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出産育児一時金、42万円を継続

厚生労働省は7月7日、出産時に公的な医療保険から母親に支給する「出産育児一時金」の額について、いまの42万円を継続する案を社会保障審議会の部会に示し、了承された。一時金は39万円が基本で、お産の事故に備えて「産科医療補償制度」に支払う3万円を上乗せした計42万円を支給している。来年から補償制度の掛け金が1・6万円に減額される。そのため、あわせて一時金の引き下げを求める声がでていた。お産の平均費用は年々増え、2012年度は約48万6千円となった。

国宝・重文109件が不明 文化庁が調査

文化庁は7月4日、国の重要文化財指定を受けた美術工芸品全1万524件の所在を調査したところ、国宝の刀剣1件を含む109件が所在不明になっているとを発表した。盗難が最も多いが、所有者の死去や転居の際に不明になった作品も多い。文化財の保護は「所有者任せ」の部分が大きく、文化庁はメールなどを通じて所在を定期的に確認するなどの対策を講じる。今回の調査結果によると、所在不明の理由は「盗難」が33件で最多だった。海外での転売目的の窃盗グループによる犯行とみられ、社寺の被害は25件に上った。

山手線利用減る 渋谷駅3万3000人減 JR東、昨年度乗車人数

東日本旅客鉄道(JR東日本)がまとめた2013年度の乗車実績では、昨年3月開始の東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が人の流れを大きく変えたことが鮮明になった。渋谷駅ばかりでなく、山手線の利用客も減少した。JR東日本によると、13年度の山手線(新宿経由の品川―田端間)の1日当たり利用客数は12年度比0.02%減った。微減とはいえ、首都圏では京葉線が3.8%増加したのを筆頭に、埼京線や武蔵野線、中央線、東海道線など主要線区で軒並み増加しており、山手線の利用減が際立つ。

練成会グループ 「東京インターナショナルスクール 札幌円山アフタースクール」を札幌市内に開校

練成会グループ(札幌市、奥山英明会長)は12日、この夏開校する「東京インターナショナルスクール 札幌円山アフタースクール」の内覧会を関係者に向けておこなった。同スクールは「英語で学ぶ学童保育」で、教師は全て英語ネイティブ。札幌円山アフタースクールのエントランスカリキュラムは、国際バカロレア認定校である東京インターナショナルスクール(東京都港区)と住友商事の提携により開発されたもので、「探究型カリキュラム」にヨガやダンスといった全身を使う運動プログラムやiPadを使ったICTを組み合わせ、21世紀型の健やかな人格形成を目指す学習スタイルとなっている。

札幌円山アフタースクールのホールスクールの開校にあたって、練成会グループ グローバル事業部・統括本部長の今野裕二氏は「北海道の子どもたちにこれからの時代に有益なグローバル・スキルを身につけてもらうことで、これからの日本、そして世界をリードする人材を輩出していきたい」と意気込みを語る。また、今後ますます女性の社会進出が進み、学童保育の需要が高まる中で、預かりだけでなく高付加価値の教育サービスを提供することで、新たな需要に応えていく構えだ。

札幌円山アフタースクールの教室同社では来春より英語で学ぶ幼児園「札幌円山キンダガーテン」を開園する予定で、連日開催している体験会を兼ねた保護者向け説明会でも、毎回定員を超える申し込みがあり、熱心な保護者からの問い合わせが相次いでいるという。

AED解禁10年 普及35万台

心臓に電気ショックを与え、蘇生させる自動体外式除細動器(AED)が、一般市民に“解禁”されて10年となる。AEDを使えるのは医療従事者に限られていたが、厚生労働省が2004年7月、市民にも使えるようにした。これを機に設置数が急速に増加し、厚労省研究班によると、一般用では12年までに約35万台が販売され、駅や学校、企業などを中心に設置されている。ただ使い方を知らなかったり、ためらったりする人が多く、活用事例は少ない。民間団体や消防による普及への取り組みが進む。

SIMフリーiPadが登場

7月1日、アップルは、タブレット型端末「iPad」で、利用者が携帯電話会社や通信会社を自由に選べるSIMフリーのモデルを発売した。
「iPad Air」の16GBが6万1800円(税別)など。iPadで携帯電話会社と契約する機種は、利用者の情報を記録したSIMカードを差して通信するが、その会社のSIMカードしか使えない。SIMフリーモデルは他社に自由に乗り換えられる。
教育現場でのiPad利用の促進となるか。

山手線 消える中づり 新型車両、来秋デビュー 

JR東日本は7月2日、新型の通勤電車「E235系」を開発し、来年秋から山手線で営業運転を始めると発表した。約20インチの液晶広告画面を1両あたり13~20カ所設置し、動画の広告やニュースを流す。その代わり、中づり広告をなくすという。優先席も増設し、ベビーカーや車いすの乗客が利用しやすいように全車両に「フリースペース」も設ける。同社は「将来は山手線以外の路線でもメーン車両として採用する」としている。

飯田橋駅ホーム200メートル移設 JR東日本

東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月2日、中央線飯田橋駅のホームを新宿駅方面に約200メートル移設すると発表した。現在のホームと列車のドアまでの距離は最大で約33センチメートル。カーブ状のホームに列車が斜めに傾いて停車するため、すき間がより大きくなる。これを新しいホームでは15センチメートル程度に縮める。より直線を確保できる西側にずらすことで隙間を縮め、転落を防ぐ狙い。今年度に設計に着手し、2020年の東京五輪までの完成を目指す。投資額は全体で100億円以上になる見通しだ。

就学援助対象、71自治体で縮小の恐れ

「就学援助」の対象者が、全国の71自治体で縮小される可能性がある。就学援助の対象者は全国で約155万人と、全公立小中学生の15・64%に上る。申請すると、給食費や体育用品など平均で年に約7万円分の援助が受けられる。調査は4月、全国1768市区町村を対象に実施。その結果、4%の71自治体が、対象となる所得額を「生活保護基準額の1・3倍」などと連動する形で定め、かつ基準変更など対象者が減らないような対応はしていない。このうち県庁所在市と政令指定都市は、横浜市、相模原市、富山市、大津市。

国産線香花火、人気が再燃

国産の線香花火は火花が大きく火玉が落ちにくいのが特長で、各地の生産者や花火問屋が協力して伝統をつなぐ。贈答品などとして百貨店の売り場でも好評。松をいぶしてできる松煙、硫黄、硝石……。線香花火1本の火薬量は約0.085~0.1グラム。配合を間違えれば火花がきれいに飛ばず、和紙で火薬を包む力加減が弱すぎると火玉がすぐに落ちてしまう。線香花火が日本で作られ始めたのは江戸時代。長野や愛知、福岡を中心に職人らが手作りで生産してきたたが、1980年以降、安価な中国産の大量輸入が進み、国産品は次第に姿を消していった。