文部科学省は7月4日、返済の必要がない給付型奨学金の創設に向けた有識者会議を設置し、初会合を開いた。同省幹部や大学教授らで構成し、財源や対象範囲、給付方法などを議論。2018年春の大学進学者から導入することを想定し、年内に議論を取りまとめる。来年度の概算要求にも関連予算を盛り込む方針。文科省は4月以降、省内の検討会議で奨学金全体の在り方を議論。給付型については、大学に進学しない同世代との公平性について国民的な合意を得る必要があるといった課題を挙げていた。
文部科学省は2017年度から、企業が持つビッグデータを分析して事業戦略などに生かす専門家の育成に乗り出す。10前後の大学にコースを設け、博士課程の学生などから毎年250人を養成する。統計学に精通し、高度な知識を持つ専門家は毎年500人ほど育成が必要とみており、大手だけでなく地方企業への人材供給につなげる。ブロックごとに拠点となる大学を選び、統計分析など必要な知識を教える。理工系分野で博士号を取得した人や博士課程の学生を対象にする。
データサイエンティストと呼ばれる専門家は大量のデータを分析し、企業や組織が抱える課題の解決策を提案する。米グーグルが検索精度の向上に結びつけるなど、米ネット企業の成功の陰の立役者ともいわれる。