Category: バックナンバー

月刊私塾界2020年12月号(通巻476号)

巻頭言

 早や師走。

一年は早いものだ。特に今年は新型コロナウィルス禍に見舞われ、より一層早かったように感じる。

コロナ禍を奇貨として、SDGsやエシカルなる概念を自塾の運営や経営に導入しては如何だろうか。それらが組織内に定着し始めたら、地域にそれを発信していく。地域を巻き込むとともに、自塾のアピールにもなるはずだ。コロナ禍でそのように社会が変容しているからだ。

新型コロナウィルスに対するワクチンが開発されつつあるが、世の中への普及はまだまだ先だ。来春は、今年ほどの混乱はないであろうが、感染症は現在より悪化しているかも知れない。最悪を想定し、新年度生募集の準備をしていただきたい。

その募集で筆者が気にしていることがある。それは収入が減少している家庭が多いことだ。正規雇用であっても残業代や賞与が減っている。非正規に至っては、仕事そのものが消滅している場合もある。そしてコロナ禍が長期化しそうなため、なかなか減収の改善が見通せない。このことも募集に当たっては、前提条件としなければならない。難しい状況に拍車がかかる。

 いよいよ受験本番に突入。忙しい中、生徒指導に熱が入る。がっちりコロナ対策を施し、冬期行事に向かっていただきたい。

 今年は長い学校休校の影響から、冬期講習も変則を余儀なくされている。一人ひとりの生徒の学力向上に万全を期して欲しい。         

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp ドルトン東京学園 自主性を育む教育「ドルトンプラン」とは
  • 10 教育サービス業界 企業研究(97) 株式会社ギブ・スパイラル・ジャパン
  • 12 HOT TOPICS 私大の雄が唱えるこれからの大学入試
  • 16 挑む私学 東大寺学園中・高等学校 生徒の個性や自主性、しなやかな感性を育む懐の深さ
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 47 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 48 【特集①】マネージメントに効くICT
  • 54 【特集①】株式公開企業塾 2021年2・3月期   第2四半期(2Q)決算を読む
  • 62 TOP LEADER Interview
  •    株式会社 京進  代表取締役会長 立木 貞昭 氏 〝一歩先〟を見通すことで世の中に貢献する
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(322)
  • 76 疾風の如く(137)進学塾 湊─みなと─(京都府)代表 白数 大介 さん
  • 78 好機到来(68)八木塾(長野県) 代表 八木 俊貴 さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(91)
  • 82 白書界隈徘徊話(69) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(75) 中谷彰宏
  • 86 塾の家計簿(43)
  • 88 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(89)
  • 89 芸術見聞録(89)
  • 90 ぼくの幼児教育考(31)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(69)
  • 93 1981(21)
  • 95 Opinion from School(18)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(184)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(33)
  • 100 私塾界インサイト(33)
  • 104 未之知也(90)
  • 106 咲かせよ桜(70) 小林哲夫
  • 110 論点2020(12) 「チームとしての学校」とは
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年11月号(通巻475号)

巻頭言

 人間の仕事の多くがAIやロボットに置き換わる、と言われるようになって久しい。しかし、少なくとも表面的にはあまり変化は見られない。それが新型コロナウィルス禍を契機に大きく進むかもしれない。

「働」の漢字の意味が変わる。人が「動く」のではなく、「考える」や「感じる」にというように。

 働くことの意味が変われば、組織の在り方も根本的に変わらざるを得ない。個人が組織に合わせるのではなく、組織が個人に合わせる時代になっていく。

 個人が組織の呪縛から解放されれば、「社員」という所属を意味する言葉はなくなり、複数の会社に参画する個人が増えていく。上司・部下の関係は希薄になり、あるプロジェクト達成のために個人が集うことが会社の定義となって、多くの会社が生まれては消えていくようになる(日経ビジネスオンライン松井道夫・松井証券顧問「規模を追う組織は古い」参照)。

