Archive for: 8月 2025

日本の高校生の頂点をかけたAIバトル  「全国高等学校AIアスリート選手権大会」第6回大会 開催決定

 一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所(東京・港区、山田 洋久 代表理事)が運営する 「第6回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 「シンギュラリティバトルクエスト2025」Presented by 日立ソリューションズ・クリエイト」は、高校生がAI・ICTのスキルとチームワークを競い合う国内最高峰のオンライン競技会。
 今回、株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト(東京・品川区、南章一 取締役社長)が冠スポンサーとして参画することが決定した。同社は第4回大会から3年連続の協賛となり、日本の次世代デジタル人材育成に力強く貢献している。

 今年度のシンギュラリティバトルクエスト実行委員会は、以下のポイントを強化する。
◆大学生インターンを中心とした運営体制:参加者目線で大会をアップデート
◆神奈川県教育委員会共催による県大会開催:独立県支部を拡大し地域連携を強化
◆特別支援学校卒業生インターンの採用:特別支援強化チームを設置し、支援体制を拡充
全国の高校生に「誰もが挑戦できる舞台」を提供し、デジタル教育の裾野をさらに広げていく。


<第6回「シンギュラリティバトルクエスト2025」開催概要>
・大会名称:第6回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2025」
      Presented by 日立ソリューションズ・クリエイト
・主催  :シンギュラリティバトルクエスト実行委員会
・運営  :一般社団法人 未来キッズコンテンツ総合研究所
・開催形式:完全オンライン
・参加費 :無料
・参加資格:日本に在住する18歳以下の高校生
・応募方法:大会公式ホームページ(https://singularitybattlequest.club/)にて受付
・実施競技:ホモデウス世代のペンタスロン(近代5競技)
【AQ】AIクエスト:アーティフィシャル インテリジェンス
【CQ】サイバークエスト:サイバーセキュリティー
【DQ】データクエスト:データサイエンス
【RQ】ロボクエスト:ロボティクス エンジニアリング
【XQ】Xクエスト:ヒューマン ・ コンピュータ ・ インタラクション
<スケジュール>
・東京都大会 参加登録締切:9月3日(水)
・神奈川県大会 参加登録締切:7月31日(木)
・45道府県大会 参加登録締切:7月15日(火)
・特別支援学校 参加登録締切:9月5日(金)
・地区予選:9月14日(日)
・二次選考:10月1日(水)~10月31日(金)まで
・決勝大会:2026年1月31日(土)・2月1日(日)
・特別協賛:株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト
・競技開発:株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト 株式会社 MILIZE 株式会社 フジミック
・教材協力:武蔵野大学 広島工業大学 ソフトバンク 株式会社 Willbooster 株式会社 
・システム協力:learningBOX 株式会社 TechCode
・告知協力:YOUTH TIME JAPAN project 大阪電気通信大学 ResemMom
・運営協力:株式会社 フロンティアインターナショナル
・特別協力:一般財団法人 三菱みらい育成財団
・後援:デジタル庁、文部科学省、防衛省、警察庁
・後援 (申請中):総務省
・神奈川県大会共催:神奈川県教育委員会

エレコムが海士町と「包括連携協定」を締結

 エレコム株式会社(大阪市・中央区、石見 浩一 取締役社長執行役員)は、2025年8月8日(金)に島根県隠岐郡海士町と「包括連携協定」を締結したことを発表した。

 海士町では現在、医療や福祉、教育の分野における専門人材の確保に苦慮しており、特に医師の確保は喫緊の課題となっている。このような分野では専門人材の確保が困難であるため、働き方改革の重要性が高まっており、DXによる業務の効率化が強く求められている。
 このような背景を踏まえ、エレコム社がこれまで培ってきた「医療DX」や「教育DX」に関する専門的な知見や豊富な実績を通して、海士町の医療や福祉、教育分野が抱える課題解決と持続可能な地域づくりを目指す。


協定の概要
 この協定は、DXを通じた離島における持続可能な地域づくりの実現を目的としている。ICTの導入により、離島における「医療DX」を推進し、医療・ヘルスケアの充実や医師・看護師等の働き方改革を行う。また、「教育DX」の推進をはじめとした離島における持続可能な地域づくりに寄与するDXの推進を目指す。


寄贈製品
■上腕式血圧計
型番 : HCM-AS04WH (40台)
URL : https://www.elecom.co.jp/products/HCM-AS04WH.html

