Clearのアルクテラスと受験コンパスのラシクが業務提携。 大学受験生を学習塾に紹介するサービス「totore」を開始

 アルクテラス株式会社(東京・世田谷区、新井 豪一郎 代表取締役社長)と株式会社ラシク(東京・文京区、服部 悠太 代表取締役社長)は、新入試制度で受験する高校生を学習塾に紹介する新サービス「totore」を共同事業として9月27日より開始。国内最大級の学習アプリ「Clear」を利用する高校生と「受験コンパス」を活用する塾を対象に行う。

【totoreの概要】
「totore」は、アルクテラスが運営する日本最大級の学習アプリ「Clear」のユーザーに対して、「受験コンパス」を利用する学習塾を紹介するサービスです。志望校合格を目指す受験生の悩みに対して、アルクテラスの運用する生徒募集サービス「MEETS」の仕組みを利用して、ラシクが相談に乗り、受験生に合った学習塾を紹介します。ラシクの紹介する学習塾は「受験コンパス」を用いて受験生一人ひとりの学習進度を考慮して最適化された学習計画を立て、その実行をサポートする。
「totore」の詳しい資料はこちらから。https://www.lacicu.co.jp/contact-totore


【totore事業開始の背景】
大学受験生は2018年度で55万人、年々増加傾向位にあります。また新入試制度にむけた受験勉強に不安を持つ高校生の割合は65.8%であり、新入試制度の開始を目前に大学入試に向けた学習のサポートに対するニーズが高まっている背景を受けて、今回アルクテラス株式会社と株式会社ラシクは業務提携して「totore」を共同で開始した。

全教研 プログラミング教育イベント「RoboRAVE2019 九州大会」を開催

 学研グループの株式会社全教研(代表取締役社長:中垣量文)は、9月1日(日)にプログラミング教育イベント、「RoboRAVE2019 九州大会」を株式会社インフィニットマインドと共催にて実施した。

 RoboRAVEは、アメリカ発祥の教育プログラムであり、科学者育成教育の一つとしてアメリカ国務省にも認められている。同大会はコンピューターを使ったロボット動作のプログラミング学習や、操作体験を通して、子どもの科学とものづくりへの興味・関心を高め、想像力や柔軟な思考力を育むことを目的としている。

 同社が本大会を開催するのは今年で3回目である。

 今年は、全教研の生徒に加え、全教研が展開する「プログラミング道場」を国内で実施している、熊本の株式会社早稲田スクール、大分の株式会社ライズからも参加があった。また国外からは、マレーシア、ベトナム、インドより全教研の「プログラミング道場」を学んでいる生徒が参加し、国際色豊かな大会となった。

 大会の競技は、ロボットにプログラミングで動きの指示と工作を施して実施される「ロボット相撲」と木製のコースの上を走りポイントを加算していく「a-MAZE-ing(アメージング)」が実施され、競技の間中、生徒達は大きな声で各自のロボットを応援していた。また、「ロボット相撲」競技においては、地元福岡にある「久留米工業高等専門学校」の学生の胸を借りることも出来き、こちらも大変好評であった。

 大会当日は、地元福岡のテレビ局も取材に訪れプログラミング教育熱が向上していることが見て取れた。

全教研は、今後もプログラミング教育を推進すると同時に生徒達により国際交流を体験してもらえるように同大会を実施していく。

スタディプラス株式会社、デジタル教材の学習データを集約する「Studyplus for School SYNC(シンク)」を開始。

 学習管理SNS「Studyplus」、教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を提供するスタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、学習塾で利用されるデジタル教材の学習データを集約する「Studyplus for School SYNC(シンク)」を開始する。

 第一弾として、キラメックス株式会社(東京・渋谷区、樋口 隆広 代表取締役社長)が提供する、全国にオフラインの教室スタイルで展開する小・中高校生を対象としたプログラミング教室「TechAcademyジュニア」と提携を開始し、動画教材の学習データの自動収集が可能になった。

■Studyplus for School 概要
  教育事業者向け学習プラットフォーム「Studyplus for School」は、「Studyplus」によって取得できる勉強の進捗度合いや蓄積された学習データを、教育事業者が生徒のサポートや分析などに活用できるサービスです。現在、全国の学習塾・予備校約500校以上に導入され、先生と生徒をつなぐ学習管理ツールとして利用されている。