 学習塾業界でも次のような動きがある。隣の塾は競合相手ではなく、互いに協力し合う仲間だ、と。そして、生徒一人ひとりの目標達成に向け、スクラムを組む。

 何とも素晴らしい進化ではないか。

 ここに挙げた二つの変化・進化に、読者諸氏の組織では対応できているであろうか。新年度の企画、事業計画はできていると思われるが、一度立ち止まって考えてみて欲しい。 組織にとり大切なものは、そこで働く人々であり、その先に存在する顧客だからだ。 

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp 山王学院+スタディラボ 濃密な指導を実現する学習管理ツール「ミルクラス」
  • 8 CatchUp 東進衛星予備校桜山校 模試を軸にした3カ月計画で成績が飛躍的に向上
  • 10 CatchUp 学研グループ 学研が提示する新しいアダプティブラーニングの形
  • 12 HOT TOPICS NEAが高校入試研究会を主催 教育改革+新型コロナ禍の入試を考える
  • 16 挑む私学 京都学園中学高等学校 創立時から脈々と受け継がれるグローバル人材への想い
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】新教材考 2020 秋
  • 58 Special Report 私塾界リーダーズフォーラムONLINE
  • 68 TOP LEADER Interview NSGグループ 代表 池田 祥護 氏 地方創生を掲げ、DXによる企業変革を加速。
  • 80 教育サービス業界 企業研究(96) 株式会社マチマチ
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(321)
  • 84 疾風の如く(137) みよし塾(大阪府) 代表 三好 知信 さん
  • 86 好機到来(67) ESOH個伸塾(千葉県花見川区) 代表 原田 健司 さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(90)
  • 90 白書界隈徘徊話(68) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(74) 中谷彰宏
  • 94 塾の家計簿(42)
  • 96 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(88)
  • 97 芸術見聞録(88)
  • 98 ぼくの幼児教育考(29)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(68)
  • 101 1981(20)
  • 103 Opinion from School(17)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(183)
  • 106 新・授業改革を目指して(118) 石川幸夫
  • 108 私塾界インサイト(31)
  • 112 未之知也(89)
  • 114 咲かせよ桜(67) 小林哲夫
  • 118 論点2020(11) 子ども食堂急増の裏で
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年10月号(通巻474号)

巻頭言

 インダストリアルエンジニアリングなる概念をご存知だろうか。一言で表すのは難しいが、企業などが人・物・金・情報といった経営資源をより効率的に運用できるよう、作業手順・工程、配置・用具、組織・制度、管理方法を分析・評価して改善策を総合的なシステムに再編成し、現場に適用する体系的技術のことだ。

 工場などに導入される技術と思っている方も多いと思うが、そうではない。全ての生産現場で使われている。勿論学習塾でも利用可能だ。いや、使わなければならない。

 授業の際、長年の経験と勘に頼ってはいないだろうか。教務研修しかりである。この時代、マニュアルに拒否反応を示す方は少ないと思うが、エンジニアリングはどうも、とお考えだろうか。

 是非正確に学習して、インダストリアルエンジニアリングを導入して欲しい。どの先生も全ての生徒の成績を上げるために。先生により学習効果に差が出てはならない。同じ授業料をいただいている以上、必ず結果を出さなければ、とてもプロとは言えない。

 勿論学習効果は生徒により違いがある。しかし、それを生徒のせいにしては教師として一人前ではない。自らに問題があると認識しなければ駄目だ。これにより自らが向上していく。その際この概念が大きく活きる。 更に教育工学という学問分野がある。この分野についても研究していただきたい。是非自塾の運営を科学的根拠に基づいて改善して欲しい。 