型番:HCM-AS02WH (20台)
URL :https://www.elecom.co.jp/products/HCM-AS02WH.html

書店をプロデュース  成基学園×大垣書店「こども書店プロデュースプロジェクト」参加者募集

 株式会社成基(京都市、佐々木 雄紀 代表兼CEO)は、2025年9月より、京都の老舗書店である大垣書店と連携し、小学生向けの特別プログラム「こども書店プロデュースプロジェクト」を開始する。
 このプロジェクトは、子どもたちが実店舗の書店員として企画・運営に携わることで、ビジネス感覚と社会で役立つ「生きる力」を養うことを目的としている。

 現代社会の急速な変化に伴い、単なる知識の蓄積ではなく、自ら課題を発見し、解決する力や創造性といった「非認知能力」の重要性がますます高まっている。
 成基は、これからの時代を生き抜く子どもたちの「実践的創造力」を育むことを教育理念として掲げ、次世代型スクール「スコップ・スクール」を通じてその力を培ってきた。
 この度、創業以来、地域に根ざし、文化の発信拠点として親しまれてきた大垣書店様との協業を通じて、この理念を実社会の場で具現化する特別なプログラムを企画した。
 このプロジェクトは、子どもたちが実社会の課題に挑戦し、生きた学びを得ることを目的としている。


■「こども書店プロデュースプロジェクト」概要
 プログラムでは、参加する小・中学生が、大垣書店の一部コーナーのプロデュースを担う。
企画・運営期間: 2025年9月~2026年3月
活動内容: コンセプトデザイン、本の選定、POP制作、陳列レイアウト、そして実際の店舗での売上把握と対策立案まで、書店経営の一連の流れを全て子どもたちが担当する。
実施店舗:
①大垣書店イオンモール北大路店
②大垣書店イオンモールKYOTO店
③大垣書店イオンモール京都桂川店
④大垣書店フォレオ大津一里山店
詳細・お申込みはこちら
https://www.seiki.jp/practice/bookstore-production/
申込締切:8月31日(日)

エジプトの公立小学校100校に日本型音楽教育を試験導入 TICAD9にてエジプト教育・技術教育省との協力覚書を締結

 ヤマハ株式会社は、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)の公教育における音楽教育の普及と質の向上を目指し、エジプト教育・技術教育省と協力覚書を締結した。

TICAD Business Expo & Conferenceでの発表
「世界中の子どもたちが音楽を通じてこころ豊かな人生を送れる平和な社会の実現」を目指し、2015年より新興国を中心に「スクールプロジェクト」を展開している。この事業では、各国の政府教育機関と連携し、カリキュラムの構築支援や指導者の育成、教材や楽器の販売・提供を通じて、公教育における音楽教育の普及を推進。これまでにマレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプト、コロンビア、フィリピン、メキシコの10か国で累計425万人(2025年6月末時点)の子どもたちに音楽や楽器演奏を楽しむ機会を提供してきた。
 エジプトでは、2021年11月より現在まで「エジプト日本学校」50校の児童2,800名を対象にリコーダーを用いた音楽教育を試験導入している。同社は「日本型音楽教育」の特色である4分野のうち「器楽」に重点を置きつつ、「歌唱・鑑賞・音楽づくり」も併せて実施するプログラムを提供している。また、エジプトの新しい教育方針に寄り添い「規律的・協働的な人材育成」を実現するため、ペアワークなどの協働活動や探究活動を多く取り入れた「主体的・対話的で深い学び」を実践しています。今回の覚書締結により、エジプトの一般公立小学校100校において、リコーダーを用いた音楽教育の試験導入を新たに推進していく。
 なお、8月20日から22日に開催されたTICAD9のテーマ別イベント「TICAD Business Expo & Conference」では、同社の「スクールプロジェクト」の取り組みとタンザニアにおける森林資源のエコシステム構築を目指す「おとの森」について紹介した。

「スクールプロジェクト」について
 この活動では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献、音楽教育を通した子どもたちの「非認知能力」の育成、そして各国の教育事情に寄り添った音楽の普及活動におけるビジネスモデルの策定を目指す。

学習管理アプリ「Studyplus」「大学入試情報掲載・カウントダウン」機能 リリース

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、学習管理アプリ「Studyplus」において、大学選びに悩む受験生をサポートするため「大学入試情報掲載・カウントダウン」機能をリリースした。