■Studyplus for School SYNC(シンク)概要

 昨今、学習塾をはじめとする教育現場では、人材不足を背景に、動画教材・AI教材といったデジタル教材が定着し始めており、複数のデジタル教材を利用する事例も出てきている。デジタル教材によって、学習の指導経験者が豊富でなくとも教室運営が可能になり、また、先生は生徒の学習モチベーション向上のためのコーチング、学習管理、コミュニケーションに時間をかけることが出来る。
  一方で、デジタル教材を複数利用することによって、生徒のデジタル教材の利用・進捗状況を把握する管理業務が煩雑になるという課題がありました。

「Studyplus for School SYNC(シンク)」では、デジタル教材の利用・進捗状況といった学習データを「Studyplus for School」および「Studyplus」に集約することにより、先生の管理業務を軽減するとともに、紙・デジタルといった教材の種類にとらわれず生徒の学習データを容易に収集・分析し、生徒一人ひとりの進度・モチベーションに合わせて指導するアダプティブラーニングの実現を目指す。

■小・中高校生を対象としたプログラミング教室「TechAcademyジュニア」との提携
   第一弾として、キラメックス株式会社が提供するプログラミング動画教材「TechAcademyジュニア」の教室を対象に提携いたしました。「TechAcademyジュニア」は、全国の学習塾等にサービス提供をしており、先生と生徒間に加え、導入校舎と本部間での管理・コミュニケーションが必要不可欠だ。
 「Studyplus for School SYNC」によって、「TechAcademyジュニア」の再生履歴が自動で「Studyplus for School」に記録され、また校舎の先生と本部でリアルタイムに把握することが可能になる。
  これによって、導入校舎の先生の管理業務の負担が軽減されるとともに、生徒、先生、本部間でのコミュニケーションがより容易になる。
  デジタル教材の学習データ一元管理を可能にする「Studyplus for School SYNC(シンク)」は、今後も提携先を拡大することを計画している。
  スタディプラス株式会社は、今後も学習データの活用による生徒一人ひとりのモチベーション向上や、教育現場のデジタル化、働き方改革に取り組んでいく。

スプリックス システム開発の新拠点「SPRIX Engineering Lab」開設

 株式会社スプリックス(新潟・長岡市、常石 博之 代表取締役社長) は、地方創生及び人材の確保に向けた取組みとして、新潟県長岡市に「SPRIX Engineering Lab」 を構え、2019 年7 月より試験運用を行ってきたが、2019年10月1日より正式に営業を開始した。 

 スプリックスでは、自社のITプロダクトを開発の為に多数の技術者を擁しているが、今後の発 展のためにさらに技術者の獲得が必要と考えている。また創業の地である新潟県長岡市には優秀な人材を輩出する学校等の環境が整っており、地元での勤務を希望する人材も多くいる。 開設した「SPRIX Engineering Lab」では国立大学法人 長岡技術科学大学や長岡工業高等専門学校からのインターシップの受け入れ等を通じ、技術者の育成面で長岡に貢献しながらも、 将来的に優秀な人材を採用し、当社の新たなシステム開発拠点としていきたいと考えているそうだ。 

フォーサイト 月額500円で500時間以上の大学受験対策授業が見放題

 難関資格対策および大学受験対策の通信講座を運営する株式会社フォーサイト(東京・文京区、山田 浩司 代表取締役社長)は、2019年10月1日(火)より、500時間以上の大学受験対策授業が見放題の「イノベー」の月額利用料を3,980円(税込)から500円(税抜)に大幅値下げし提供する。
■詳細はこちら https://foresight-inc.co.jp/course/innovee/

■プロ講師による500時間以上の授業が見放題
 大手予備校でも活躍する大学受験業界のベテラン&新進気鋭の講師が授業を担当。授業動画は専任カメラマンによるハイビジョン撮影で、講師が目の前にいる生授業のような臨場感を実現している。講座のレベルも各科目の基礎から東大受験対策まで幅広く、目的にあったレベルの講座を受講することが可能。テキストや映像はスマートフォン向けアプリを使っていつでもどこでも見ることができる。

・受講可能講座:センター試験対策講座、 スタンダード講座(高校1~2年生の学習内容)、東大対策講座
※一部公開していない講義・確認テストがある。
※センター試験対策講座については2020年のセンター試験が終わり次第、配信停止となる。「大学入学共通テスト」対応の授業の配信予定はしていない。

