Category: 塾ニュース

早稲田アカデミー、国立科学博物館の特別展「超危険生物展」に協賛

 株式会社早稲田アカデミーは、2026年3月14日から6月14日まで国立科学博物館で開催される特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」に協賛すると発表した。

 本展は、「食うため」「身を守るため」に進化させてきた危険生物の“必殺技”に焦点を当て、その能力のメカニズムを科学的視点から解説する企画展。人間を凌駕するパワーや毒、電撃など、生物が弱肉強食の世界を生き抜くために備えた“本気”の力を、多角的に紹介する。

 展示は大きく「肉弾攻撃系危険生物」と「特殊攻撃系危険生物」の2エリアで構成される。肉弾攻撃系では、巨大な体躯で圧倒するパワーファイター型や、鋭い牙で獲物を仕留めるキラーバイト型、角や爪などを武器とする武装型、大群で脅威となる生物などを取り上げる。特殊攻撃系では、猛毒を持つ生物、化学物質を利用する攻撃型、電撃を放つ生物、吸血による感染症リスクを持つ生物などを紹介する。

 会場では、貴重な標本や精巧なCG、模型、迫力ある映像展示などを通じて、危険生物の能力とその進化の背景を学ぶことができるという。

 早稲田アカデミーは、小学生・中学生・高校生を対象とする進学塾を全国で展開。「本気でやる子を育てる」を教育理念に掲げ、志望校合格に向けた学習支援に加え、挑戦する姿勢や課題解決力の育成にも注力している。今回の協賛を通じて、子どもたちの知的好奇心を育む機会を支援するとしている。

学書『高校SPIRAL』に理科3科目6点を追加 物理・生物・化学が上下巻で新登場

 株式会社学書は、高校生用通年教材『高校SPIRALシリーズ』の新刊として、【物理/上下巻】【生物/上下巻】【化学/上下巻】の6点をリリースすると発表した。各上巻は2026年2月に刊行済みで、下巻は2026年夏頃の発売を予定している。

 『高校SPIRAL』は、主に民間教育機関向けに展開する個別指導対応教材。高校の日常授業の理解促進や定期テスト対策を中心に、一部科目では大学入学共通テスト対策も扱う。基礎から標準レベルまでの問題を反復演習する構成で、学力の定着を図る設計となっている。解答解説では途中式や補足説明も掲載し、自学自習にも対応する。

 紙面は「STUDY GUIDE」で単元の要点を整理し、「POINT CHECK」で基礎確認、「PRACTICE」「REPEAT」で演習を重ね、「EXERCISE」「FINAL CHECK」で章末の総合問題に取り組む段階的構成。複数単元を横断する問題にも対応し、総合型選抜や学校推薦型選抜を見据えた日常学習にも活用できる。

 全教科で別売の「Teacher’s Guide(指導書)」を用意し、「STUDY GUIDE」部分の解説動画を無料提供するほか、映像授業コンテンツ「eduplus+」にも対応。さらに、生徒用・指導書のデジタル版「D-EDU Book」でも利用可能とする。

三省堂書店神田神保町本店、3月19日リニューアル開店

 株式会社三省堂書店は、三省堂書店神田神保町本店を2026年3月19日午前10時にリニューアルオープンする。午前9時40分頃から、すずらん通り側入口前でオープニングセレモニーを開催する。

 新本店のコンセプトは「歩けば、世界がひろがる書店。」。店内を巡る「知のハイキング」を打ち出し、「三省堂書店ハイキングマップ」を手に各フロアの“ランドスケープ”を回遊する仕掛けを導入する。ヒーローブック、スターブック、ルーキーブックといった切り口で本と出会う体験を提供し、スタッフによるガイドツアーも予定している。

 あわせて、「ようこそ世界の入口へ」と題した企画棚を展開。読書初心者や書店に敷居の高さを感じる層に向け、本の選び方や最初の一冊との出会いを後押しする。神保町の歴史や文化、街歩き本を紹介する「ようこそ本の街神保町へ」も設け、地域の情報発信拠点を目指す。

 オープン記念として、キービジュアルを用いたクリアファイルや記念切符風ノベルティを用意。クラブ三省堂会員向け特典も実施する(数量限定)。

 公開収録番組やトークイベントも相次いで開催。Podcast「神保町で会いましょう」には水野太貴氏と朝井リョウ氏が登場するほか、YouTube番組では竹下隆一郎氏×三宅香帆氏、池上彰氏×増田ユリヤ氏、林真理子氏×中村優子氏らが出演予定。3月19日の俵万智さんサイン会を皮切りに、直木賞受賞記念イベントや各種トーク&サイン会を4月にかけて実施する。

