教育行政の充実に尽力 神戸山手グローバル中高・平井校長が文部科学大臣表彰を受賞

 神戸山手グローバル中学校・高等学校(兵庫県)の学校長を務める平井正朗氏が、地方教育行政の発展に寄与した功績により「地方教育行政表彰(文部科学大臣表彰)」を受賞した。この表彰は、各地域で教育行政の充実に顕著な貢献を果たした教育委員会関係者に授与されるもので、文部科学省が毎年実施している。

 令和7年度は全国で177名(都道府県・指定都市31名、市区町村146名)が受章し、10月9日に文部科学省で行われた「地方教育行政功労者表彰式」では、代表者5名にあべ文部科学大臣から表彰状が授与された。

 平井氏は、長年にわたり地域に根ざした教育の推進に尽力し、次代を担う子どもたちの育成や教育環境の充実に取り組んできた。同氏はこの授賞を受け、次のように私塾界にコメントを寄せた。

平井正朗氏

「このたび、地方教育行政表彰(文部科学大臣表彰)を賜り、身に余る光栄に存じます。大阪市教育委員会の一員として、多くの先生方、子どもたち、そして地域の皆さまと共に、より良い学びの在り方を模索してきた日々を思い起こします。教育行政の使命は、制度を整えることだけでなく、現場の教師一人ひとりが力を発揮できる環境をつくることにあります。カリキュラム・マネジメントを軸に、学校と行政、地域が協働しながら子どもたちの未来を育む取り組みを進めてこられたことを誇りに思います。今回の受賞を励みに、引き続き教育現場の創造と連携を通して、日本の教育の質向上に微力ながら尽力してまいります。」
 今後も地域教育のさらなる発展が期待される。

東京個別指導学院、上場廃止へ ベネッセHDの完全子会社化で連携強化

 株式会社東京個別指導学院(東京・新宿区)は10月14日、取締役会を開き、親会社であるベネッセホールディングス(岡山市)による完全子会社化および株式の非公開化を決議したと発表した。これに伴い、同社株式は2026年1月に東京証券取引所スタンダード市場から上場廃止となる見通し。

 上場廃止の正式決定は、2025年12月開催予定の臨時株主総会での承認を経て行われる。完全子会社化後も事業は継続し、従来通り個別指導塾事業を中心に運営を続けるという。

 現在、ベネッセは東京個別指導学院株の62%を保有している。今回の完全子会社化は、グループ内での連携を強化し、新規事業の開発や戦略的投資を通じて教育事業のシナジー効果を高めることが目的。

 同社は「ベネッセグループとの協働を一層進め、教育サービスの質と成長性を高めていく」としており、上場廃止後もブランドや事業体制に変更はない見込みだ。

 詳細は同社公式サイトに掲載された「株式併合および定款変更に関するお知らせ」で確認できる。

京都大学とNTT西日本がMoUを締結

 国立大学法人京都大学(京都市左京区、湊 長博 総長)とNTT西日本株式会社(大阪市都島区、北村 亮太 代表取締役社長)は、相互の知見・資源を活用し、地域社会の発展および学術・技術の振興への寄与に向けた、MoU(Memorandum of Understanding、覚書)を2025年10月15日(水)に締結した。

背景・目的
 データ社会の進展に伴い、データ駆動型研究はさまざまな分野で重要性が高まっている。大学には学術的知見を基盤とした先端研究の推進が、企業には社会実装を通じた持続的成長への貢献が求められている。
 京都大学は長年にわたり、多様な学術領域で世界を先導する知見を蓄積し、社会課題解決のための研究開発と人材育成に取り組んできた。一方、NTT西日本は地域社会に根ざしたICTインフラを強みとし、デジタル技術を活用した新たな価値創造に挑戦している。
 このような背景のもと、京都大学およびNTT西日本が、教育・研究・人材育成・地域貢献・技術開発等の分野において協力関係を構築し、京都大学が掲げるキャンパスプラットフォーム構想の実現およびそれに向けたInnovative Optical and Wireless Network(以下、「IOWN」)技術の実装、人材交流(研究者の育成・確保・活用)、知的財産管理等を含む包括的な連携を推進することを目的に、本MoUを通じ、取組の強化を一体となって実施していく。
 
取り組み
 京都大学およびNTT西日本は、以下の項目について、相互に連携・協力し、取り組みを強化していく。
京都大学が掲げるキャンパスプラットフォーム構想の実現に向け、NTTのIOWN技術を活用した新たな協創基盤の創出
IOWN技術の社会実装を加速するため、教育・学術分野への応用および地域社会への展開
社会課題の解決に資する実証プロジェクトおよび共同研究の推進