バンダイナムコエンターテインメント×朝日新聞社 アクティブラーニング型キャリア教育プログラム「アソビジット」を共同で開発・展開

 株式会社朝日新聞社(渡辺 雅隆 代表取締役社長)は、株式会社バンダイナムコエンターテインメント(宮河 恭夫 代表取締役社長)とともに、小中学生が楽しみながら学ぶことができるキャリア教育プログラム「アソビジット」を共同開発した。9月30日より、授業での実施を希望する全国の小中学校からのエントリー受付を開始し、10月中旬より教材を無償提供する。「総合的学習」の授業などでの実施を通じて、子どもたちに世の中のお仕事について、ワクワクしながら学び、将来のキャリアについて考える機会を提供したいと考えている。

■両社共同開発で実現する「楽しみながら学べる」キャリア教育
朝日新聞社は、2016年から子どもたちのキャリア教育を支援するプロジェクト「おしごとはくぶつかん」を実施しており、キャリア教育教材制作の豊富な経験、全国の教育現場との直接的なつながりを持つことが大きな強みだ。バンダイナムコエンターテインメントは、何気ない日常にアソビを仕掛ける多彩な経験から、あらゆるもを楽しくする知見を有している。今回、両社の強みを組み合わせて、子どもたちの関心が高く、なりたい職業にランクインすることも多い「ゲーム作り」の仕事を題材に、アソビを作るプロデューサーの疑似体験ができる「楽しみながら学べる」アクティブラーニング型キャリア教育プログラムを実現した。

■実際の企業の業務内容を元に開発・実践的な学び、かつ未来を生き抜くための知的創造力を磨く
アソビ作りのあらゆるプロセスのうち、子どもたちが創造力を発揮できる「企画」の仕事に焦点をあてている。ワークシートや動画教材を使ってニーズ検討、アイデア出し、伝え方の検討・発表を体験できる。プログラム作りには、人気家庭用ゲームシリーズ『太鼓の達人』や『ファミスタ』などを手がける3人の現役プロデューサーが協力。動画教材に出演し、ヒット商品を生み出すプロセスを披露している。子供たちが主体的に学べる工夫も随所に散りばめられ、監修を担当した愛知教育大学の先生方からは、「今までにない実践的な教材」と評価が高い。授業で作った企画案のコンテストも実施。特に優れた企画を提出した子どもたちには、バンダイナムコエンターテインメントが本社に招待し、表彰する。

キャリア教育プログラム「アソビジット」詳細
●「アソビジット」で身につく力
実際の企業の商品開発の流れを元にした教材を使って、ニーズの把握・アイディア立案・伝え方の検討・プレゼンテーションの流れをアクティブに学習。問題を発見し解決する能力、未来を生き抜くために必須の知的創造力を育てます。また、企画をプレゼンシートにまとめ、シナリオに書き起こすことで、考えを合理的にまとめる力、発表する力も身につく。


●「アソビジット」教材セットの内容(1クラスにつき1セット想定)
動画教材DVD 1枚、テキスト35冊、ネームホルダー 35個、ネームカード35枚、取り扱い説明書(授業案)1部、小冊子「バンダイナムコエンターテインメントのおしごと」35冊、先生へのアンケート1枚、コンテスト応募用封筒1部
※想定授業時間数:2~4時限を想定。進行の仕方によって調整可能。
●「アソビジット」教材の申し込み方法ウェブ上の特設サイトに設置されたフォームよりご応募ください。
>>申し込みフォームURL:https://krs.bz/asahi/m/asovisit
申し込み対象:全国の小中学校でクラスを受け持つ先生
クラス数:先着100クラス 応募締め切り:2019年11月30日
※締め切り前に100クラスに到達した場合は、その時点で締め切らせていただきます。
教材配布:2019年10月中旬より順次、指定いただいた宛先へ送付
授業可能時期:教材が届き次第実施可能

小学1年生が将来の夢を発表『わくわく1年生』をJ:COMチャンネルで放送

株式会社ジェイコム札幌(J:COM 札幌、札幌・豊平区、岩本 好正 代表取締役社長)は、札幌市内の小学1年生が将来の夢などを発表する番組『わくわく1年生』をJ:COMのコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル札幌」(地デジ11ch)で放送する。

