来年度の宮崎県全日制募集定員 県立7720人、私立3780人

宮崎県教育委員会は7月31日、2015年度の県立、私立高校の募集定員と入試日程を発表した。県立校全日制の定員は7720人(前年度比40人減)、私立校全日制は3780人(同15人減)だった。県立校の学科改編は、進学予定者数の減少に伴い都城商が国際経済科の募集を停止した。県立の入試日程<全日制・定時制> 推薦=願書受け付け1月21〜23日▽入試2月4日▽合格内定通知2月13日

皆さまとともに、おかげさまで400号

1978年に前身となる『塾たいむ』が創刊され、その後、父・山田雄司が一念発起して1981年5月に産声を上げた『私塾界』。毎月1号ずつ、33年4ヶ月にわたって、1号も欠かすことなく発行を続け、おかげさまで400号を迎えることができました。これもひとえに、この業界を創り、それぞれの企業の成長とともに塾業界の発展を支えてこられた先生方のご尽力があってこそと確信しております。先生方が培われてきた叡智を、私どもに情報としてお寄せくださり、本誌を通して全国の塾を経営されている先生方に発信させていただくとともに、時に遠隔地の先生同士をお引き合わせすることで、それぞれの企業が持つ文化や理念を共有なさる機会を橋渡しさせていただくお役目を頂戴できたのだと実感しております。

また、これまで本誌の製作にあたって多くの皆さまの力をお借りすることができたからこそ、これまで1号も途切れることなく月刊誌を発行して来ることができました。今回は一つの節目を迎える号でもありますので、本誌に携わって下さったお一人お一人に改めて「ありがとうございます」と感謝の気持ちをお伝えしたいと存じます。

そして、今号には皆さまから本当にありがたいメッセージを沢山頂戴いたしました。また、文章だけではなく取材先やお電話でも多くのお祝いの言葉もかけていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この思いを先に繋ぎ、500号、1000号に至るまで、皆さまからの声に真摯に耳を傾け、民間教育にとって良質な情報を、より早く正確に、逐一お届けしてまいります。

そのために私たちは常に中立な立場で、それぞれ異なる意見をお持ちでも、互いが足を引っ張ったり、相手を卑下するのではなく、協力できることは力を合わせ、切磋琢磨しながら高め合いながら、さらなる成長と発展を遂げられる業界を築いていきたいと願っています。

それこそが、教育という仕事に携わっていらっしゃる皆さまが、これからの日本を担う子どもたちにより良い教育を提供され、20年後、30年後に、大人になる多くの日本人が世界の第一線で活躍する人財に育つことと信じています。

だから私たちは、これからも誇りを持ってこの『月刊私塾界』を発行し続け、これまでお世話になってきた皆さまからの御恩に感謝しながら、日本の民間教育のさらなる発展と成長に、微力ながら寄与してまいる所存です。

しかしながら、私自身まだまだ若輩者でございます。本誌ともどもこれからもご指導の程よろしくお願い申し上げます。

『月刊私塾界』9月号

筑波大 IOC設立の大学院と連携

筑波大は7月26日、国際オリンピック委員会(IOC)などが共同で設立したスポーツマネジメント大学院「AISTS」(スイス・ローザンヌ)と連携協定を結び、東京都内で調印式を行った。2020年東京五輪パラリンピック招致に際して、日本が提唱した国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環で、国際的な人材の養成を目指し、2015年10月には新たな修士課程プログラム「つくば国際スポーツアカデミー」を開講する。

月刊私塾界2014年8月号(通巻400号)

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巻頭言

「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」が話題になって久しい。現在も店舗網を拡大し、新たな業態を開発し続ける。毎日店舗前は行列ができ、行き交う人々が好奇の眼差しを投げる。
これら業態は、レストラン業界での標準化と独自性のトレード・オフである。これまであったものを否定し、食べる側、使う側である消費者目線からの、あるべき機能や品質における新たな創造である。価格、料理、店舗の立地、内装などの競争要素に関し、考え抜き、革新し続ける。高級食材を安価に提供するという、相反することを追求する。食材の原価率は非常に高いが、立食にし、客の回転率を上げる。低価格でも売り上げを伸ばし、利益が出るよう緻密に計算し尽くす。コスト対高級化、コスト対差別化のトレード・オフである。低価格と高級化を同時に追求している。相矛盾することを同時に追求する場合、往々にして中途半端な業態となってしまう。しかし、競争要素の適切な組み合わせにより、それを回避する。だから全くの空白地帯に参入し、成功を収めているのである。
学習塾業界でこれを実施しようとするとどうなるのであろうか。勿論組み合わせる競争要素は、異なるだろう。何をどのようにトレード・オフするか。ICTを取り入れることも、一案かも知れない。導入できる技術や企業のケイパビリティが、トレード・オフの方法に変化をもたらすことは、どの業界でも同じだ。
挑戦者は出て来ないものであろうか。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 『月刊私塾界』通巻400号記念寄稿メッセージ
    • これまでの道 これからの希望
<<TOP LEADER COMPANY>>