MoU締結時期
2025年10月15日(水)

今後の展開について
 京都大学およびNTT西日本は、これまで以上に連携強化した検討・取組を一体となって実施することで、地域社会の発展および学術・技術の振興への寄与による新たな価値創造に努めていく。

こどものための読み放題型電子図書館「Yomokka!(よもっか!)」が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞

 株式会社ポプラ社(東京・品川区、加藤 裕樹 代表取締役社長)が小・中学校向けに教育ICTプラットフォーム「MottoSokka!(もっとそっか!)」を通じて提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!」が、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。

「Yomokka!」は、小・中学校の1人1台端末で、場所や時間にとらわれず電子書籍が読み放題となるサービスだ。こどもの興味・関心に応える豊富なコンテンツを揃え、児童書出版社ならではの視点で、読書が苦手なこどもにも親しみやすく楽しめる機能を実装している。既に全国の自治体・学校において活用されている実績と、居住地域や家庭の経済環境に左右されない読書環境が高く評価された。

■製品名称
子どものための読み放題型電子図書館「Yomokka!」
■製品概要
「Yomokka!」は、小・中学校で配布されている1人1台端末向けに提供する電子書籍読み放題サービス。豊富な児童書コンテンツを揃え、読書が苦手な子でも楽しめるUI/UXを採用。読書履歴の可視化や本棚カスタマイズ、本の感想コメントを書いたり閲覧したりできる機能などを搭載し、読書習慣の定着と主体的な学びを促進する。全国の自治体・学校単位で導入可能で、教員用ダッシュボードにより読書量や利用時間の把握も可能。クラス全員が同じ本を同時に読める環境を提供し、教育現場の負担軽減にも貢献する。

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
 十分な図書予算を確保していない小規模自治体等に向けた、子どもに特化した読み放題サービスの提供が評価のポイントとなった。既に75,000人を超える子どもたちが利用している実績も重要な評価要素である。また、子どもにもわかりやすい楽しげでフレンドリーなUIデザインも評価された。このようなサービスは、地域格差による教育機会の不平等を解消する社会的意義も持っている。図書館予算が限られた自治体においても、デジタル技術を活用して子どもたちの読書環境を充実させる取り組みとして、今後のさらなる展開に期待したい。

大学独自アプリにマルチエージェント構成のAIアドバイザー機能を搭載

 追手門学院大学(大阪府・茨木市、真銅 正宏 学長)は、大学公式アプリ「OIDAIアプリ」向けに、生成AIを活用した新機能「AIアカデミックアドバイザー(仮称)」を新たに開発した。「OIDAIアプリ」の最新版となるバージョン6.0として、2026年3月に正式にリリース予定だ。
 この機能は、日本で初めて大学独自アプリにマルチエージェント構成の学生向けAIアドバイザーを実装するもので、統合データベースと呼ばれる個々の学修データや行動データ、就職情報などを集約したデータベースを基盤に、生成AIが学生一人ひとりに最適化された学修支援を提供する。

 AIアドバイザー機能は、大学の統合データベースに蓄積された学修情報や学内情報、学生の入力する学びやキャリアにおける興味・関心等をもとに、履修・資格取得・留学・就職活動、課外活動など、学生生活に関する様々な相談に対して個別最適なアドバイスを提供する。学生がバディエージェントに相談をすると、相談内容に応じて各領域に特化したエージェントが回答を生成する。

 このマルチエージェント構成の仕組みは、従来の単一エージェントによる構成と比較して、正確性(精度の高い応答)、保守性(応答の改善のし易さ)、拡張性(新しい分野への拡張)の点で優れており、日本の大学における独自アプリへの採用・実装は初となる。また学生のCXを重視し、「Inspire」「Personalize」「Bridge」の3つを開発原理に掲げ、全てを本アドバイザー上で解決しようとするのではなく、学生の気づきや挑戦を促し、教職員による丁寧な支援を必要とする場面では、対人支援に適切に繋げていくことをめざした点も大きな特長だ。