 建物は地上13階建て(延床面積約3,794坪)。1~4階が店舗フロアで、書籍・雑誌売場は約600坪、蔵書は約50万冊規模。文具雑貨「神保町いちのいち」、カフェ、イベントスペースも併設する。4階には「THE ジャンプショップ神保町」が同日開業予定だ。

 本の街・神保町の中核書店として再始動する新本店。リアル書店ならではの回遊性と体験価値を前面に打ち出し、読者との新たな接点創出を図る。

東大・吉田塁研究室、教育×生成AIリーダー育成プログラム始動

 東京大学吉田塁研究室は2月16日、教育における生成AI活用を推進するリーダー育成プログラム第1期生の募集を開始した。締切は4月12日。4月1日からオンデマンド学習用動画を順次公開する。

 本プログラムは、教育現場での生成AIの適切な利活用を実践・推進できる人材の育成を目的とした完全オンライン型カリキュラム。受講料は無料で、企業・自治体・学校など所属を問わず参加できる。YouTube、Zoom、Googleドライブ、Slackなどのツールを利用できることが受講条件となる。

 カリキュラムはオンデマンド学習を中心に、理解度確認テスト(任意)やライブセッションを組み合わせて構成。中間課題として知識テスト、最終課題としてレポートとプレゼンテーションを課す。修了者には修了証を授与し、特に高い推進力が認められた受講者を「教育×生成AI活用推進リーダー」として認定する。受講者同士が情報共有できるオンラインコミュニティ(Slack)も設ける予定だ。

 代表教員の吉田塁准教授(大学院工学系研究科)は、教育工学や生成AIを専門とし、文部科学省の学校戦略DXアドバイザーも務める。近年は教育現場における生成AI活用の研究と情報発信に注力しており、「教育に関わる一人ひとりが生成AIを正しく理解し、リスクを踏まえた有効な実践を進めることが重要」と強調する。

 自治体や企業ごとに活用方針が分かれる現状を踏まえ、全国で志を同じくする実践者をつなぐことも本プログラムの狙いの一つ。専門知識がなくても理解できる内容とし、生成AIをめぐる最新動向や活用事例を体系的に学べる機会を提供する。

CAC、滋賀大彦根キャンパスの無人店舗に顔認証決済を提供

 株式会社シーエーシー(CAC)は、滋賀大学、滋賀大学生活協同組合、株式会社滋賀銀行と連携し、滋賀大学彦根キャンパス(滋賀県彦根市)のイニシアティブ棟に顔認証決済を活用した無人店舗を設置する。3月5日にプレオープンし、3月25日午前10時に正式開業する。

 本取り組みは「産学金連携」によるもの。大学が販売スペースを提供し、生協が商品補充・販売管理を担い、滋賀銀行が決済機能を提供、CACが顔認証を含むシステム開発と技術提供を行う。

 店舗は約150アイテム(飲料・菓子中心)を扱い、24時間・年中無休で営業する。利用には事前に専用サイトで顔情報と決済方法の登録が必要。セルフレジで商品を読み取り、カメラで顔特徴点を照合することで本人認証と決済を完了する仕組みで、手ぶらでの支払いを可能にする。利用対象は滋賀大学の学生・教職員に限られる。

 有人店舗の営業時間外でも購買を可能にし、キャンパスの利便性を高めるとともに、購買データや画像認識技術を教育・研究に活用する計画だ。将来的には、マーケティング演習やデータサイエンス分野の実習への展開も見込む。

 CACは2023年に滋賀大学とデータサイエンス分野での連携協定を締結しており、本件はその具体化の一環。顔認証にはサイバーリンク社のAI顔認識SDK「FaceMe®」を採用し、Webアプリ(登録・管理)とPOSアプリ(認証・決済)を開発した。

 IT技術を活用した無人店舗の実装を通じ、地域金融機関・大学・企業が連携し、実証と人材育成を両立させるモデルケースを目指す。

すららネット、「ほめビリティ」を自治体向けに提供開始

 株式会社すららネットは、子育て支援サービス「ほめビリティ」を2026年4月から自治体向けに提供開始する。これまで保護者個人向けに展開してきたプログラムを、自治体の子ども家庭支援施策などで活用できる形に拡張する。

 「ほめビリティ」は臨床心理士監修のもと開発された実践型プログラムで、行動分析学に基づき、感情的な叱責に頼らない「適切な褒め方」を習得することを目的とする。子どもの行動を感覚や経験則ではなく科学的に捉え、家庭内での関わり方を具体的な行動レベルに落とし込む設計が特徴だ。