『わくわく1年生』は、この春1年生として入学した児童の皆さんが出演し、将来の夢や夢の実現に向けて頑張りたいことなどを発表してもらう番組。J:COM 札幌では2016年から放送を開始し、番組を通じて、地域の教育現場を知っていただけるよう、学校独自の取り組みや授業の様子も伝えている。

今年は、札幌市立手稲山口小学校(手稲区)、札幌市立東橋小学校(白石区)、札幌市立上野幌小学校(厚別区)の3校を放送する。児童たちの夢と希望にあふれる元気な姿を、番組でご覧ください。

J:COM札幌では、これからも地域メディアならではの取り組みを通じて、地域の子どもたちを応援していく。

<番組概要>
◆番組タイトル
『わくわく1年生』

◆放送日時
初回放送   2019年10月1日(火) 8:00~8:30
再 放 送   月・水・金  8:30~9:00、
      火・木  8:00~8:30、14:00~14:30
      土・日  16:00~16:30   ほか
※ 放送時間や内容は予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

◆放送内容
2019年10月1日(火)~2019年10月15日(火):手稲山口小学校(前編)
2019年10月16日(水)~2019年10月31日(木):手稲山口小学校(後編)
2019年11月1日(金)~2019年11月15日:(金):東橋小学校
2019年11月16日(土)~2019年11月30日(土):上野幌小学校

◆番組ホームページ
https://c.myjcom.jp/jch/p/wakuraku-saporo/index.html

◆放送チャンネル
「J:COMチャンネル札幌」 (地デジ11ch)
※ J:COMチャンネルは、J:COM対応済の建物でご覧いただけます。(無料)※ ご住所や建物によってはご利用いただけない場合がある。

◆視聴可能エリア
J:COM 札幌のサービスエリア  約539,000世帯 (2019年7月末現在)
■札幌市  中央区、白石区、厚別区、清田区、豊平区、南区、西区、東区、
北区(一部)、手稲区(一部)
■北広島市 西の里北・西の里東・虹ヶ丘
《視聴可能エリアを確認するには》
https://www.jcom.co.jp/area_search/

電子楽譜「GVIDO」が長野県立大学に導入決定

GVIDO MUSIC株式会社(東京・品川区、蓑田 俊之 代表取締役)が販売する2画面電子ペーパー端末「GVIDO」がこのたび、長野県立大学健康発達学部こども学科に40台導入された。長野県立大学は、未来を切り拓くリーダーを輩出し、世界の持続的発展を可能にする研究成果を発信することで、人類のより良い未来を創造・発展させる大学をめざして2018年4月に開学した。
GVIDO端末が導入された、同大学健康発達学部こども学科は、保育士や幼稚園教諭など保育の専門家を養成することを目的とした学部。同学科では、授業で使用される多くの楽譜や教材をGVIDO1台にまとめて保管し、主に保育者に必要な音楽表現の授業「器楽基礎」や「器楽応用」、「音楽表現演習」などにおいて活用される予定で、今後もさらなる連携を見込んでいる。

月刊私塾界2019年10月号(通巻462号)

巻頭言

 食品大手ニチレイは「おいしさ」を科学的に数値化する研究に取り組んでいる。鼻腔中の空気を揮発性成分分析器「MSNose(エムエスノーズ)」で分析する。

 MSNoseそのものは、1996年に英ノッティンガム大学で開発されたもの。この機械では検出できない成分が多かったため、ニチレイが改めて独自に開発した。

 美味しいという感覚は、味覚、聴覚、視覚、触覚、嗅覚で構成されるが、特に重要な役割を果たすのが嗅覚。食事中に感じる嗅覚には2種類ある。鼻から直接嗅ぐ香りと、口に入れて飲み込むときに喉から鼻に抜ける香りの2つだ。そして、後者の影響が大きい。食品が噛み砕かれて唾液と混ざり、口の中で揮発して喉から鼻に抜けていく空気こそが「おいしさ」に直結しているからだ。

 ニチレイは味をそのままに脂肪分を減らしたカレーの開発を進め、スパイス量を調整することで、「おいしさ」はそのままに、10%あった脂肪分を2・5%まで減量することに成功した。