世界初の「英語による袴歌舞伎」に中高生が挑戦

 仙台育英学園高等学校秀光コース・秀光中学校では、2025年10月18日(土)に開催される学園祭「秀光祭」にて、世界初となる「英語による袴歌舞伎」を披露する。
 歌舞伎俳優・中村壱太郎氏、中村翫政氏、中村京純氏の直接指導を受けたESS部の中高生が、伝統文化と英語の融合に挑戦する。
 秀光コース・秀光中学校では、「国際バカロレア(IB)プログラム」を軸に、グローバルシティズンを育てる教育を重視している。
 今回の「英語による袴歌舞伎」はその一環として企画されたもので、生徒たちは、脚本の英訳や演技、所作、発声、舞台構成などについて学びながら、小道具の一部を作成するなど、舞台づくりに参加した。
 特別指導として、歌舞伎俳優の中村壱太郎氏、中村翫政氏、中村京純氏をお招きし、本格的な稽古を重ねてきた。歌舞伎の所作や発声、舞台の心構えに至るまで丁寧な指導を受けた。
 演目は歌舞伎の名作『車引』。中村壱太郎氏が昨年度、リンデンホールスクール様で英語歌舞伎『車引』をご指導された前例があるが、今回はさらに一歩進み、英語・歌舞伎・紋付袴という三要素を融合させた新たな挑戦として位置づけられている。
 袴をまといながら英語で演じるという試みは、日本文化を英語で表現する世界初の試みとして業界関係者からも注目を集めている。
 生徒たちは、伝統芸能の美しさを理解しながら、英語による新しい表現の可能性を探求しており、「文化の継承」と「グローバルな視点」を両立する教育活動の象徴となっている。

【開催概要】
イベント名: 第30回 仙台育英学園高等学校秀光コース・秀光中学校 秀光祭
日時: 2025年10月18日(土)9:30~
会場: 仙台育英学園高等学校 秀光中学校 宮城野校舎(宮城県仙台市宮城野区宮城野2-4-1)

熊本大学とアカリク、博士課程学生・留学生のキャリア支援に関する覚書を締結

 国立大学法人熊本大学(熊本市、小川 久雄 学長)と、大学院生・研究者のキャリア支援を専門とする株式会社アカリク(東京・渋谷区、山田 諒 代表取締役)は、大学院博士課程・博士後期課程学生および留学生(以下、博士課程学生等)のキャリア形成支援を共同で推進することに合意し、連携協力に関する覚書を締結したことを発表した。
 2025年3月6日に熊本大学 黒髪南キャンパス内にてスタートした学生のためのコミュニティスペース「アカリクラウンジ 熊本大学」での連携をさらに深化させ、キャリアセミナーや企業マッチング企画など、博士課程学生等の多様なキャリアパス構築に向けた具体的な支援プログラムを共同で展開していく。

社会が求める高度人材のキャリア課題
 近年、イノベーション創出や国際競争力強化の観点から、高度な専門知識を持つ博士人材や、多様な文化背景を持つ留学生の活躍に対する期待が社会的に高まっている。一方で、博士課程学生等が自身の専門性や、研究を通じて培ったスキルを活かせるキャリアを見つける上では、企業との接点不足やキャリア情報の非対称性といった課題が存在している。 熊本大学とアカリクは、こうした課題を解決し、学生一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮できる未来を創造するため、産学連携による体系的なキャリア支援が必要であるとの認識で一致した。

覚書に基づく具体的な取り組み
 覚書に基づき、アカリクが15年以上にわたり培ってきた大学院生のキャリア支援ノウハウと、熊本大学の教育・研究資源を組み合わせ、以下を例とする取り組みを実施する予定。

大学院生向けワークショップ・キャリアセミナー
大学院進学と就職を考えるキャリアセミナー
博士課程の有意義な過ごし方ワークショップ
博士の就職活動ガイダンス、自己分析ワークショップ
専門性を活かしたコラボレーション創出体験ワークショップ
留学生向け施策

日本での就職を目指す留学生と企業とのマッチング企画
留学生向け就職活動対策セミナー
その他

キャリアの専門家にによる1on1キャリア相談
大学院生のキャリアに関する教職員向け研修 など

覚書締結の経緯
 2025年3月のネーミングライツ契約締結による「アカリクラウンジ 熊本大学」スタート以降、当該ラウンジは多くの学生や教職員に利用され、多様な交流が生まれている。その中で、学生たちが抱えるキャリアに関する具体的な悩みやニーズが明らかになった。これを受け、熊本大学とアカリクは、単なる「場」の提供に留まらず、より踏み込んだキャリア形成支援を行うべく、今回の覚書締結に至った。