 自治体導入に先立ち、兵庫県川西市で簡易版プログラムを試行。事前アンケートでは、ゲームやスマートフォン利用時間への不安が83.3%、学習意欲低下への懸念が66.7%に上るなど、家庭内の関わり方に課題を抱える実態が浮き彫りとなった。実施後は「声かけを立ち止まって考えられるようになった」「感情的にならずに関われる場面が増えた」といった声が寄せられ、保護者の行動変化が確認された。

 プログラムは50日間のオンライン完結型で、3歳〜18歳の子どもを持つ保護者が対象。ブロンズ・シルバー・ゴールドのステージ制を採用し、動画やWebドリル、オンラインコミュニティでの共有を通じて実践を重ねる。

 学習内容は、行動のABC分析や目標設定などの基礎講座に加え、アンガーマネジメントやアサーティブコミュニケーションも含む。中心となるのは「具体的に褒める」「スルー後に褒める」「指示後に褒める」という3つのテクニックで、子どもの自立や親子関係の改善を図る。

 自治体の教育相談や家庭教育支援の枠組みの中で、専門職の個別対応に依存しない支援ツールとしての活用を見込む。すららネットは、オンライン活用により対面支援では接点を持ちにくい層にもアプローチできるとし、子育て支援の新たな選択肢として展開を進める。

小中高生の保護者8割超が学校外で英語学習を経験 重視される「話す力」と海外体験

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社である株式会社栄光が運営する栄光ゼミナールは、「小中高生の家庭の英語学習・海外留学に関する調査」を実施し、小学1年生から高校3年生までの子どもを持つ保護者2,094人から回答を得た。調査期間は2026年1月10日から20日まで。

 学校の授業以外で英語学習や習い事に取り組んでいると回答したのは、小学生保護者で53.7%、中学生保護者で74.1%、高校生保護者で62.4%。過去の経験者を含めると、小学生では約8割、中学生・高校生では9割以上が授業外での英語学習を経験していることが分かった。現在取り組んでいる内容は「学習塾・学習教室」が各学齢層で最多で、特に中高生では約9割に上った。小学生では「英会話教室(ネイティブ講師)」も3割を超え、英語学習アプリの活用は各層で約1割だった。

 英語学習の目的は学齢によって差が見られた。中学生保護者の69.9%、高校生保護者の77.5%が「受験対策」と回答したのに対し、小学生保護者では「将来役立つから」が58.2%で最多となった。英語4技能のうち、特に身に付けさせたい力は全学齢で「話す力」が最多で、小学生76.4%、中学生69.2%、高校生67.1%だった。

 海外留学やホームステイについては、高校生保護者の30.2%が「すでに経験あり」と回答。一方、未経験だが「今後経験させたい」としたのは小学生保護者で70.2%に達した。留学開始時期は「中学生」「高校生」とする回答が大半で、期間は「1週間~1か月未満」が最も多かった。

 進学先選びにおける英語教育の重視度では、「とても重視する」「やや重視する」との回答が小学生保護者で77.3%に上り、中学生67.5%、高校生59.5%と、子どもの年齢が低いほど重視する傾向が明らかになった。魅力を感じる取り組みとしては、「ネイティブ教員による授業数が多い」「希望者が参加できる海外研修制度がある」といった国際志向の施策が上位に挙がった。

 調査からは、早期段階では将来を見据えた英語力育成への期待が強く、学年が上がるにつれて受験対策としての実利的ニーズが高まる構図が浮かび上がった。学校に対しては、英語4技能、とりわけ発話力の強化と、実体験型の国際教育プログラムの充実が求められている。

早稲田大、インパクトVC「WIC」設立 Deep Humanity掲げ社会課題解決へ

 早稲田大学は、社会課題の解決を目的としたインパクト投資を行うベンチャーキャピタル(VC)の設立を目指し、その運営会社となる「早稲田大学インパクト・キャピタル株式会社(WIC)」を設立した。2026年中のファンド立ち上げを視野に入れる。

 同大は2022年、ディープテック分野の創業投資に注力する早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)を設立。理工系技術の社会実装を支援してきた。これに対しWICは、テクノロジーに人文・社会科学の知見を掛け合わせる「Deep Humanity(ディープ・ヒューマニティ)」をコンセプトに掲げ、社会的幸福の実現を目指す点が特徴だ。

 背景には、AIの急速な発展により、テクノロジーのみでは解決できない人間や社会システムの課題が顕在化していることがある。教育格差や医療アクセス不足、地域衰退、高齢化、メンタルヘルスなどの領域で、倫理観と志を持つ経営者と連携しながら課題解決型ビジネスを育成する構想だ。