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp 白沢プランニング 中学受験から留学までも視野に入れる異色の塾
  • 8 CatchUp 英俊社 赤本データを元に自由にプリント教材作成あの「KAWASEMI Lite」が画期的進化!
  • 10 CatchUp クルイト 生徒主体のアウトプット型の学習塾 キミノスクール
  • 12 CatchUp 忍者ナイン(やる気スイッチグループ)科学に裏打ちされたメソッドで、運動嫌いの子にも自信を与える
  • 16 挑む私学 光英VERITAS中学校・高等学校 共学化を機にグローバルリーダーの育成を目指す
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】教材出版・EdTech各社が見据える 2021年度に向けた備え
  • 56 TOP LEADER Interview
  •    株式会社 秀英予備校  代表取締役社長 渡辺 武 氏 地域に密着した指導と、生徒と向き合う時間を大切に。
  • 64 【特別企画】開校記念スペシャル対談
  •   AIの先進企業とやる気スイッチグループがコラボした 新しいコンセプトのプログラミング教育 HALLO by playgram × やる気スイッチ
  • 72 教育サービス業界 企業研究(95) Manabie International Ltd.
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(320)
  • 76 疾風の如く(136) Education Salon OSAKA(大阪府) 代表 藤井 すぐる さん
  • 78 好機到来(66) 寺西共育塾(香川県・宇多津町) 代表 寺西 さゆり さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(89)
  • 82 白書界隈徘徊話(67) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(73) 中谷彰宏
  • 86 塾の家計簿(41)
  • 88 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(87)
  • 89 芸術見聞録(87)
  • 90 ぼくの幼児教育考(28)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(67)
  • 93 1981(19)
  • 95 Opinion from School(16)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(182)
  • 98 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(32)
  • 100 私塾界インサイト(30)
  • 104 未之知也(88)
  • 106 咲かせよ桜(66) 小林哲夫
  • 110 論点2020(10) 不足する特別支援教育
  • 114 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年9月号(通巻473号)

巻頭言

 夏期講習生、9月生の募集は如何でしたでしょうか。今年は期間変則の夏期講習となり、指導や募集に工夫が必要だったと推察する。

 新年度生募集期に新型コロナウィルス禍に見舞われ、募集が難しかったり、授業方法や授業料での対応を迫られた。対面授業からICT対応に切り替わり、授業料について保護者からの要望もあったようだ。株式公開企業の有価証券報告書や決算短信からそれらを読み取ることができる。

 9月の生徒数は昨年並みまで回復されただろうか。また、売上は春先に消えてしまった部分を取り戻せているであろうか。

 来年の入試は、日程は例年通りであり、出題範囲が少し狭まるだけで、あまり大きな変化はないようだ。したがって生徒指導、受験対策に関しては大きな心配、不安はなさそうである。

 しかし、売上や利益はそうではない。消えた売上、ICT対応のための支出。今期の決算はどのように見えているのであろうか。3月決算として、前記は如何だったか。一カ月分の売上が消えてしまったので、黒字を確保できたであろうか。

 そして、今期。黒字を確保できそうか。

 2期連続で赤字となると、金融機関の見方が変化する。相当厳しくなることが予想される。 生徒指導等に問題はなくとも、コロナ禍が治まっていないとすれば、来年度の生徒募集は大きく様変わりするであろう。それを予測し、早めに対応を検討していただきたい。

(如己 一)

