉強カフェ(東京都渋谷区)
  • 疾風の如く56〜さくら個別指導学院(愛知県)塾長 國立 拓治さん
  • ステキ★塾女発見!  塾女4人、Around30の本音!
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 論点2014 求められる「21世紀型能力」
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ〜個別指導 宮野塾
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • さなる@will顧問・清水洋明の今からはじめる大学受験指導(終)
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年2月号(通巻394号)

巻頭言

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安倍政権に替わってから、株価はほぼ二倍になった。経済政策への期待感から、まだ政策的には何も示されないうちから、世の中が明るく変わった。まるでそれまでの「失われた20年」が嘘のように。実体が何も分らないまま、人々の気持ちだけが掌を返すように変化してしまったことに、大きな不安を抱く。
 大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略からなる「アベノミクス」の「三本の矢」は、放たれた。そして幸運―強運―にも、富士山が世界文化遺産に登録され、2020年東京オリンッピク・パラリンピックの東京招致が決定し、和食が無形文化遺産に登録された。世の中のムードが改善されたことは、事実だ。
 しかし、それに浮かれていてはならない。「三本の矢」で明確な効果を挙げているのは、大胆な金融政策だけではないだろうか。デフレ経済を克服するためにインフレターゲットを設定し、それが達成されるまで日銀が実施する大胆な金融緩和措置だけではないでしょうか。特に三本目の矢である民間投資を喚起する成長戦略は、何の成果も挙がっていない。
 我が国経済は成熟しており、今後大きく成長することは難しいであろう成長戦略に指定されている医療や教育の分野は、本来競争より公共を優先すべきものではないだろうか。少子高齢化、人口減少社会が急速に進む今、公共的な領域の整備が急務と考える。「共生」を軸に社会を再構築することが必要だ。「3・11」や「フクシマ」は忘却の彼方へ行ってしまったか。
 義務教育においても過度な競争ではなく、「共生」が重要ではないか。

(如己 一)

目次

<<特集>>
  • 株式公開企業塾2014年度中間決算を読む
  • 私塾界プレミアムセミナー2013レポート
<<TOP LEADER>>

成基コミュニティグループ 代表取締役会長 佐々木喜一 氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

株式会社スクールウィズ 代表 太田 英基 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト鎌田 洋 氏 株式会社ヴィジョナリー・ジャパン 代表

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • HOT TOPICS1〜圧倒的な規模と質の高さを実現する上海の教育機関を視察
  • HOT TOPICS2〜成基が洛南小の教諭を招き入試分析会と教育講演会
  • HOT TOPICS3〜さまざまな立場から、その必要性が訴えられた公設民営学校
  • 近況を聞く 株式会社聖文館(若松塾) 井沢 伸平 副理事長
  • 学習塾の空間づくり  (26) Clantete(東京都港区)
  • 疾風の如く55〜DNA seminar(熊本県) 塾長 寺本 大策さん
  • ステキ★塾女発見!  働く女性のロールモデル? 私がそれになります!
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 論点2014 説明できますか? グローバル人材とは何か?
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ〜個別指導 伊藤塾
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年1月号(通巻393号)

巻頭言

hyoushi新しい年が明けました。

昨年は、1月に「教育再生実行会議」が設置され様々な提言がなされた。それら提言を受けて、「中央教育審議会」や「道徳教育の充実に関する懇談会」等で討議され、「第2期教育振興基本計画」として答申があったり、道徳教育に関する提言が纏められた。第7期中教審委員が新たに任命され、教育委員会制度の見直しについて文部科学大臣から諮問があった。今年も政治を注視していきたい。

具体的な改革が、様々な新たな動きが、いよいよ始まりそうだ。公務員試験でのTOEFL導入、大学入試センター試験を廃止し、高校在学中に複数回受けられる「到達度テスト」の導入、中学校における英語での4技能評価テスト、小学校3年生から英語授業の開始と成績評価の導入。ICT関連では、佐賀県武雄市が小中児童生徒全員にタブレット型端末を配布すると発表した。公教育でも反転事業が始まった。また、日本オープンオンライン教育推進協議会が設立された。

大きな変化―改革―が始まろうとしている。

全国の学習塾は、変化はチャンスと捉え、新たな取り組みにチャレンジして欲しい。変化を恐れる必要はない。正確に情報を収集し、緻密な分析を実施する。更に、周到な対策を立て、適切な商品を開発すれば、大きなチャンスを物にできる。個々の改革を見ると、どれも学習塾経営にプラスになるように見える。

是非、果敢に挑戦して欲しい。

(如己 一)

目次

<<特集>>
  • 編集部が選んだ10大ニュース2013
  • 注目のキーワード2014
<<TOP LEADER>>

練成会グループ 奥山 英明 氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

能楽師 安田 登 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト本間 正人 氏 京都造形芸術大学 教授

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • HOT TOPICS
  • 近況を聞く 株式会社NSGアカデミー 山根 憲介代表
  • 学習塾の空間づくり  (25) 札幌練成会(北海道札幌市)
  • 挑む私学 近畿大学附属高等学校
  • 疾風の如く
  • ステキ★塾女発見!  友人の遺志を継いで
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 【図解!】事業承継対策
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • さなる@will顧問・清水洋明の今からはじめる大学受験指導
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 論点2014 どこへ行く? 道徳の教科化
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 【第3回 全国模擬授業大会 in 名古屋】
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 新・授業改革を目指して
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2013年12月号(通巻392号)