■ 出願締切日や入試日をStudyplusで管理できるように
1. 大学情報ページに「入試情報」が追加
 各大学の教育理念や学部学科の情報、特集記事などをみることができる大学情報ページに「入試情報」ボタンが加わった。「入試情報」ページでは入試の基本情報、出願資格・要件、検定料などを確認することができる。
※現在は年内入試のデータを反映しており、年始以降の入試情報は追って掲載予定

2. 出願締切日や入試日をカウントダウン表示
 志望校の出願締切日や入試日をカウントダウンに追加すると、開催日までの日数がレポートページに表示されるようになる。また、イベント当日まで定期的に通知されるため、イベントの日程管理がしやすくなる。
※最大30件設定可能

■ 開発の背景
 スタディプラスが高校3年生の「Studyplus」ユーザーに調査したところ73.3%が「出願スケジュールの管理サポート」「試験スケジュールの管理サポート」があったら助かると回答しました。(2025年6月5日〜13日「大学受験と進路に関するアンケート」回答:109人)新機能によって、大学や受験に関する情報を、より手軽に取得することができるようになる。

2025年7月度派遣求人 3大都市圏の平均時給は1,635円

 ディップ株式会社は、2025年7月度 3大都市圏の派遣時給データを発表した。調査は、社員・派遣・パートの求人情報サイト「はたらこねっと」に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告データをもとに集計したもの。

 7月の派遣平均時給は1,635円(前年比51円増、前月比5円増)となった。また派遣・紹介予定派遣の求人件数は約180 ,000件となり、前年比1.1%減、前月比5.0%減となった。
「はたらこねっと」:https://www.hatarako.net


■概要
【エリア別】すべてのエリアで前年比プラス
 各エリアの平均時給について、関東エリアは1,725円(前年比62円増、前月比2円増)、東海エリアは1,466円(前年比47円増、前月比11円増)、関西エリアは1,519円(前年比45円増、前月比6円増)となった。

【職種別】全ての職種で前年比プラス
 職種別の平均時給について、「事務・オフィス系」は1,589円(前年比25円増、前月11円増)、「販売・営業・飲食・サービス系」は1,522円(前年比2円増、前月比4円減)、「WEB・クリエイター系」は1,836円(前年比31円増、前月比22円増)、「IT・エンジニア系」は2,347円(前年比70円増、前月比23円増)、「医療・介護・研究・教育系」は1,654円(前年比104円増、前月比4円減)、「工場・軽作業・物流・土木系」は1,400円(前年比39円増、前月1円減)となった。

■調査概要
集計対象
 社員・派遣・パートの求人サイト「はたらこねっと」に掲載された求人情報より、雇用形態「一般派遣」「紹介予定派遣」を抽出し、募集時の平均時給を集計した。
対象エリア
(関東)東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県
(東海)愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
(関西)大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
集計対象職種
・事務・オフィス系
└一般事務、営業事務、データ入力、テレフォンオペレーター、英文事務、金融事務、経理・会計・財務、総務・人事・法務、秘書、貿易事務など
・販売・営業・サービス系
└アパレル販売、携帯・家電販売、テレマーケティング・テレアポインター、営業・ラウンダー、接客・ショールームカウンター、旅行関連など
・WEB・クリエイター系
└DTPオペレーター、WEBディレクター、WEBデザイナー、制作、映像・音響、制作・編集・校正・ライターなど
・IT・エンジニア系
└CAD、SE・プログラマ、ネットワークエンジニア、ヘルプデスク、運用管理・保守、設計、評価・テストなど
・医療・介護・研究・教育系
└介護系、看護系、保育系、医療事務、研究・開発・検査、薬剤師・栄養士など
・工場・軽作業・物流・土木系
└ドライバー、軽作業、食品製造、製造(組立・加工)など