目次

  • 8 CatchUp 志学会 家庭とのつながりをオフラインで強化し、休校期間中の退塾者はゼロ
  • 10 CatchUp KDDI×メイツ 家庭学習支援サービス『edich』
  • 12 CatchUp 旺文社×学びエイド 教育出版社の旺文社×動画の学びエイド 連携強化で新領域へ
  • 16 HOT TOPICS① NEAが示す「塾 withコロナ」 コロナに負けない塾経営 連携して知恵の結集を
  • 18 HOT TOPICS② 「Withコロナ時代」の学習塾の新しい収益モデルを考える
  • 20 Special Report コロナ下における〝これからの塾〟をテーマに開催
  • 24 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story⑤
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 53 【特集①】塾経営者12人に聞いた 2020年この夏まで、そして9月から
  • 64 【特集②】株式公開企業塾 2021年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 74 TOP LEADER Interview  株式会社 日能研関東  代表取締役社長 小嶋 隆 氏 環境が変わっても、やるべきことは同じ対面授業にこだわり、私学の価値を発信
  • 88 教育サービス業界 企業研究(94) 株式会社フォーアースリングス
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(319)
  • 92 疾風の如く(135)GOALOOK学習塾(京都府)代表 八松 史晃 さん
  • 94 好機到来(65)自立型学習塾 アンビシャス(岩手県)代表 舘石 宗利 さん
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(88)
  • 98 白書界隈徘徊話(66) 西村克之
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(72) 中谷彰宏
  • 102 塾の家計簿(40)
  • 104 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(86)
  • 105 芸術見聞録(86)
  • 106 ぼくの幼児教育考(27)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(66)
  • 109 1981(18)
  • 111 Opinion from School(15)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(181)
  • 114 新・授業改革を目指して(117) 石川幸夫
  • 116 私塾界インサイト(29)
  • 120 未之知也(87)
  • 122 咲かせよ桜(65) 小林哲夫
  • 126 論点2020(9) デジタル教科書のゆくえ
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年8月号(通巻472号)

巻頭言

この夏、次のような話を複数の学習塾からうかがった。

 今春の学校休校期間中、学習塾が学習機会を提供し続け、児童生徒の学習ペースを導いてくれた。これにより地域の信頼を獲得し、この夏に生徒数が増えた、というものだ。社会的インフラに組み込まれた証と言い得る。

 80年代学習塾は必要悪と世間から云われた。90年代には文部省(当時)が通塾に制限を加えるべく、各教育委員会に通達を発出した。それらに比較すると隔世の感がある。

 業界にとり大変喜ばしいことだ。

 しかし、浮かれてばかりはいられない。社会的インフラだからこその責任や義務が生ずる。一つは安定性である。いかなる事態においても教育を提供し続けなければならない。自己都合などで提供を中断するなど、もってのほかだ。

 更にもう一つ。常に発展していかなければならない。社会の変化、進歩に対応する必要がある。例えば、新型コロナウィルス禍の状況において、タブレット端末を使用したり、オンライン授業を展開したところも多い。Afterコロナにおいても、元の状況に戻してはならない。むしろ新たなICT利用方法を考案し、使用を更に推し進めなければ駄目だ。

 オンラインで家庭学習まできめ細かく指導してくれることを見た保護者は、もう過去の状況へ戻ることはできない。必ずやそれ以上のことがらを求めるようになる。 そのような社会の要望を満たすべく、読者諸氏に頑張っていただきたい。

(如己 一)

目次

  • 16 CatchUp イージア オンライン授業など多様化する学習を一元管理する『anesta Pro』
  • 18 CatchUp やる気スイッチグループ チャイルド・アイズに見る成功する幼児教室
  • 20 HOT TOPICS 新型コロナウイルスが変えた英進館の授業の形
  • 24 挑む私学 国本女子中学校・高等学校 日本とカナダ、2つの高校の卒業資格を得る学び
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 54 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 55 【特集】変わりはじめたコミュニケーション
  • 66 TOP LEADER Interview 株式会社 栄光 会長 山本 博之 氏
  • 「高品質な授業」と「安全・安心」を両立する塾としての新しいビジネスモデルを構築
  • 80 教育サービス業界 企業研究(93) 株式会社biima
  • 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(318)
  • 84 疾風の如く(134)
  •   ガリレオサイエンス教室(京都府)
  •   代表 瀧口 幹浩 さん
  • 86 好機到来(64)
  •   小島進学セミナー(埼玉県)
  •   代表 城 智也 さん
  • 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(87)
  • 90 白書界隈徘徊話(65) 西村克之
  • 92 自ら動き出すチームにする方法(71) 中谷彰宏
  • 94 塾の家計簿(39)
  • 96 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(85)
  • 97 芸術見聞録(85)
  • 98 ぼくの幼児教育考(26)
  • 99 塾長の机
  • 100 為田裕行の「教育ICT行」(65)
  • 101 1981(17)
  • 102 Opinion from School(14)
  • 104 林明夫の「歩きながら考える」(180)
  • 106 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(31)
  • 108 私塾界インサイト(28)
  • 112 未之知也(86)
  • 114 咲かせよ桜(64) 小林哲夫
  • 118 論点2020(8) 今度は上手くいくか、少子化対策
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 126 塾長のためのガジェット講座