日能研関東グループ 小嶋 隆 社長

<<緊急提言>>

永瀬 昭幸 氏
株式会社ナガセ 代表取締役社長
『人口2億人社会の実現へ』
夢と希望に満ちた、
活気あふれる日本へ。

<<新しい塾のカタチ>>

松田 悠介 氏 Teach For Japan 代表理事

<<連載>>
    • 22 キーパーソンに聞く 日本の教育の鍵 特別対談

松井 彰彦氏・東京大学大学院 経済学研究科教授
×中室 牧子氏・慶應義塾大学 総合政策学部准教授
公平性を保つところが「公」の強みであり限界でもある
「私」が関わることで公の弱点を補強できる

    • 28 NEWS ARCHIVES
    • 64 HOT TOPICS 第41回・青木経営フォーラムIN 富山 開催
      業界屈指のパイオニア 片山浄見氏の成功哲学に学べ!
    • 74 学習塾の空間づくり 32 かいせい こどもスクール(大阪府高石市)
    • 80 挑む私学 星野学園中学校

118年の歴史を誇る星野学園は「国際人教育」「習熟度別学習指導」「情操教育」が柱に

    • 86 挑む私学【特別対談】 駒込学園中学校・高等学校

河合 孝允 校長×青木 淳 多摩美術大学准教授
先生と生徒が対等に話せる環境が成長のための大きな糧となる

  • 92 近況を聞く 株式会社Believe(AJ安藤塾)安藤 大作 代表取締役社長
  • 96 疾風の如く 61 KJゼミナール(兵庫県) 塾長 金城 貴保さん
  • 134 【誌上セミナー】私塾界リーダーズフォーラム 東京大会
  • 140 【誌上セミナー】私塾界リーダーズフォーラム 大阪大会
      好評連載
  • 27 目次・巻頭言
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 84 学習塾フランチャイズ研究所 56
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 247
  • 94 教育サービス業界 企業研究 22 どりむ社
  • 98 challenge~進化形jukuのカタチ23 はやぶさ進学教室
  • 100 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 13
  • 102 芸術見聞録 13
  • 104 会社を建て直すためのリーダー養成塾(最終回)
  • 106 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 14
  • 108 中学生からの子育てスクランブル 29
  • 110 井上郁夫の因数分解 5
  • 112 林明夫の「21世紀の地球社会」 108
  • 114 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 147
  • 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)16
  • 119 論点20148 知ってますか?通級指導
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 128 塾長のためのガジェット講座

 

広島大学 「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」

広島大学「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」の「実車シミュレーター」はクルマの前方にスクリーンを吊り、運転風景を映す。一般的なシミュレーターと異なるのは、人間の生体情報を医学的に分析する点だ。現在進行中のある研究では、医学研究で使う脳波計をドライバーに装着してもらい、ブレーキ操作、歩行者の横断といった様々な要因によって生じる脳波の変化をデータとして蓄積する。感覚や感性を客観的な分析が可能なデータとして収集し、理論化することで、魅力的で運転しやすいクルマの設計につなげる。

小学生の女子45%化粧の経験がある JMR生活総合研究所調べ

JMR生活総合研究所(東京・千代田)が昨年5月、小学1~6年生の女子600人に「化粧の経験があるか」と聞いたところ、45.3%があると回答した。母親などから化粧について教わったことがあるのは38.8%だった。一方、日常的な化粧を始めるのにふさわしいと考える時期は、小学生の48.3%が「社会人になってから」と回答。母親(600人)は52.8%が「大学生から」と答えた。

一橋大、留学を必修科目に

一橋大は、卒業のために必要な必修科目に、海外留学を加えることを決めた。グローバル人材の育成がねらいで、2018年度以降の入学者を対象にする方針だ。約1千人の新入生全員に、主に英語圏の大学で約4週間の語学留学をさせる。在学中に留学しなければ原則卒業できない。帰国子女のように海外での滞在経験がある学生に対しては、別の言語が使われている国への留学などを検討する。費用は企業やOB、OGからの寄付金と、国の補助金で賄うが、一部は学生の負担になるという。このため、経済的な事情がある学生向けの奨学金制度も作る予定だ。

佐賀 ・武雄市 ICT教育など議論 研究会

武雄市の教諭や大学教授らがICT教育などについて議論を交わす研究会が7月25日、同市の武内公民館であった。研究会は3回目で、武雄市が今年度から全11小学校で始めた反転授業の検証や、今年10月に1年生を対象に行うプログラミング教育について議論が交わされた。研究会は武雄市や東洋大学(東京)などが参加し今年4月に発足した。メンバーは他にプログラミング教育に協力している「ディー・エヌ・エー」(DeNA、東京)など民間企業も加わり、産学官で連携し、ICT教育を研究している。