巻頭言

12_001_hyoushi東京・芝・増上寺境内で薪能が催された。夜の帳が下りた三解脱門の前で上演され、幽玄で、優美なひと時を堪能した。

今年は、観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年の節目の年だ。また、来年は観阿弥世阿弥親子が将軍足利義満に京都の今熊野で出会ってから640年に当たる。世阿弥が12歳、義満が17歳のときだ。世阿弥は、その才能を認められ、将軍を後見人に、能を舞台芸術として確立した。能舞台での歩き方、呼吸方法などは、中世日本人の身体技法が伝承されている。約700年間変わらぬ世界的にも稀有な芸能である。身近な慣用句にある「初心忘るべからず」や「秘すれば花」等は、世阿弥の言葉だ。

能は省略を美とする演劇だ。舞台の背景は大きな一本の松のみ。「面(おもて)」を着けるため、顔の表情で表現することもできない。省略に省略を重ねたからこそ、観る人の心に、人間の悲しみや苦悩、砂浜を吹き渡る風の質感、全山を覆う花の美しさが映し出される。「表現し尽くさず、何も描かれていない余白を作者と鑑賞者が想像力の限りを尽くして完成させる、それが日本の美の精神であり、能がマイナスの芸術といわれる由縁です。」(観世清和談「能から見た日本の原点」)このことは、日本画や茶道にも通奏低音の如く響く。(「能はこんなに面白い!」参照)

是非子どもたちに日本の伝統、伝統芸能に直接触れさせて欲しい。規則で国歌斉唱させるより、日本の文化、伝統に愛着を感じ、誇りを持つようになる。それが教育ではないだろうか。

(如己 一)

目次

<<NEWS FILE>>
  • 新しい幼児教育施設「clan tete」(クランテテ)、いよいよ開校
  • 浜学園、台湾に算数教室
  • ベネッセHDベネッセコリアを韓国ヤクルトに売却
  • 小3から英語授業文科省検討中
  • 交際費、大企業も損金に
  • …etc
<<特集>>
  • どうする?達成度テスト
  • 消費税8%に備える
<<TOP LEADER>>

さなるグループ 佐藤イサク氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

TOSS代表 TOSSランド主宰 向山 洋一氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト髙井 伸夫 氏 髙井・岡芹法律事務所 会長 弁護士

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • HOT TOPICS
  • 近況を聞く 株式会社NSGアカデミー 山根 憲介代表
  • 学習塾の空間づくり  (24) FORUM-ICU(東京都三鷹市)
  • 新学習塾業界とM&A
  • 疾風の如く
  • ステキ★塾女発見!  ママになっても働きたい!
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 【図解!】事業承継対策
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 教育サービス業界 企業研究
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
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  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 2013教育時評
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2013年11月号(通巻391号)

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巻頭言

愕然とした。これ程減っているとは。9月に訪れた北海道野付半島のトドワラだ。「トドワラは、長い時間がかかって作り上げられた砂嘴の上に成立したトドマツ林が、海水面の上昇あるいは砂嘴の沈降により海水におかされ枯木群に変化したものと考えられています。」(現地案内板より)
30数年前初の来訪時、数多くのトドワラの間を縫うようにして湿地を散策した。90年代後半、二度目の訪問ではトドワラの減少に驚かされた。
今回、数十本と激減していた。木道が整備され、保護しようとはしていた。しかし、腐朽したトドマツの枯れ木が風化・消滅しつつあることを止めることはできず、いずれは何もない湿原と化す。この変化が「自然」だ。
学校教育が市場原理、競争原理にさらされようとしている。東京都や大阪市を震源とし、全国に波及している。ことの賛否は置くとして、大きな変化を迎えつつある。
学習塾業界、個々の学習塾はどのように対応しようとしているのか。変化に適切に対応しなければ、生き残ることができない。しかし、変化はチャンスでもある。自塾の体質を強化しながら、創意工夫し、新たな講座やカリキュラムなどを開発して欲しい。
野付半島では、トドワラがある場所と別の地域に、多数のナラワラ(ミズナラの枯木)を見ることができるようになった。偉大な自然の力がうかがえる。全てを受け入れ、変化している。トドワラは消滅しつつも、ナラワラは増加していく。

(如己 一)

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月刊私塾界2013年10月号(通巻390号)

web_10巻頭言

一昨年の秋、故山田雄司氏の故郷、福岡県柳川を訪れる機会を得た。その帰り、大宰府にある九州国立博物館に立ち寄った。館内を楽しんだが、展示方法等他の博物館と異なる雰囲気を感じた。
その理由を最近知った。
開館は、2005年と新しい。日本文化の形成をアジア史的観点で捉えることをコンセプトに造られた。他の国立博物館と比べて国宝が少ないハンディを克服するため、科学と文化融合の最前線という構想が生まれた。
X線CTスキャナーを使って仏像を検査する。題して「文化財ドック」。スキャナーの精度は高く、約0・2ミリの材質まで識別でき、修理に役立てている。仏像内の収蔵物も発見できる。更に、読み取った情報を基に、非接触光学式3次元デジタイザや熱溶解積層式3次元プリンターなど最先端機器を用い、立体造形物を作り、誰もが「さわれる博物館」を目指した。
ここに、「ない」故に「どこにもない」博物館が誕生した。
業態変更を検討中の方々、後発組やこれから始めようとする人々にとり、実に示唆に富んだ例だ。
例えば、ICTの導入。大手では多大な設備投資や授業方法の変更が必要だ。しかし、小規模であったり、開校間もない塾であれば、変革は容易だ。既存の学習塾と全くコンセプトが異なる、斬新な教室を創造することができる。そして、圧倒的な競争力を持つ。
「ない」を嘆く前に「ある」を追求してはどうだろうか。

(如己 一)

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