【お詫びと訂正】

月刊私塾界2020年8月号P.79、Studyplus for School様のページに誤りがありました。
誤:京大個別原町校
正:京大個別会原町校
読者の皆様、関係者の方々にご迷惑をおかけいたしました。再発防止に努め、より一層の努力をしてまいります。

月刊私塾界2020年7月号(通巻471号)

巻頭言

 夏期講習の準備は如何か。

 例年よりはるかに短い学校の夏休み。講習の日程やカリキュラムを組むだけでも大変であろう。

 新年度生募集時期に新型コロナウィルス禍に見舞われ、計画を下回る生徒数しか集められなかった学習塾が多いようだ。夏期行事において売上等の挽回を考えていたであろうが、望み薄となった。

 それでも様々な工夫を凝らして乗り越えようとしていることであろう。頑張っていただきたい。

 現状を放置していてはゴーイングコンサーンは不可能となる。

 それでも当業界はましな方である。飲食業や観光・宿泊業などでは、売上そのものが蒸発してしまった。

 新型コロナと共に生きる時代はすぐには終わらない。以前の状態に戻るのをじっと待つのではなく、「新型コロナ後の経済や社会、産業のあり方を自らつくる」という気概でやっていくべきだ。つらく厳しい時期こそ、もっと強くなるチャンスでもある。

 自教室の存在意義を一から見つめ直すことが重要だ。逆境を乗り切るために必要な態度である。

 ウィズコロナ、アフターコロナはこれまでの延長線上にはない。新たな業態類型を考えなければ、事業を継続できない。

 集団指導から個別指導へ。そしてオンライン授業へ。これらと同等のパラダイムシフトが起きる。それを自らが起こして欲しい。

 最近になり、様々な新たな取り組みが成果をあげていることが伝わってきている。次年度へ向け、早めに一歩を踏み出して欲しい。

(如己 一)

目次

  • 10 CatchUp スタディラボ オンライン教育のニューノーマルを追究するスタディラボの新しいプロダクト
  • 12 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story⑤
  • 16 挑む私学 光華小学校
  •   伝統と革新を融合し、グローバル人材を育む
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 46 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 47 【特集】夏からの新様式を考える
  • 56 HOT TOPICS 外部有識者と委員が議論 大学入試はどうあるべきか
  • 58 TOP LEADER Interview 株式会社 早稲田アカデミー 代表取締役社長 山本  豊 氏
  •   『本気でやる子を育てる』創業来大切にしている教育理念に原点回帰
  • 72 教育サービス業界 企業研究(92) 株式会社クルイト
  • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(318)
  • 76 疾風の如く(132)Bio Garden With(愛知県)代表 宮田 賢輔 さん
  • 78 好機到来(63) 学習塾REON(埼玉県・伊奈町)塾長 大貫 毅也 さん
  • 80 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(86)
  • 82 白書界隈徘徊話(64) 西村克之
  • 84 自ら動き出すチームにする方法(70) 中谷彰宏
  • 86 塾の家計簿(38)
  • 88 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(84)
  • 89 芸術見聞録(84)
  • 90 ぼくの幼児教育考(25)
  • 91 塾長の机
  • 92 為田裕行の「教育ICT行」(64)
  • 93 1981(16)
  • 94 Opinion from School(13)
  • 96 林明夫の「歩きながら考える」(179)
  • 98 新・授業改革を目指して(116) 石川幸夫
  • 100 私塾界インサイト(27)
  • 104 未之知也(85)
  • 106 咲かせよ桜(63) 小林哲夫
  • 110 論点2020(7) 小規模保育所とは
  • 112 編集後記
  • 116 Book Review
  • 118 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年6月号(通巻470号)