2014年8月の塾歴(じゅくごよみ)

(7月28日現在/敬称略)

7月19日(土)~9月23日(火・祝)
NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社 主催
「SPACE EXPO 宇宙博 2014 NASA・JAXAの挑戦」
会場:千葉・幕張メッセ
お問い合わせ:☎03-5777-8600(ハローダイヤル)
8月6日(水)~8月7日(木)
東京大学 主催
「東京大学オープンキャンパス2014」
会場:東京大学本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
   ※集合場所は企画ごとに異なる。
対象:高校生および既卒生など(大学受験を予定している方)
お問い合わせ:☎03-3815-8345(事務局)
8月9日(土)~10日(日)
公益財団法人日本科学技術振興財団 主催
「青少年のための科学の祭典2014 松本大会」
会場:信州大学理学部 松本キャンパス(長野県松本市旭)
お問い合わせ:☎0263-37-2456(事務局)
8月20日(水)10:00 ─16:00
東進ハイスクール 主催
「2014年 大学学部研究会」
会場:東京国際フォーラム
お問い合わせ:
 http://www.toshin.com/hs/event/daigaku_gakubutaikou/
8月22日(金)~23日(土)
グローバル・コミュニケーション&テスティング(GC&T)主催
「TOEFL Juniorテストワークショップ」
[東京]22日(金)10:30 ─ 16:30 立命館東京キャンパス
[大阪]23日(金)10:30 ─ 16:30 公文教育会館
お問い合わせ:Email ▶ info@gc-t.jp(GC&T)
8月23日(土)~24(日)
東京大学 主催
中学生・高校生対象 ひらめき☆ときめきサイエンス
「アインシュタインの奏でる宇宙からのメロディ」
会場:東京大学柏キャンパス 宇宙線研究所6F
お問い合わせ:☎04-7136-5148(東京大学 宇宙線研究所 広報)
8月23日(土)~24日(日)
NPO法人 学びの支援コンソーシアム 主催
学び体験フェア「マナビゲート2014」
会場:東京国際フォーラム
お問い合わせ:☎03-3515-3540(事務局)
8月23日(土)~24日(日)
一般財団法人 東京私立中学高等学校協会、
東京私立初等学校協会、公益財団法人 東京都私学財団 主催
「2014東京都私立学校展 進学相談会」
会場:東京国際フォーラム
お問い合わせ:☎03-3263-0543
8月24日(日)10:00 ─15:30
神奈川県内の22校の私立中高一貫校が参加
「私立中高一貫校の集い in ひらつか」
会場:JR平塚駅ビル6階「ラスカホール」
お問い合わせ:☎046-23-3150(藤嶺学園藤沢中学校担当:荒・島貫)
8月29日(金)~30日(土)
NPO法人 CANVAS 主催
「ワークショップコレクション10 with モノづくり体感スタジアム」
会場:青山学院大学 青山キャンパス1号館・17号館
お問い合わせ:☎03-6456-1929(運営事務局)
9月14日(日)
 講演会 14:00 ─15:00 懇親会 15:30 ─17:00
高濱正伸・花まる学習会代表 主催
「高濱学級」~塾から日本の教育を変える
会場:花まる学習会 御茶ノ水教室
URL ▶ www.hanamarugroup.jp/takahama/
9月28日(日)13:00 ─18:00
全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
「私塾界リーダーズフォーラム2014 season2」大阪大会
会場:グランフロント大阪ナレッジキャピタルカンファレンスルーム
お問い合わせ:☎03-3987-0838(担当:中古)
10月5日(日)11:00 ─18:00
全国私塾情報センター(株式会社私塾界)主催
「私塾界EXPO 2014 in 東京」&
「私塾界リーダーズフォーラム2014 season2」東京大会
会場:御茶の水ソラシティカンファレンスセンター
お問い合わせ:☎03-3987-0838(担当:中古)
11月22日(土)~24日(月)
明治大学、国連広報局 共催
「模擬国連ワークショップ(MUN Workshop in Tokyo Japan)」
会場:明治大学 駿河台キャンパス
お問い合わせ:☎03-3296-4403(模擬国連ワークショップ担当)

「生活の豊かさ」日本は17位に UNDP2014年版「人間開発報告書」

国連開発計画(UNDP)の2014年版「人間開発報告書」が7月24日発表され、平均余命や教育水準、所得などのデータを基にした「生活の豊かさ」で、日本は17位だった。前年の16位から順位を下げたものの、報告書は東日本大震災を経験した日本などを参考に、災害に強い社会整備の必要性を強調した。都内での発表会見に出席した安倍首相は、「我が国は防災分野でリーダーシップを発揮していく」と述べた。「生活の豊かさ」の上位3か国はノルウェー、オーストラリア、スイスで、主要国では米国5位、ロシア57位、中国が91位だった。