 WICは、投資成果を財務的リターンだけでなく「社会的幸福(Social Wellbeing)」の促進で評価する。具体的には、「選択の自由」「貢献機会の公正」「共感とリスペクト」「心の健康と充実」の4要素を軸に、投資判断やモニタリングを行う方針を示している。

 また、社会問題の解決そのものを収益源とする「良い利益(Good Profit)」の創出を重視。社会的インパクトと財務的リターンが正の相関を持つ投資モデルの確立を目指す。

 WICは2025年10月21日設立。資本金は1,000万円で、WICパートナーズ有限責任事業組合が70%、学校法人早稲田大学が30%を出資する。代表取締役には大野聡子氏(早稲田大学商学部卒、公認会計士)が就任した。

 早稲田大学は2050年に向け「世界人類に貢献する大学」への進化を掲げる。WICはそのビジョンの一環として、文理融合の総合知を基盤に、新たな資本主義の社会実装を目指す取り組みと位置付けられる。

美しが丘中で「情報モラル」授業 ライフイズテックの教材活用

 ライフイズテック株式会社は1月30日、横浜市立美しが丘中学校(横浜市)で中学1年生102人を対象に、「ライフイズテック レッスン」を活用した情報モラルの授業を実施した。技術科(「技術・家庭」技術分野)の1コマ(45分)で行われた。

 SNSトラブルや著作権問題、生成AIの普及など情報環境が急速に変化する中、学習指導要領では「情報活用能力」が基盤的資質として位置付けられている。一方で、体系的な指導や授業時間の確保が課題とされている。今回の授業は、生徒が情報の扱い方を自ら判断できる力の育成を目的に企画された。

 テーマは「著作権やSNS上のトラブルなどから考える情報モラル」。
 前半30分はデジタル教材で基礎知識を学習。続く10分で「漫画の一場面をSNSに投稿するケース」など具体例をもとにディスカッションを行い、最後の5分でワークシートにより各自の考えを整理した。

 特徴は、情報モラルを単なる注意事項として扱うのではなく、「誰が困るのか」「自分ならどう判断するか」といった問いを通じて、知識を“判断力”へと転換する設計にある。デジタル教材、個人思考、対話活動を組み合わせ、主体的な学びを促した。

 同校の教員は、生徒が活発に意見交換を行い、SNSや生成AIといった身近なテーマについて自分事として考える姿が見られたと評価。横浜市立美しが丘中学校の横田由美子校長も、ワークショップ形式により双方向の学びが実現したとコメントした。

 また、東京学芸大学教職大学院の立田順一特命教授は、「正解・不正解の二択ではなく、状況に応じた判断を考えさせる構成が有効」とし、専門外の教員でも実践可能な教材設計を評価した。

「ライフイズテック レッスン」は中学技術分野「D 情報の技術」に対応するクラウド型デジタル教材。2026年度には新たに「D(3) 計測・制御のプログラミングによる問題の解決」が追加され、同分野の全項目に対応する予定。現在、教員向けに試用教材を提供している。

 ライフイズテックは2010年創業のEdTech企業。中高向け教材は全国600以上の自治体、約4,400校で導入され、累計200万人超にデジタル教育を提供している。今後も学校現場と連携し、情報活用能力の育成を支援する方針だ。

島津製作所と同志社大、包括連携協定を締結

 株式会社島津製作所と同志社大学は、教育・研究における連携を推進する包括的協定を締結した。産学連携を通じ、サイエンスコミュニケーション分野の人材育成や共同研究を進め、社会への貢献を図る。

 協定では、「サイエンスコミュニケーター養成プログラムの開発・実施」「島津製作所の研究者・技術者と大学院生の共修」「新たな共同研究の創出および大学院生の参画」など、多面的な取り組みを展開する。

 同志社大学は2016年に「サイエンスコミュニケーター養成副専攻」を開設し、文理を横断した教育を実施してきた。一方、「科学技術で社会に貢献する」を社是に掲げる島津製作所は、これまでも同副専攻の受講生向けインターンシップを実施するなど協力関係を築いてきた。

 2026年度以降は連携をさらに強化する。新たに開発するオンデマンド講義を基礎コースとして提供するほか、大学院レベルの応用講義を対面で実施。これを全学規模の大学院共通教育「サイエンスコミュニケーションコース」として体系化し、大学院生と同社社員が共に学ぶ場とする構想だ。

 協定期間は2031年3月31日まで(更新の可能性あり)。両者は教育・研究指導、共同研究を通じて相互の発展と社会的価値の創出を目指す。