ヒューマンアカデミー日本語学校が独自開発 外国人向け AI日本語学習Webアプリ「HAi-J(ハイジェイ)」

 教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社(東京・新宿区、今堀 健治 代表取締役)が運営するヒューマンアカデミー日本語学校は、生成AIを用いた自然な日本語会話練習Webアプリ「HAi-J (ハイジェイ)」を開発した。HAi-Jは、Human Academy Ai Japanese Lessonの頭文字を取り、命名した。
 HAi-Jは、同校の教育メソッドに基づき、AIアバターと日常会話やビジネスシーンでの会話練習ができる外国人向けのAI日本語学習Webアプリ。日本語ネイティブと会話しているような感覚で、外国人学習者が生活や職場で必要な日本語スキルを効果的に習得できるよう設計された。
 ヒューマングループの海外法人であり、インドネシアで日本語教育を行っている「PT. Human Mandiri Indonesia」の教育現場でもテストマーケティングを行い、日本語教育を行う現地講師から「会話力向上に役立つ」と高い評価を得ている。
 国内では、機能拡張を目的として日本語を学習する外国人のモニター調査を展開しており、企業対象の無料お試し版を2025年9月30日まで提供している。

https://hajl.athuman.com/hai_j/


HAi-J 無料お試し版 お申込みはこちら▼
https://www.athuman.com/sysform/hai_j_trial/

明光ネットワークジャパンの子会社、Simple株式会社が保育士のための“居場所”「ほいくらうんじ」を開設

 株式会社明光ネットワークジャパン(東京・新宿区、岡本 光太郎 代表取締役社長)の子会社である、Simple株式会社(東京・品川区、大嶋 琢人 代表取締役社長)は、保育士が安心してつながり、日常の悩みや喜びを分かち合えるオンラインコミュニティ「ほいくらうんじ」を開設した。この取り組みでは、株式会社Asobicaが提供するホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」を導入し、保育士一人ひとりの“本音”を社会的な価値に変えていくことを目指す。

Simple株式会社 公式オンラインコミュニティ「ほいくらうんじ」:https://hoiku-lounge.com/


◆ オンラインコミュニティ開設の背景
 保育現場では、人材不足や短期離職、孤独感といった課題が深刻化している。Simpleはこれまで、保育士・幼稚園教諭に特化した転職支援サービス「しんぷる保育」を通じて多くの保育士を支援してきたが、転職後に継続的な関係を築く機会が少ないことに加え、転職という非日常だけでなく、日常の悩みや喜びを共有できる接点がないことが課題だった。そこで、転職にとどまらず、保育士同士が支え合い、長期的なキャリア形成を共に考えていけるコミュニティを立ち上げた。


◆「ほいくらうんじ」について
「ほいくらうんじ」は、日々の業務で感じる孤独や迷いを安心して分かち合えるオンラインコミュニティ。昨今、保育現場では短期離職や現場の声が届かない構造が課題とされており、Simpleにも「悩みを相談できる相手がいない」「転職後の不安が尽きない」といった声が多く届いている。
 このコミュニティでは、 保育士同士の繋がりを通じて、「ひとりじゃない」と感じられる“やさしい居場所”を提供するとともに、キャリア支援や制度改善につながる声の収集を行い、よりよい環境づくりに還元していく。


◆主なコンテンツ
・お悩み相談室
 保育の現場で感じる人間関係の悩みや不安、「これって普通?」と思うモヤモヤを気軽に相談できるスペース。身近な人には話しづらいことも、同じ業界で働く仲間同士だからこそ寄り添える。そんな“みんなの知恵”が集まる場所を目指している。

・しんぷるーむ
 日々の保育の中で生まれた製作物や心に残った瞬間を、写真とともに自由に投稿できるルーム。皆さんの工夫や思い出が「見てもらえる」「承認される」温かい場を提供する。

・はっぴーとーく
 嬉しかったことや感動したことなど、日々の「しあわせ」を分かち合える場所。仕事の合間にほっとできるような、前向きな気持ちが広がる空間として活用できる。

埼玉県消防学校実科査閲訓練を一般公開

 埼玉県消防学校は、令和7年4月に入校した新任消防職員(初任科教育学生)140名が5か月間の教育訓練を終了する。教育訓練の成果として、埼玉県消防学校実科査閲訓練を実施することとし、一般の方向けにも訓練を公開することとした。8月27日は、消防車、機械器具、様々な災害を想定した本番さながらの消防活動訓練を実施する。

● 概要

名称
第151期初任教育実科査閲
日時
令和7年8月27日(水)9時30分から11時30分
場所
埼玉県消防学校 屋外訓練場(鴻巣市袋30)
内容
消防訓練礼式、救助訓練、機器取扱訓練、一斉放水ほか
その他
入場無料、予約不要。
 なお、会場には駐車場がございませんので、来場には公共交通機関を御利用ください。

