Category: 塾ニュース|受験

森上教育研究所 2016年の首都圏中学入試の結果分析セミナーを2月19日に開催

森上教育研究所(森上展安代表)は、2016年の首都圏中学入試の結果分析セミナーを2月19日(金)に、アルカディア市ヶ谷(私学会館)で開催することを明らかにした。第1講では、大学入試改革を控え、今春の中学入試がどのように変化したのかを最新の資料に基づいて分析をおこなう。なお、第1講は学習塾を対象とした講義Aと学校を対象にした講義Bが同時進行でおこなわれる。

昨年のセミナーの様子

昨年のセミナーの様子

第2講では、同研究所アソシエイトコンサルタントの後藤健夫氏による、大学入試改革の行方についての分析に加え、SAPIX小学部の広野雅明氏、早稲田アカデミーの入吉弘幸氏をゲストスピーカーに迎えた「大手塾分析」に加えて、栄光ゼミナールの山中亨氏からの資料提供により、入試の実態に迫る。

受講料は、1人につき1万5000円(税込、資料代含む)で、同研究所の「中学受験研究会」の会員は、3人目から1人・5000円となる。参加には、下記の申込書PDFをダウンロードの上、2月12日(金)正午までに同研究所にFAXするとともに、同日中に指定の銀行口座に料金を振り込む必要がある。

首都圏中学入試の結果分析セミナーに関する問い合わせは、電話で03-3264-1271(森上教育研究所)へ。

>>申込書をダウンロード

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センター試験で不正行為65件 過去10年間

大学入試センターは1月9日、大学入試センター試験で2006~15年の10年間に、全国31都府県の試験場で、替え玉受験の2件を含む不正行為が計65件あり、計67人が受験全科目無効の処分となっていたこを発表した。センターによると、不正行為は毎年見つかっており、内訳は替え玉受験2件のほか、解答終了合図後の記入30件、定規の使用13件、カンニングペーパーの所持・使用8件など。電子辞書の持ち込みや、英語リスニングの開始前にICプレーヤーを作動させたケースもあった。

N高等学校、代ゼミともコラボ 4月から代ゼミNスクールを開校

2016年1月12日、ネットの高校「N高等学校(以下、N高)」をこの4月に開校予定のカドカワ株式会社が、学校法人高宮学園代々木ゼミナール(以下、代ゼミ)とともに、「代ゼミNスクール」を2016年4月に開校することを明らかにした。

授業やレポート提出をネットで行い、高校卒業資格取得を目指すN高。その生徒の中で、大学進学を目指す生徒を対象に、提携通学コースとして代ゼミNスクールは用意される。代ゼミNスクールは、専用校舎が用意され、進学相談ブース、オープン自習スペース、リベラルスクエア(代ゼミNスクール生同士で意見交換や議論が可能なフリートークスペース)などが設置されている。その施設で、映像授業と対面授業を組み合わせて受講でき、また希望すれば、1対1の個別指導も受講できるようになっている。

新事業発表会

代ゼミNスクールを発表

同スクールの特徴は4つある。1つ目は、専任の担任スタッフである“学びのプロデューサー”が講座の取り方や学習計画など一人ひとりにあったプランを提供し、アダプティブラーニングを可能にする。保護者との面談も実施し、学習の進捗度を共有してくれる。その際には、代ゼミオリジナルの総合学習管理システムのSMS(サテライン・マネジメント・システム)を利用する。2つ目は、代ゼミの2000講座以上の多彩な講座から習熟度に応じた授業や講師をセレクトできる。3つ目は、いつでも入学ができ、通学日数も週1〜6日まで自由に選ぶことが可能。また、代ゼミNスクール内の施設(自習スペース等)は、通学日以外にも無料で利用できる。4つ目は、一人ひとりの学習到達度に合わせて講座をレベルアップすることができる。

これにより、例えば1年で教科書範囲を終了し、その後志望校に特化した受験対策講座に専念することも可能になるという。

費用は、出願料1万円、入学金5万円に加えて、授業料(年間)は27万円(週1日)から。対象は、N高等学校に在籍している方、またはN高等学校への転入希望者。募集人数は、定められていない。また、2月11日には、代ゼミNスクールの説明会・個別相談会が行われる予定だ。

カドカワの川上量生社長

カドカワの川上量生社長

代ゼミNスクールの開校にあたり行われた発表会で、カドカワ株式会社代表取締役社長の川上量生氏は、「N高は、生徒たちが目的を持って勉強します。受験勉強においても目的を持って、自分に合った授業、自分が目指す大学に対して何を勉強すればいいのか、講師の先生たちに相談しながら、自分で考えていくことができる画期的なしくみだと思っています」と語った。