巻頭言

 新型コロナウィルス禍も落ち着いて対応できるようになったことと思う。現在は文部科学省が発表したカリキュラム対応に腐心しているのではないだろうか。小6と中3以外の学年では、この間遅れたカリキュラムは数年かけてキャッチアップするというものだ。実に現実的ではあるが、何とも緩い対策ではないだろうか。PISA2021の結果次第では、大きな批判の声が上がるかも知れない。

 一部の学習塾を除きカリキュラム進度を学校授業に合わせていることが多い。この数カ月で通常通りのカリキュラムをこなしたところもあろう。カリキュラムを戻して学校に合わせるのであろうか。悩ましい問題である。

 緊急事態宣言下での営業自粛要請により、急遽オンライン授業に移行したところもあった。ところが、保護者から在宅では子供の集中力が持続しないため、通塾の要望があったようだ。使用したシステムに課題があったのか、利用方法に問題があったのかは不明だが、新たな課題が浮き彫りになった。

 新型コロナウィルスが地球上から撲滅されることはなさそうだ。これから長い付き合いになる。「ニュー・ノーマル」という言葉が巷を飛び交っている。専門家会議から「新しい生活様式」の具体例が示された。これへの対応も実施しなければならない。教室は遮音の対策のためもとより密閉空間になっている。換気対策をとらなければならない。また、机の配置(間隔、向き等)などの検討が必要になる。 新たな様々な課題と向き合わなければならない。

(如己 一)

目次

  • 12 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story④
  • 16 挑む私学 三田学園中学校・高等学校〝自分発〟の社会に貢献できる生徒を育てる
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 40 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 41 【特集①】株式公開企業塾2020年 2・3月期決算を読む
  • 50 【特集②】 新学習指導要領で変わる教材
  • 60 HOT TOPICS オンラインで完璧な授業を追究する
  • 62 TOP LEADER 特別企画 業界のトップ4人が語る 緊急事態宣言下の経営と ポストコロナへの備え
  • 76 教育サービス業界 企業研究(91) 株式会社CLEAR
  • 79 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(317)
  • 80 疾風の如く(131)桝形学習教室(京都府)室長 山川 勝弘さん
  • 82 好機到来(63)なかま塾(福岡・久留米市)代表 中島 元気 さん
  • 84 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(85)
  • 86 白書界隈徘徊話(63) 西村克之
  • 88 自ら動き出すチームにする方法(69) 中谷彰宏
  • 90 塾の家計簿(37)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(83)
  • 93 芸術見聞録(83)
  • 94 ぼくの幼児教育考(24)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(63)
  • 97 1981(14)
  • 98 Opinion from School(12)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(178)
  • 102 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(30)
  • 104 私塾界インサイト(26)
  • 106 未之知也(84)
  • 110 咲かせよ桜(62) 小林哲夫
  • 114 論点2020(6) 今更キー・コンピテンシー。だが
  • 118 編集後記
  • 120 Book Review
  • 122 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年5月号(通巻469号)

巻頭言

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発出され、7都府県では緊急事態措置が講じられた。休業要請があった業種に学習塾が入った。一報に触れたとき、驚きとともに違和感を覚えた。

 各塾では様々な対応を行っていることと思う。電話やFAXを使用し学習支持を出したり、課題を課したり。ICTを利用しオンライン授業を導入するところもある。

 先月号の本欄で「これを機に、ICT利用が増加するであろう。授業方法を考えてみては如何であろうか」と問題提起した。それが図らずも現実のものとなった。

 3月の学校休校により、こと「知育」に関しては集合教育の必要性低下が実証された。オンライン授業を導入した学校はそれを強く感じたことであろう。学校には「徳育」や「体育」の役割もあるが、週5日毎日通学する必要があるだろうか。次年度の予算編成において財務省から圧力がかかるかも知れない。とは言え学校での児童生徒のコミュニケーションは、個人が学ぶ支えになる。