8割の高校教員が『観点別評価の見直しに賛成』河合塾、観点別評価に関する高校教員アンケート結果を公開

 学校法人河合塾は、全国の高校教員を対象に行ったアンケートを、学校教員向け進学情報誌『Guideline』で公開した。調査は、次期学習指導要領に向け、観点別学習状況の評価(以下、観点別評価)の見直しに関する意見をまとめ、今後の生徒指導や学校運営の参考として提供することを目的に実施している。158名の教員から回答を得たアンケートから特徴的な項目を紹介する。

【河合塾 観点別学習状況の評価に関するアンケート2025概要】
 中央教育審議会の教育課程企画特別部会では、次期学習指導要領に向けた検討が進められている。第10回(7月4日)では「豊かな学びに繋がる学習評価の在り方」がテーマとなり、現行の「主体的に学習に取り組む態度」部分を評定に反映させない方向性が示された。これを受け、河合塾では高校・中等教育学校の教員を対象にアンケートを実施し、観点別評価が高校でも本格導入された2022年度以降の3年間の実践を振り返るとともに、特別部会の方針について意見を聞きいた。

調査対象:高校・中等教育学校の教員
実施期間:2025年7月25日~8月8日
実施方法:FormsによるWEBアンケート(匿名)
回答件数:158件(8月8日時点)

1.観点別評価導入から3年、9割の教員が「観点別評価に課題を感じる」と回答

 自校での過去3年間の観点別評価を振り返っていただいたところ、「うまくいった」と「うまくいかなかった」がそれぞれ約50%と、拮抗した。これは、2023年に河合塾が行った調査とほぼ同様の結果。(2023年時は「うまくいった」が53%、「うまくいかなかった」が47%)
 問1で「うまくいった」と感じる教員の自由記述では、「主体性の評価・育成」の趣旨に一定の理解を示す意見や、「初年度と比較して評価ができた」といった声があった。ただし、問1で「うまくいった」と感じる教員の中でも、8割以上が「課題」を感じていることがわかった。

 続いて、「観点別評価に課題を感じているか」をうかがったところ、全体の9割が観点別評価に「課題を感じる」と回答した。こちらも、問1と同様に、2023年とほぼ同様の結果だった。(2023年時は「課題を感じる」が92%、「感じない」が8%)

 自由記述では、「どうしても主観的な評価になりがち」「5段階評価にするのが難しい」「各学校によってばらつきが出がち」といった評価方法の確立の難しさや、評価基準・規準の統一の難しさを挙げる声、または評価する側の苦労、教員の業務負担を指摘する声が大半を占めている。加えて、生徒の「育成」という観点で手ごたえを感じられないといった声や「大学進学のための調査書」への関連性を疑問視する声も挙がった。

2.8割の教員が「観点別評価」を見直す方針に賛成

 さらに、次期学習指導要領で「主体的に学習に取り組む態度」を評定に直接反映させないという見直しについてうかがったところ、83%の教員が「賛成」した。

 賛成の理由として、問1・2と同様、「主体性を客観的に数値化することが難しい」といった評価方法の確立・評価規準の統一の難しさを挙げる意見や、それによる「公平・公正な評価の難しさ」「評定平均値の変動」などの声が多くあった。また、「まずは現場の仕事の総量を減らすべき」といった教員の負担軽減の声も少なくない。
 一方、反対意見では、「主体性育成の重要性・必要性」に加え、「うまくいかないからすぐやめるのでは現場が振り回されるだけ。評価できる指標作りを工夫すべき」といった評価方法の改善を訴える声、または「評定が下がると思われる生徒の存在」への懸念などが一部挙がった。


まとめ
 観点別評価については、かねてから多くの課題が指摘されている。見直しへの「賛成」の声の多さからも、今回の変更案は、学校現場の実態を反映したものと考えられる。しかし、評定に反映させない方針へ移行しても「学びに向かう力・人間性」の育成の重要性は変わらない。今後の検討の中で、「学びに向かう力、人間性」がわかりやすく再整理されるとともに、生徒の成長につなげられる評価の在り方や、「知識・技能」「思考・判断・表現」と合わせた評価方法など、教員の負担を軽減しつつ具体的に示されることが期待される。


▶アンケート結果詳細 2025年度「観点別評価」
 https://www.keinet.ne.jp/teacher/exam/topic/