代ゼミの高宮敏郎共同代表

代ゼミの高宮敏郎共同代表

また、この事業について、SAPIX YOZEMI GROUP共同代表の高宮敏郎氏は、「ひとつは、これからは優れたITとこれまでの教育機関がハイブリットして教育サービスを提供していくのが大事だと思います。もうひとつは、多様性です。いろいろな学びをしたいという生徒さんをサポートしていくためにも、今回の取り組みは最適な取り合わせだと思います」と語った。

また、今回の代ゼミNスクールの設置に伴い、N高のスクーリング会場の増設がアナウンスされた。代々木ゼミナールの校舎に加え、麻生情報ビジネス専門学校、日本電子専門学校の協力のもと、全国12カ所となる。

ネスレ  キットカットショコラトリーの「受験応援パック」

ネスレ日本(神戸市中央区)は、全国8店舗のスイーツ専門店「キットカット ショコラトリー」で「受験生応援パック」を1月9日から発売する。5枚入り、1000円。「ピスタチオ&ラズベリー」5枚を、「合格」にかけた五角形のパッケージに詰めたもので、桜の木からつくられた小さなチャーム(飾り)がセットになっている。そのほか、チョコレートに応援メッセージが刻印された「受験メッセージパック」、個包装袋にメッセージが書き込める「紅白パック」(各14枚入り、540円)も販売中。

新共通テスト「記述式」分離先行案

文部科学省が2020年度から導入予定の大学入試の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を巡り、記述式問題を選択式問題に先行させて実施する前例のない分離案が浮上している。「記述式」導入は14年12月の中央教育審議会の答申に盛り込まれた。以来、この避けて通れない難問に頭を悩ませてきたが、今秋に入って記述式を先にやってしまう案が省内で急浮上してきた。だが高校側からは「授業や行事など高校生活への影響が大きい」と慎重論も強い。最終報告は3月末。難問解決まで残された時間はない。

京大入試、時計の使用全面禁止

米アップルのアップルウオッチなど腕時計型端末の普及を受け、京都大は12月10日、来年の入試から試験会場で受験生が同端末のほか、腕時計、置き時計などを使うことを禁止すると発表した。代わりに試験会場に時計を設置する。京大では2011年、試験時間中に試験問題がインターネットの「質問サイト」に携帯電話で投稿される不正が発生。ネットに簡単にアクセスできる腕時計型端末は腕時計と見分けが付きにくく、京大は「不正行為の防止と入試の公平性を確保するために判断した」としている。

文科省 実施要領を発表

文部科学省は12月8日、来年4月の平成28年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の実施要領を発表した。大阪府教委が学校別結果を高校入試の内申点評価に使用するのを禁じるため、結果の入試使用を禁止する項目を新たに盛り込んだ。結果の入試使用をめぐっては、府教委が今年4月の27年度テスト実施直前、内申点評価の学校間のばらつき補正に使う方針を決定。文科省は「学力を把握する調査の趣旨を逸脱する」として見直しを求めたが、学校現場の混乱を防ぐため来春の入試に限り使用を認めた。

早稲田大 学力型AO重視など入試改革

早稲田大は12月2日、入学試験改革の概要を発表した。平成30年4月の入学者を対象とする30年度入試から、複数の学部で「地域貢献型人材発掘入試(仮称)」を始める。地域が抱える問題を解決したいという意欲を持つ学生を獲得するのが目的。センター試験や書類選考を組み合わせた学力型AO入試とし、全都道府県からの受け入れが目標。対象学部や試験方法など詳細は検討中で来年4月以降に発表する。30年間で約10%減ったという関東圏以外からの学生を増やして、多様な人材を確保したいとしている。

センター試験、志願者56万人に

大学入試センターは12月4日、来年1月16、17日のセンター試験の確定志願者が56万3765人(前年比4633人増)だったと発表した。このうち高校などを来春卒業予定の現役生は46万2332人(同6940人増)で、現役生で志願した割合(現役志願率)は43.4%と過去最高を更新した。既卒者は9万6454人、高校卒業程度認定試験(旧大検)の合格者らは4979人だった。

埼玉県公立高入試 数・英、難易度別2問題選択 社・理10分延長50分に 17年度から

埼玉県教育委員会は11月24日、現在の中学2年生が受験する2017年度の公立高校入試から、数学と英語で難易度の異なる2種類の試験問題を学校ごとに選択実施する一方、社会と理科では、問題数が変わらないが試験時間を10分延ばして50分にする新制度を導入すると発表した。多くの受験生に本来の力を発揮してもらうのが導入の狙いという。