 学習塾ではオンライン教育への移行が全てを解決する訳ではない。

 多くの学習塾は地域密着で、狭い商圏内での競争をしている。だから各地で読者諸氏は地域に根付いている。

 しかし、オンライン教育に移行した先には大きな落とし穴が待ち構えている。競争が全国区になるということだ。 コロナ対策は長期戦を覚悟する必要があるが、新型コロナ後を考えなければならない。

(如己 一)

目次

  • 12 CatchUp① キャニオンマインド 個別オンラインシステム「エイドネット」が広げる可能性
  • 14 CatchUp② tyotto みんなハッピーになるための人間教育を。
  • 20 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story③
  • 24 挑む私学 洛南高等学校附属小学校 〝洛南精神〟が生んだ小中高一貫教育
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集】教育ICT考  2020S/S
  • 74 TOP LEADER Interview AIC鷗州グループ V字回復を果たし新たな高みへ
  • 88 教育サービス業界 企業研究(90) 株式会社スマートエデュケーション
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(316)
  • 92 疾風の如く(130)カジきたラボ(京都府) 代表 梶 卓磨 さん
  • 94 好機到来(61) 番匠塾(福島県福島市) 代表 番匠 啓太 さん
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(84)
  • 98 白書界隈徘徊話(62) 西村克之
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(68) 中谷彰宏
  • 102 塾の家計簿(36)
  • 104 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(82)
  • 105 芸術見聞録(82)
  • 106 ぼくの幼児教育考(23)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(62)
  • 109 1981(13)
  • 111 Opinion from School(11)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(177)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(30)
  • 116 私塾界インサイト(25)
  • 122 咲かせよ桜(62) 小林哲夫
  • 126 論点2020(5) キャリア・パスポートとは
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年4月号(通巻468号)

巻頭言

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、小中高等学校で臨時休校措置がとられた。読者諸氏の学習塾ではどのように対応したのであろうか。

 授業を実施したところは、何か特別な対応をされたのだろうか。また、マスクや消毒液などは足りたのでしょうか。生徒たちの出席状況は如何だったのであろうか。

 反対に授業をしなかった学習塾は、何故休講にしたのでしょうか。今一度振り返っていただきたいと思う。休講の際、授業料はどうされたのでしょうか。授業を実施しないので、徴収しなかった(あるいは返金した)ことは理解するが、非常勤講師への給与支払いはどうされたのでしょうか。こちらも支払わなかったのでしょうか。

 支払わなかった理由を理解したうえで、彼ら・彼女らは生活をどのように維持したのでしょうか。そこまで考えるべきではないだろうか。

 ここまで根付いた学習塾の役割として、地域の教育水準に対する責任についても考慮いただきたいものと考えるが、如何だろうか。学校が未履修問題にどのように対応するのかが見えない中、学習塾が果たす役割が相当大きいのではないだろうか。

 ICT導入が進んでいる学習塾では、在宅学習に簡単に切り替えられた。また、急ぎ導入を実施したところもあるようだ。

 これを機に、ICT利用が増加するであろう。授業方法を考えてみては如何であろうか。また、自塾の存在意義について検討する必要がある。

(如己 一)