FCE Smart BoardingにAI学習コンテンツが追加

 株式会社FCE(東京・新宿区、石川 淳悦 代表取締役社長)は、人財育成プラットフォーム「Smart Boarding」に新たにAIに関する学習動画コンテンツ27本を追加した。企業が生成AIを自在に活用できる人財を育成できる環境を整え、現場の生産性向上と組織全体の成長を力強く後押しする。

生成AIをゼロから学び、組織活用できる人財を育成
 今回のコンテンツ追加により、Smart Boardingにおいても、昨今急激に需要が高まっている生成AIに関する学習の要望に応えていく。動画コンテンツは、FCEが運営してきた生成AI学習プラットフォーム「FCEプロンプトゲート」で提供してきたAI学習コンテンツをベースとしている。

 新たに追加されたAI学習コンテンツでは、以下のテーマを体系的に学ぶことができる。
・生成AIの基礎、リテラシー習得
・生成AIで何ができるのかを理解する実践演習
・効果的なAI活用のためのプロンプトデザイン

京阪電鉄が「AI英会話スピークバディ」を導入

 株式会社スピークバディ(東京・中央区、立石 剛史 代表取締役CEO)は、京阪電気鉄道株式会社(大阪・枚方市、井上 欣也 社長)にて、急増する訪日客に対する接客現場での英語力強化策として、スピークバディが提供する「AI英会話スピークバディ」が導入されたことを発表した。
 公共交通機関を運営する企業での導入は、初の事例となる。

「AI英会話スピークバディ」は、2016年にリリースした日本初のAI英会話アプリ。従来の「人との対話」ではなく、感情豊かなキャラクター(AIバディ)との対話を通じて、英会話を習得する。英会話学習によくある「間違えるのが恥ずかしい」「一人では続けられない」という心理的なハードルに対して、AIバディが安心して話せる会話相手となり、いつでもどこでも楽しみながら学習を続けられる点が特徴。
 1,000以上のシーンからなるストーリー仕立てのレッスンは、幅広い学習目的・レベルに対応しており、訪日客対応に特化した「接客英語」も含め、実用的な英会話が学べる。
 サービス開始以来、個人の学習者を中心に利用者を伸ばしてきた同サービスだが、近年はインバウンド再燃により、観光現場における英語スピーキング力強化にも有効との評価をいただき、ホテル・小売などでの導入も進んでいる。

自転車の安全利用を啓発する特設サイト、「自転車ナビ」を新規公開

 JAF(一般社団法人日本自動車連盟、坂口 正芳 会長)は、自転車の安全な利用を啓発し、交通ルールの理解促進と事故防止を目的とした特設サイト「自転車ナビ」を10月3日(金)に公開するとともに、交通安全教育において事故防止効果のある「実写版」危険予知・事故回避トレーニングの新作動画2本を9月29日(月)、30日(火)にJAFウェブサイトおよびYouTube公式アカウントで公開した。

■自転車の交通安全啓発サイト「自転車ナビ」を新規開設
 日常の手軽で便利なパートナーとして子どもから大人まで幅広く使用されている自転車だが、免許不要で乗ることができる一方で、正しい交通ルールの認知や教育の機会が不足している現状がある。
 2026年4月1日から改正道路交通法が施行されることとなり、自転車の乗り方や自転車関連の違反、事故への関心が高まっている。
「自転車ナビ」では、未就学児の子どもから大人までそれぞれのライフステージごとで、自転車に乗る際に気を付けてほしいことや自転車が関係する事故の事例と事故を避けるための対応のほか、年代を問わず自転車利用の際に押さえておきたいポイントを紹介している。
自転車ナビ:https://jaf.link/4nMMxdM

■「実写版」危険予知トレーニング「自転車編」の新作動画2本を追加公開
 危険予知トレーニングとは交通安全教育において事故防止効果のある手法とされており、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより交通事故を未然に防止しようとするもの。
「安全」に危険な場面を覚えることで、予測する能力のトレーニングになる。
 自転車が関係する違反や事故に注目が集まるなか、今回は道路上での危険な場面を再現し、交通違反や事故の防止の啓発を目的として自転車編の追加公開をした。

▼JAFウェブサイト「実写版」危険予知・事故回避トレーニング:
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/online-training/risk-prediction
▼YouTube(JAFChannel)公式アカウント
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJfKB1JtrvvsGBWa6epvIntxWVs4-zGGP
▼交通安全3分トレーニング
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/online-training/traffic-safety-movie/3-minutes-traning