Category: 塾ニュース

太陽光から水素、変換効率世界一…宮崎大・東大

西岡賢祐・宮崎大工学教育研究部准教授(40)、杉山正和・東京大大学院工学系研究科准教授(43)、藤井克司・同大総括寄付講座特任教授(55)の研究グループが、太陽光発電で得た電力で水を分解し、効率よく水素を生み出すことに成功した。太陽光が持つエネルギー量の24・4%を水素に蓄えることができ、エネルギー変換効率は世界最高という。グループは「二酸化炭素を出さない水素を活用する社会の実現につながる」としている。

園児の教材、今やデジタル 筆順・お絵かき…端末で

朝日新聞は10月16日、教育ICTの波が幼稚園や保育園にまでせまっていると報じた。取材先は、信学会グループの「栗田保育園」、福生市の「聖愛幼稚園」、鹿児島県鹿屋市の田園地帯にある「つるみね保育園」、東京の知育アプリ事業会社「スマートエデュケーション」、文科省、 東大大学院の山内祐平教授(教育工学)と幅広い。「幼児の端末使用については、心配する声も根強い」まとめかたが実に朝日新聞らしい。

 タブレット端末を使った教育が、幼稚園や保育園で少しずつ広がっている。小中学校の授業で活用が進む中、幼いうちから慣れさせる狙いがある。ただ、幼児が端末に触れることには、保護者などから心配の声もある。

全ての野菜 関税撤廃 TPP

環太平洋経済連携協定(TPP)で主要な野菜約100品目にかかる輸入関税がすべて撤廃されることが10月15日分かった。重要5項目の関税を維持したが、それ以外の農産品は大半で関税がなくなる。ピーマン、キャベツ、レタス、ホウレンソウなどの主要野菜に3%の関税をかけているが、TPPの発効後すぐになくすほか、タマネギは6年目になくす。消費者に恩恵が及ぶほか、海外産の野菜を使う外食産業にも追い風になる。ただ攻勢を受ける国内の農家には不安が広がっている。

「河野太郎とかけて釧路と解く その心は、〇〇が多い」麻生氏

10月15日に東京都内で開かれた河野国家公安委員長のパーティーでの一幕。

 麻生副総理兼財務相は、率直な物言いが多い河野氏について、「河野太郎とかけて釧路と解く。(その)心は湿原(失言)が多い」とちゃかした。
 その直後にあいさつした菅官房長官は「(河野)太郎ちゃんに失言が多いとの話だが、私は福岡(出身)の(麻生)太郎さんの失言を気にしている」と一刺し。

立命館大が「食科学部」 18年度開設

立命館大学(本部・京都市中京区)は10月14日、「食科学部(仮称)」をびわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)に新設すると発表した。2018年度の開設を目指す。定員は300人前後を想定。「食」を農学や栄養学からだけでなく、文化的な背景やビジネス、環境といった総合的な視点からとらえることができる人材を育成したいとしている。

フリースクールに法的位置づけを 馳文科相、立法後押し

フリースクールでの学習内容を義務教育の制度に位置づける法制化の動きが加速する。超党派の議員連盟で法案づくりを主導してきた自民党の馳浩氏が文部科学相に就任し、さっそく議員立法を後押しする姿勢を鮮明にした。13日の会見では、文科省内に自らを本部長とする「1億総活躍推進本部」の設置を表明。本部で取り組む課題として、フリースクールなどを念頭に「多様な場で、子どもたちが自信を持って学べる環境の整備」を強調した。

授業以外でするスポーツ、小中学生は水泳1位

バンダイ(東京)が小中学生を対象に実施した意識調査で、体育の授業以外でやっているスポーツで最も多かったのは水泳の16.5%。2位はサッカー(9.2%)で、テニス(6.3%)、野球(3.8%)と続いた。始めた理由は、水泳とテニスは「体力づくりをしたいから」がともに45.3%でトップ。サッカーは「友だち・兄弟がやっているから」の51.9%、野球では「親が好きだから」の37.5%が最多。好きな選手は1位がフィギュアスケートの浅田真央選手(13.1%)、2位がテニスの錦織圭選手(12.7%)、3位がフィギュアの羽生結弦選手(7.6%)だった。

電通、「アクティブラーニング」研究の専門組織設置

電通は10月15日、子供に能動的な学習を促す「アクティブラーニング」を研究する専門組織を設置する。広告の企画立案のノウハウなどを応用した学習法を研究する。アクティブラーニングは新しい学習指導要領に盛り込まれることが検討されている。

バカロレア、初の手引書 文科省

「国際バカロレア」の高校への導入を促そうと、文部科学省は高校や自治体向けの手引書を作った。文科省が作成したのは国際バカロレアの4段階のうち16~19歳向けのプログラムの手引書。国際バカロレアの理念、履修科目やその内容、教員確保の方法、学校側の費用などを説明している。政府はグローバル人材の育成につながるとみて導入拡大を目指しているが、学校現場の動きは鈍いのが現状。認定までの流れや導入の利点を解説し、関心のある高校などを後押しするのが狙いだ。

カドカワが来春開校のネット授業、「N高校」と命名

カドカワは10月14日、来春開く予定のインターネットを通じて学ぶ通信制高校の教育内容を発表した。学校名は「N高等学校」とし、本校を沖縄県うるま市におく。不登校の生徒らを受け入れ、IT人材を育成することなどを目指す。生徒はネットで、プログラミング言語「Ruby」の開発者まつもとゆきひろ氏らから情報技術を学べる。作家森村誠一氏や、デザイナーや声優を養成する「バンタン」の講師の講義も受けられる。グループ会社が運営するイベントを文化祭とするなどのほか、北海道などで職業体験もできる。