目次

  • 12 CatchUp① 英俊社+イデアスポット
  • 14 CatchUp② 成基コミュニティグループ
  • 18 HOT TOPICS 学校教育の民間への業務委託について議論 日本民間教育協議会 19年度 第3回臨時総会で
  • 20 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story②
  • 24 挑む私学 ノートルダム学院小学校 行動や対話を通じて本物の学びを得る
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集】小学生英語教材考
  • 74 TOP LEADER Interview 株式会社 明光ネットワークジャパン 『明光義塾』を核に、より自立を育成する学び場を提供
  • 88 教育サービス業界 企業研究(89) RISU Japan 株式会社
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(315)
  • 92 疾風の如く(129) 希望結社ツクラム(京都府) 代表 西森 寛 さん
  • 94 好機到来(60) ユニバ進学教室(大阪府豊中市)代表 梅田 充茂 さん
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(83)
  • 98 白書界隈徘徊話(61) 西村克之
  • 100 自ら動き出すチームにする方法(67) 中谷彰宏
  • 102 塾の家計簿(35)
  • 104 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(81)
  • 105 芸術見聞録(81)
  • 106 ぼくの幼児教育考(22)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(61)
  • 109 1981(13)
  • 111 Opinion from School(10)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(176)
  • 114 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(29)
  • 116 私塾界インサイト(24)
  • 120 咲かせよ桜(61) 小林哲夫
  • 124 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(82)
  • 126 論点2020(4) 妙な会議。大学入試のあり方に関する検討会議
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2020年3月号(通巻467号)

巻頭言

 大学入試改革の一つであった大学入学共通テストでの英語民間試験の活用見送りに関し、大きな違和感を持っていた。所謂「身の丈発言」に対し、平等性などの反論の大合唱が沸き上がり、非常に情緒的な結論がもたらされた。試験会場へのアクセスが平等でない、試験料がかかるため富裕層に有利だ、という。しかし、従来のセンター試験でも試験場は700カ所ほどであり、全ての人から同じ距離にあるわけではない。試験料も1万8000円(3教科以上受験の場合)と決して安くはない。

 大学入試改革の当初は、一回の試験で、一点刻みで合格者を決めることに問題があると、多くの方が発言していた。だから大学は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)、アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)に沿い、少し緩めに入り口を開き、入学後にきちんと勉学した学生だけが卒業できるようにしようというのが、本来の趣旨だったはずだ。このことを振り返ろうともしなかった。

 日本の失われた30年は総論に賛成だが、各論反対で改革の流れを止めてしまうことが繰り返された。英語民間試験の活用見送りも、これを象徴するできごとだ。 平等や公平は大事なことがらだ。常に配慮しなければならない。しかし、完全な平等性や公平性を実現することは非常に難しい。殆ど不可能といっても過言ではない。絶対善への反論は実に難しい。だからこそエビデンスを示し、議論しなければならない。

(如己 一)

目次

  •  8 CatchUp① 東進こども英語塾
  • 12 CatchUp② 若松塾+東進衛星予備校
  • 14 CatchUp③ 株式会社KECMiriz
  • 16 CatchUp④ 株式会社SmartStudy
  • 24 挑む私学 京都明徳高等学校 商業科×普通科=京都明徳高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 49 【特集①】今日から使える塾経営アイデア
  • 56 【特集②】株式公開企業塾2020年2・3月期 第3四半期決算を読む
  • 68 【特別企画】やる気スイッチグループ Owner’s Story①
  • 76 教育サービス業界 企業研究(87) 株式会社イー・トラックス1
  • 79 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(314)
  • 80 疾風の如く(128)Gloridge Kids School(大阪府)代表取締役社長 橋本 誠人 さん
  • 82 好機到来(59) C.スクール(東京・江戸川区)塾長 風間 亮さん、副塾長 関屋 雄真さん
  • 84 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(82)
  • 86 白書界隈徘徊話(60) 西村克之
  • 88 自ら動き出すチームにする方法(66) 中谷彰宏
  • 90 塾の家計簿(34)
  • 92 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(80)
  • 93 芸術見聞録(80)
  • 94 ぼくの幼児教育考(21)
  • 95 塾長の机
  • 96 為田裕行の「教育ICT行」(60)
  • 97 1981(12)
  • 98 Opinion from School(9)
  • 100 林明夫の「歩きながら考える」(175)
  • 102 新・授業改革を目指して(114) 石川幸夫
  • 104 私塾界インサイト(23)
  • 108 咲かせよ桜(60) 小林哲夫
  • 112 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(81)
  • 114 論点2020(3) ⼦供の貧困対策に関する⼤綱
  • 118 編集後記
  • 120 Book Review
  • 122 塾長のためのガジェット講座