カルビー(本社:東京都千代田区)は2月5日、カルビーポテトおよび園芸資材メーカーのプロトリーフと共同で、植育と食育を組み合わせた食農教育プログラム「ポテトバッグ部」を2026年春から本格的に運用すると発表した。袋で育てるジャガイモ用培養土「ポテトバッグ」を活用し、子どもたちが植え付けから収穫、調理までを体験できる教育プログラムとして、学校や教育施設向けに展開する。
「ポテトバッグ」は、子どもたちにジャガイモや土に触れる機会を提供したいという想いから、カルビーポテトとプロトリーフが約3年をかけて開発し、2021年に商品化された。あわせて、カルビーポテトが長年開発してきたジャガイモ品種「ぽろしり」も栽培用種芋として販売されている。
今回のプログラムは、「カルビーポテトチップス」発売50周年を契機に、原料であるジャガイモが食品になるまでのプロセスを子どもたちに伝えたいという考えから企画された。2025年にはトライアルとして実証実験を行い、教育現場から高い評価を得たことを受け、内容を改良したうえで正式プログラムとしてスタートする。
「ポテトバッグ部」では、「ポテトバッグ」と「ぽろしり」を用い、約4カ月間にわたって栽培・観察・収穫・調理を体験する。副教材として、スライド教材や栽培説明動画、調理レシピなども提供され、理科や家庭科、総合学習など幅広い教科での活用を想定している。
2026年度は、東京都や神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県などの小学校や教育施設で実施予定。参加校からは「栽培しやすく教科横断的に活用できる」「子どもたちの学習意欲を引き出す」といった声が寄せられている。
カルビーは本プログラムを通じて、食の背景にある農業への理解を深めるとともに、子どもたちが主体的に学ぶ体験型教育の機会を広げたいとしている。食と農を結ぶ実践的な学びとして、今後の展開が注目される。