 しかし、ニチレイが凄いのは「おいしさ」を科学することだけではない。作る側から「おいしさ」を提供するのではなく、「なぜ美味しいと感じるのか?」を分析するという消費者側からのアプローチが加わっている点である。この発想の転換が素晴らしい。 さて、学習塾では。教育サービスを受ける生徒や保護者の側に立脚したカリキュラム、教材、指導方法などを考えているだろうか。教育する側の論理だけになっていないだろうか。

(如己 一)

目次

6 CatchUp01 河合塾Wings+Qubena

  個別対応に課題を感じ「Qubena」を導入

8 CatchUp02 市進ラボ(桐杏学園)

  老舗小受専門塾が新たに非受験コースを来春開設

12 HOT TOPICS 01

  公益社団法人全国学習塾協会 新三役に聞く

16 挑む私学 開明中学校高等学校

  豊富な学校行事が真の学力を育てる

19 目次・巻頭言

20 NEWS ARCHIVES

44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~

45 【特集】教育ICT考  2019A/W

62 TOP LEADER Interview

   株式会社 城南進学研究社

  教育は能力開発へ 新しい塾のあり方を創造

74 Special Report 1 私塾界エグゼクティブセミナー2019

  ここまで変わる! 生徒募集の最前線

78 Special Report 2 SRJ全国大会2019

  言葉と共に成長できるICT教育を目指して

84 教育サービス業界 企業研究(82) 株式会社Hacksii

87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(309)

88 疾風の如く(123)

  放課後研究室ナンデヤ?(奈良県)

  室長 脇本  涼 さん

90 好機到来(54)

  第一英数塾

  代表取締役社長 小坂 邦広さん

92 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(77)

94 白書界隈徘徊話(55) 西村克之

96 自ら動き出すチームにする方法(61) 中谷彰宏

98 塾の家計簿(29)

99 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(74)

101 芸術見聞録(75)

102 ぼくの幼児教育考(16)

103 塾長の机

104 為田裕行の「教育ICT行」(55)

105 1981(7)

106 Communication Risk Management(4)

107 Opinion from School(4)

104 林明夫の「歩きながら考える」(170)

110 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(26)

111 私塾界インサイト(19)

116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(77)

118 論点2019(10) 4学期制とは

122 編集後記

124 Book Review

126 塾長のためのガジェット講座

無学年式 AI×アダプティブラーニング「すらら」 2020年3月に理科・社会(小・中学校範囲)をリリース

株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川孝彦 代表取締役社長)は、2020年3月に、新しい学力観に基づき、学習指導要領に準拠した小・中学校範囲の理科・社会コンテンツをリリースする。

理科では、実験に疑似参加することにより本質的な概念理解を目指す

すららネットは2020年3月に、新しい学力観に基づき、学習指導要領に準拠し標準的な学習事項を網羅した小・中学校範囲の理科・社会コンテンツをリリースする。文部科学省「新しい学習指導要領の考え方※」では、各教科で習得する知識や技能は相互に関連付けられ、社会の中で生きて働くものとなることが重要であるとされている。「すらら」理科・社会では、このような新しい学力観に基づき、暗記科目ととらえられがちな科目についても、知識どうしのつながりや深い概念の理解を目指した学習体験を、これまでの「すらら」同様、無学年式のインタラクティブなレクチャー、ドリルの形で提供する。

理科では、身近な現象に対する疑問・問題提起を学習のきっかけとし、実験を中心にレクチャーを展開する。アニメーションを活用し繰り広げられる実験は、インタラクティブな要素を多用し、まるで自分がその場で実験に参加しているような疑似体験ができる構成となっている。実験から得られた結果から考察を深め、要点や法則を理解するという流れをとることにより、単なる暗記ではなく、概念理解、本質理解を目指す。

社会では、新しい入試傾向である、複数の図表やグラフなどから情報を読み取る能力を鍛えることができ、暗記にとどまらず「なぜそうなったのか」をストーリーで理解できる展開となっている。レクチャーではグラフやデータの読み取りのアクティビティを増やし、経験値を増やすことで、初見の資料を読み解く入試に対応できるようにしている。また、特に歴史では、用語の丸暗記にならないよう、教科書では割愛されているような歴史背景も易しく解説したうえで、なぜそうなったのかを、ストーリーとして理解できるような構成となっている。他の分野で習ったことを積極的に参照、紹介し、地理×歴史×公民の分野を超えたつながりを示し、社会全体の体系的な理解を目指す。